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チェルシーの表と裏【レビュー】【Premier League2019/2020第31節】チェルシーvs マンチェスター・シティ

どーも、あぐおです!

今季のプレミア優勝がなくなり、リアタイへのモチベーションが非常に低くなったあぐおです!(けどリアタイする)

こういう負けた日は辛い。。
ですが元気出していきましょう!

本日のレビューはこちら
Premier League2019/2020第31節
チェルシーvs マンチェスター・シティ

です!


目次
・フォーメーション
・簡単なゲームモデル
・試合内容&解説
・あぐお's Pick up point
・総評


フォーメーション

水色のチーム:マンチェスター・シティ
青のチーム:チェルシー


簡単なゲームモデル

チェルシー
ボール保持
→推進力のあるポゼッション
ネガトラ
→即時奪回
ボール非保持
→4-3-3のハイプレス⇒4-5-1のブロック
ポジトラ
→カウンター

マンチェスター・シティ
ボール保持
→ポゼッション
ネガトラ
→即時奪回
ボール非保持
→4-3-3ハイプレス
ポジトラ
→カウンター


試合内容&解説

前半
立ち上がりからシティがボールを保持する展開です。中盤はアンカーのロドリを基軸に、偽9番のB・シルバ、デブライネ、ギュンドアンが入れ替わりながらボールを引き出します。

ウォーカーは偽SBとして内側に入りますが、マフレズが中に行ったタイミングで外側レーンに立ちます。
逆サイドのメンディは大外を取ることも多く、そこはスターリングの立ち位置を見て調節しているようです。

シティの狙いとしては、ハイプレスに来たチェルシーに対して、中盤の枚数を増やし、釣り出した背後をWGに狙わせる、といった意図があったように思われますが、チェルシーはしっかりと対策してきました。

まずチェルシーは、GKを含めたビルドアップに対しては3トップで対応。ウィリアンがCBを狙うなど、楽なビルドアップをさせるつもりはないようです。
ただ、ここはシティが一枚上手。中盤の枚数が多く、パスコースをいくつも用意できている上に、エデルソンからプレスの上を通すパスもあるため、狙いを定めさせません。

ただ、問題はここから。
1stラインを越えたシティが遅いということもありますが、チェルシーのブロック形成が速く、4-5-1のブロックが作られます。これが非常に硬い。超硬い。。
いつもチェルシーを倒すときのイメージとしては、IHのカンテをビルドアップ段階で釣り出して、その背後を突いていくというものがあるのですが、今回、チェルシーはジョルジーニョではなく、アンカーの位置でカンテを起用してきました。
言わずもがな広範囲に渡って守れる運動量を持つカンテ。DFラインと中盤のスペースを埋めることなどお手の物でした。
サイドにボールが出るとCBがハーフスペースを埋めるような形でカバーに入るのですが、全体的なスライドだけでなく、カンテがその開けたスペースに睨みを利かしていましたね。

辛いです。
FWの位置に人を置かないことで、怖さという面での物足りなさを感じました。CBをうまく釣り出せないとなると、偽9番の威力を発揮できませんね。

シティの守備としては、

FW→アンカー、CB
WG→CB、SB
こんな感じで3トップが前からプレスをかけていました。1人で2人を見ることはもう当たり前ですね。
ただ、マンツーマンで全て埋めることができているわけではないので、ある程度ボールを持たれることは仕方ないものとしていました。
チェルシーはチェルシーで、なるべく手数をかけ過ぎないよう、サイドチェンジしながら前進してきました。

そして、悲劇の前半35分。
チェルシーにボールを持たれることはあれど、シティがボールを持っていた時間帯に事故は起きました。
いや、事件かな?笑
明らかなミスを言及しても仕方ありませんので、一言だけ挙げるとすれば、1vs1になった時に相手の状況が良いならば飛び込んではいけないということですね!笑

シティとしては、悪い出来というほどではない前半でした。テンポ自体も悪くなく、外回りになることもなく、相手の背後で受け、外に展開。ただ、ライン間が非常に狭く、偽9番が機能していなかったことが気になる点として挙げられます。

一方、チェルシーとしては予想通りに試合が進んだのではないでしょうか。シティのミスに対しても抜け目なく反応し、ゴールを奪いました。ビルドアップにしても、無駄なく、前につけて、奪いにきたシティがブロックを形成する前にある程度運べていたように思います。
一点、気になる点としてはマルコス・アロンソがマフレズに手を焼いているということくらいでしょうか。シティとしては右をうまく使っていきたいですね。

後半
やはり、シティがボールを持つ展開になりますが、相手を崩すまでには至りません。
ただ、B・シルバがあけたスペースをマフレズがナナメに入って使う場面が増えてきました。
そして後半9分。FKをデブライネが縦回転気味にカーブをかけて蹴り1-1にします。完璧なゴールです。

後半10分にはお互いに良い攻撃の形を作り出しました。特にシティとしては、エデルソンから始まった綺麗なカウンターだったので、あとはスターリングが決めるだけでしたね。

さて、この試合、交代によってまた少し試合の表情が変わりましたので着目してみましょう。

<シティ>
後半10分
B・シルバ→ジェズス
ロドリ→ダビド・シルバ
後半14分
メンディ→ジンチェンコ

<チェルシー>
後半17分
ジルー→エイブラハム

もちろん、この後も交代はあるのですが、この交代が面白かったのでこっちに注目です!

シティの交代の意図としては、チェルシーの狭くなったライン間をなんとしてでも攻略しようというものを感じます。
ダビド・シルバはライン間で受ける天才ですし、メンディにはできないナナメの楔をジンチェンコなら出せる(前節のレビューをご覧ください)ので、戦術的な交代となっております。加えてゴール前での仕事を期待してジェズスをFWに置きました。
また、守備時、ジェズスはアンカーというより、両CBをプレッシングでは狙っていたため、全体的に前がかりになって人を当てていきます。

その一方で、チェルシーはより前に速い攻撃に移行していきます。特に左サイドでは、プリシッチやエイブラハムが絡むことにより、シティ側は何度かピンチを迎えました。
前半はある程度丁寧に、後半はスピードを持って。ガラッと変わったチェルシーになすすべなく、追加点を献上してしまった上に、フェルナンジーニョも退場してしまいました。

スターリングが右SBに入って10人になるも依然としてボールを保持しますが、チェルシーからゴールを奪うまでには至らず。
シティとしても意図はあった試合運びだったのですが、折角入れたジェズスに対しても良いボールをつけることができません。
チェルシーの守備を前に最後まで鍵を開けることはできませんでした。
1-2でチェルシーの勝利です。


☆あぐお's Pick up point☆

悲しいニュースにバイバイ!
今回は、マフレズのトラップについて書かせていただきます!!

あの人のうまさは、切り返し、カットインのシュート、キックフェイント、、、色々言われてますけど、何よりもトラップでしょう!!!

ロングボールをピタッ!止める技術は、あの変態トメルケール集団マンチェスターシティの中でもトップレベルです。というか一番うまいかもしれません。

そして、ご存知?のように最近マフレズはナナメに入り込んでくることが増えました。
ここでですね、ピタ神様ことマフレズのトラップがさらに光るようになるのです。

ちょっと何分のシーンか忘れてしまいましたが、ロングボールを受けようとするマフレズに対してマルコス・アロンソが寄せてきたシーン。
マフレズはワンバウンドした瞬間にアウトで軽く触ってアロンソの出した足の上をヒョイっとかわしました。
その後ろではリュディガーがカバーしていたので、ファールをする必要はなかったのですが、思わず手が出てしまったという場面でしょう。

それにしてもうまい。
バウンドで跳ね返りのボールに触れると、跳ね返る力に触る力が加わって思っているよりボールタッチが大きくなってしまいそうなものですが、マフレズはこういう軽ーく触れる技術が非常に高いです。

是非、練習してみたい技術ですね!!


総論

完敗と表現してもいいかもしれません。
もちろん、あそこでミスらなければ!あれを決めていれば!というシーンもありますが、しっかりとやりたいことをやられてしまった感が否めません。
非常に試合巧者でした。

こういう勝てなさそうな雰囲気のある試合でアグエロの不在は響きますね。スターリングにも時期エースとしてあと二皮くらいむけてほしいものです。。

シティは次節に優勝を決めたリバプールを控えていますが、どのようなモチベーションで臨むのでしょうか。もちろん、私としてはしっかりと勝ちきり、苦手を払拭して来シーズンに繋げてほしいと思うばかりです。



読んでいただきありがとうございました!

メンタル的なダメージがある中、書かせていただきました…

リバプールさん、おめでとうございます。。

来シーズンの展望もいつかnoteに書きたいですねぇ。。

それでは、次回もよろしくお願いします!
ではまた!

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