【営農日誌】メークイン収穫全盛期/2023年8月4週目
2023年8月28日、月曜日。
メークインの収穫が全盛期を迎えています。
雑記
ここ一週間の近況報告や思ったことなどなど。
34℃が続く高温ラッシュにやられました
今年の北海道(十勝)は、7月に入ってから30℃を越える暑い日が例年よりも多いです。8月もここに来て高温ラッシュがやってきました。
畑作業をしながらジリジリと身体が焼かれてる感じ。顔の汗に土埃が張り付き、どうにもならない不快感でした。
これだけ強い直射日光に照らされると、朝イチに収穫した馬鈴薯も昼にはみるみる表面が赤くなり、腐っていくのがわかります。麻布をかけて対策はしましたが、こんなことは僕が収納してから十数年、早々なかったように思います。
またこの連日の暑さで、ビートの生育にも影響が出ていますね。7月中旬頃から、暑さで弱ったところから病気が入っているように思います。防除多くしたのになあ。
指が折れても芋掘りはできる
8月20日、日曜日の朝6:00。左手の薬指の先端をポキっとやっちゃいました。朝イチのコンディションの悪い状態で、箱詰めをするための準備をしていたところ、倉庫の横引きシャッターに挟んでしまい…。
休日の早朝ということで、救急外来を調べて受診しました。指は問題なく曲がるし、軽度のヒビですんだのが幸いです。
その日の午後からは、粗品で大量にもらっていた使い道のない手袋を切って履き、病院でもらった痛み止めを服用しつつ作業します。さすがに夕方には痛みで音を上げていましたが、それも二日も経てば気にならなくなるものです。たまに機械や流れてくる馬鈴薯にぶちあったってヒエッてなっています。あと、子供が容赦なく包帯を巻いた指を掴んできます。
怪我には十分気をつけて作業しましょう!
営農の話題
8月9日から本格的に馬鈴薯の収穫が始まり、畑での収穫作業と倉庫での箱詰め作業を繰り返す日々を過ごしています。
進捗率としては、収穫作業は畑の面積で5.0ha/6.3ha(79%)、箱詰め作業はおよそ6000ケース/目標12000ケース(50%)というところ。箱詰めは週単位で出荷枠が決まっており、一番キツい8月中旬は乗り越えた感じです。9月下旬の秋蒔き小麦の播種に向けて、後半戦に入って来ました。
メークインのサイズ傾向と収量概算
今年の当農場のメークインのサイズ傾向を、箱詰めの実績から見てみます。2L~Lの大玉が多く、良い傾向のように思います。
ぼちぼち収穫が完了した圃場も出てきたので、製品コンテナの基数から反収(10aあたり収量)を概算してみました。
圃場A(面積2.3h):約3500kg/10a
圃場B(面積1.0ha):約3700kg/10a
秀品として箱詰めできるのは、この収量の9割くらいの見込みです。なぜか条件的にあまり期待していなかった圃場Bの方が、肌が綺麗で青芋も少なく、収量が多いという結果になりました。
馬鈴薯の土づくり(物理)についての考察
なぜ、期待していなかった圃場の方が収量が多かったのでしょうか?
考えられる理由のひとつは、深耕爪の入れるタイミング。収量が多かった圃場Bは、秋にプラウ耕→ディープチゼルで深耕、春は一発ロータリー整地という流れでした。一方で圃場Aの方は、春にディープチゼルで深耕をしています。
秋に深耕した方が、ロータリーカルチでの一発培土時に「土が硬いな」と思いスピードを下げてやっていました。それによって培土が崩れずらく、青芋が少なかったのかなとか想像しています。あとやっぱり、春には深耕しないほうが土塊も上がってこないのかなと感じます。
フォトギャラリー
農作業風景、作物の生育状況などいろいろ。
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