Unity+VuforiaでAR(拡張現実)しよう
UnityでARやりたくて、Udemyの講座買ったら情報古くて残念な感じ ( ·᷄ ︵·᷅ )仕方ないので、今の最新バージョンのUnityとVuforiaでARする方法を調べました。忘れないようここに書いておきます。
環境とバージョン
使用したパソコンとUnityのバージョンを紹介します。
パソコン:Surface Pro4 Windows10
Unityバージョン:2019.3.0a3
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では、早速つくっていきましょう。
1. ARマーカー用に画像を用意しよう
ARマーカー用の画像を作ります。複雑な画像の方が、マーカーとしての認識しやすいようです。
ARマーカー用に作成した画像
2. Unityをインストールしよう
公式サイトからUnityのインストーラをダウンロードしてWindows10にインストールします。今回は、無料版をインストールしました。
最新バージョンのUnity 2019.3.0a3をインストールします。
モジュールはAndroid,iOS,Windows Build Supportを選択しました。適当です。
3. Vuforiaにユーザー登録しよう
Vuforiaのサイトでユーザー登録します。右上にあるRegisterから登録します。
4. Vuforiaにターゲット登録しパッケージをダウンロードしよう
Vuforiaのサイトに登録したユーザーでサインインし、Target ManagerのAdd Databaseをクリックし、データベースを作成します。
AR_test01という名前で作成しました。
登録したデータベース(AR_test01)が一覧に表示されれば成功です。
作成したデータベース(AR_test01)を開き、Add Targetで、ARマーカー用に作成した画像を登録します。
※余談※
Ratingの☆が多いほど認識精度が高いそうです。
登録したマーカーを選択し、Download Databaseをクリックします。
Unity Editorを選択します。
AR_test01.unitypackageというファイルが取得できます。これは後で使います。
5. Vuforiaでライセンスキーを作成しよう
License Manager -> Get Development Keyをクリックし、ライセンスキーを作成します。
AR_test01という名前で作成します。Confirmボタンをクリックすると作成されます。
登録が成功すると一覧に表示されます。
Please copy the license key below into your appをコピーします(下図の青色部分)
6. Unityでプロジェクトを作成しよう
インストールしたUnityを起動し、プロジェクトを新規作成します。
3Dを選択し作成ボタンをクリックします。
7. ダウンロードしたパッケージをインポートしよう
Assets -> Import Package -> Custom Packgeをクリックします。
Vuforiaからダウンロードしておいたパッケージ(AR_test01.unitypackage)を選択します。
ARマーカーのファイル名(armark03_scaled.jpg)があることを確認したらImportをクリックします。
インポートが完了したらマーカーが登録されていることを確認します。Assets -> Editor -> Vuforia -> ImageTargetTextures -> AR_test01 にマーカーの画像があることを確認します。
8. Vuforiaを有効にしよう
Edit -> Project Settings をクリックします。
Player -> Vuforia Augmented Reality Supported にチェックします。チェックがついたら×で閉じます。(ちょっと時間かかるかも、気長に待つ)
9. メインカメラを削除しよう
Main Cameraを右クリックし、Deleteで削除します。
10. ARカメラ追加しコピーしたライセンスキーを登録しよう
GameObject -> Vuforia Engine -> AR CameraでARカメラを追加します。
追加したARカメラのInspectorのOpen Vuforia Engine configurationボタンをクリックします。
VuforiaConfigurationが開きます。
Add License Keyに、Vuforiaで作成したライセンスキーを登録します。
DatabaseがAR_test01であることを確認します。
11. オブジェクトを作ろう
GameObject -> Vuforia Engine -> Imageをクリックします。
ImageTarget が追加されます。
ImageTargetのInspectorを確認し、Image Target BehaviourのImage Targetが準備したARマーカーであることを確認します。
12. ARで表示する3Dオブジェクトを追加しよう
ImgeTargetを右クリックし、3D Object -> Cube をクリックします。
そのままでもいいのですが、大きさなどを少し変更します。
これで完成です。長ったですね、お疲れさまでした。
動かしてみよう
ARマーカーを準備します。今回はスマホでマーカーを表示します。
再生ボタンをクリックし、実行します。
カメラに映したスマホのARマーカーに、3Dオブジェクト(四角い豆腐みたいなもの)が表示されれば成功です。
さいごに
苦労しましたが、Unity + VuforiaでARする方法はなんとかわかりました。誰かの役にたてば幸いです。
こんな弱小ブログでもサポートしてくれる人がいることに感謝です。