始まりは、バイブレーターが2つ

誕生日から半年くらい過ぎたというのに、
「だいぶ遅くなったけど」とプレゼントを手渡してくる友人たちがいた。


30後半をすぎた頃から誕生日は昔ほど絶対的なイベントじゃなくなるし、
そもそも、みんながそれぞれに忙しい。
ということで、こういう展開があってもあくまで通常運転という気がするが、
通常じゃ全然なかったのが、受け取ったプレゼントの中身。


いわゆるセックストイが2つ。

セックストイ? 
プレジャートイ?  
…なんて言うんだろう?


「…ついに、そういう時代が来たんだね〜(笑)」。
思わずそう言ってしまった。
というのも、最近こういうプロダクトのデザインが進化していると
聞いたことがあった。ポップだったり、洗練されてたりと、
いかにもそれらしい見た目じゃなくなっていると。

フェムテックという分野が盛り上がっているらしいし、
それにつれて「セルフプレジャー」って言葉も耳にする機会も多くなっている。

でも、個人的に使った経験はこれまでゼロだ。

どうやって使うんだ? 安全なの? あるいはそもそも使うのか?  

なんて考えてしまった…というのが率直なリアクション。

ひとまずこの日は開封したのみ。
そもそも自分はあまり電気振動に興味がない気がするなあ…というのが正直な感想だった。

それに、生活の中にセックストイ(とこのブログでは呼ぶことにした)があること自体、
自分にとって自然だとは、あまり感じられない。
そもそも、
いかにもアダルトな見た目の道具なんて最初からダメ、到底受け付けない…という拒否反応がある。


でも、この時はそこまで嫌悪感を抱かなかったんだよな〜という不思議。
多分、彼女たちが選んできたプロダクトのデザインのせいだと思う。

で、この不思議な感覚がきっかけになって、
自分まわりの半径5メートルくらいの範囲でセクシャルウェルネスについて考えてみたいと思うようになった。


その記録を、ここで公開してみようと思う。きっと、自分みたいに考えている人がほかにもいるんじゃないかと思って。

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