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42.195㎞を走って変わったメンタル

2022年3月13日。わたしはやっぱり名古屋にいました。


「ティファニーのペンダントがほしいから、一緒に名古屋ウィメンズマラソンを走りましょう!」と誘ってきた後輩。

後輩のためにとフルマラソンを走ることを決めたのに、
入金忘れで、結局エントリーできたのはわたしだけとなってしまいました。

後輩のためにと走ることを決めたのに。

なんだかバカを見たわたしはやる気が上がらず、
がんばることに疲れて
ずっとずっと走るかどうか迷っていました。

でも、いとこが一緒に走れることになり
なんとか気持ちを持ち直して当日を迎えました。


最高気温は3月にしては高すぎる20℃の予報。
こんな暑い中走れるかな、とか色んな不安を抱えながらスタート地点となる名古屋のドームに到着すると、
これから一緒に42.195㎞を走るたくさんの女性たちがいました。

さすがフルマラソンにチャレンジする女性たちだけあって、みんなスレンダー。
マスクをしていても、イキイキとした表情なのがわかって

なんだか抱えていた不安とか、ずっとずっと考えていた迷いとかがぶっとんで
とてもワクワクしてテンションが上がるのがわかりました。

吉田沙保里さんに手を振ってもらいながらスタート。
沿道に出るとたくさんの人ががんばれーと応援してくれていました。

ランナーも思い思いの服装で走っています。

志村けんの変なおじさん、ピカチュウなど。ドナルドダックは3名くらいいました。

「戦争反対」「世界平和」と書いたTシャツを着て走っている方がいました。

ほんと平和でないとこんな風にマラソンなんて走れない。
わたしは幸せだなと感じたのと共に、戦争が早く終わることを願いました。

そして、そうだ、今日はずっとずっと笑顔で走り切ろうと決めました。
とたんに、走ることがものすごく楽しくなってきました。

もちろん30㎞を過ぎると脚やら首やら痛くなってきました。

でも、走ることが楽しくて、沿道のみなさんやボランティアの方々に応援してもらえることがうれしくて
最後まで幸せな気分で走ることができました。

帰りの新幹線。疲れてはいたけどまだ覚醒していて、全く眠れませんでした。
給水で飲んだレッドブルのせいかな、とか思っていたのですが
なんだかフルマラソンを走って、すごく気持ちがスッキリして
それがうれしくて眠れなかったのかもしれません。


チャレンジすることにずっとずっと悩んでいたのに、チャレンジしてみたらこんなにも変われるんだなと、
自分でもびっくりするくらい。

その後も色んなことに前向きになれ、色んな人に優しくできるようになりました。

後輩にも笑顔で、がんばってきたよーと報告できました。

ランナーのみなさんのパワーや笑顔、沿道の応援やボランティアの方々の優しさ、そして自分のがんばろうと思う気持ちが重なって

とても良いメンタルになりました。

精神的に本当に成長できたフルマラソンだったなと感じました。


もうフルマラソンはいいやと思っていたけど、
次はまた東京マラソンを走ってみたいなと思っています。

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