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水原一平さんの通訳


WBC優勝しましたねー🥇

本当に日本に素晴らしいVibeを吹き込んでくれました❣️ ありがとう、侍ジャパン🇯🇵

選手の活躍だけでなく、今回注目されたのが通訳の水原一平さんでしたね。

私も職業は通訳ですが、通訳は本当に頭を使う大変な仕事なんです。

水原さんは、アメリカ育ちだから英語も日本語も堪能。だから通訳は簡単だと思われる方も多いと思いますが、英語力だけでなく、国語力も重要です。アメリカで育った人には、日本語は問題なく話せるけど、なんとなく不自然な日本語を使う日系アメリカ人や帰国子女も多いのです。

今回水原さんが行っていたのは、逐次通訳というものです。

通訳には3種類あります。

・逐次通訳
・同時通訳
・ウィスパリング通訳

逐次通訳とは
話者が言いたい事を言い終わったタイミングで訳す方法です。逐次通訳は、リテンションスキルといって記憶するスキルが必要となってきます。

同時通訳とは
専門のデバイス等を使用しながら、同時に通訳を行います。基本的には通訳者は二人以上いて、15分交代で通訳をします。

ウィスパリング通訳とは
エグゼクティブな方などに向け、隣に座り文字通り囁くように通訳するものです。

同時通訳は、通訳の中で1番難しいと思われがちですが、実は逐次通訳のほうが難易度が高いのです。ノートを取ることも出来ますが、全て言っていることを書こうとしたら間に合いません。
記号などを用いながら、同時に話の内容を記憶し通訳します。これがこれが、大変なわけです。

水原さんは、きっと野球の知識もあるのでしょう。きっと昔野球をしていたのかな?なんて想像してみたり。もしかしたら、一から勉強されたのかもしれませんね。

今回の水原さんの通訳は、的確に簡潔に通訳されていました。通訳が入ると、その場の会話時間が長くなってしまうことがあります。簡潔に的確に伝え、使う単語も瞬時に選びます。

アメリカ人のキャスター(元メジャーリーグスター)が、大谷選出に、トラウトとは兄弟のような存在なのに、Why you gotta get so nasty on him?( トラウト選手) と言ったところを…

なんで彼にあんなエグい球を投げたんですか?と訳されていました。

“エグい球”という表現は so cool!! 🥇

通訳として、大きな学びとなりました。

通訳は魔法使いくらいに思われがちですが、リサーチや勉強にも時間を費やしているんです。
ε-(´∀`; )

これから、通訳に関してのコラムも書いていきたいと思います。

あ、水原さんも🏅貰えたみたいですね(^^)

おめでとう、侍ジャパンと水原さん❣️

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