メークインの特徴と食べ方メモ
はじめに
じゃがいもの中でも「メークイン」という品種の特徴について、簡単な調理方法や、実際に当農場のメークインを使って頂いた方達の調理方法をご紹介させていただきます。
分量を含めたレシピなどはすみませんが詳しいサイトにお任せして…
この記事では、食べ方に悩んだ時に気軽に試せそうな調理の仕方なんかをご紹介できればなと思います。
じゃがいもの保存の仕方については、是非こちらの記事をご覧ください。
じゃがいもの品種「メークイン」の特徴
調理法の前に…じゃがいもの品種のお話。
まず、「じゃがいも」と一括りに言っても、食味・食感によって大きく「男爵いも系」「メークイン系」に分かれます。大雑把な分類ですが、ホクホクと粉質で煮崩れしやすいのが「男爵いも系」で、しっとりと粘質で煮崩れしづらいのが「メークイン系」と思っていただければ大丈夫かと思います。
当農場で生産している「メークイン」は煮崩れしづらい分類のため、カレーやシチュー、肉じゃが等の煮込み料理、揚げ物・炒め物にするなど、形を残したまま使いたい料理にオススメです。じゃがいも自体もほんのり甘く、表面は比較的ツルツルしていて皮が剥きやすいのも特徴です。
男爵系と比べてホクホク感は少なめなので、粉ふきいもやじゃがバターにするには、一般的にはホクホクな男爵に軍杯が上がってしまいます。またマッシュしてポテトサラダにするのも男爵が向いていると言われますが、メークインでもモチモチ滑らかな食感に仕上がります。
手軽にメークインを調理する
僕が普段実践している下処理の仕方なのですが、どんな調理するにしても皮をむいて一口サイズに切ってからレンジでチンしてから調理すると、皮むきも調理時間も短くなり便利に思って実践しています。
大雑把な調理なので色んな方面に怒られてしまいそうですが、カレーや汁物など煮物にも潰してポテトサラダにするにも手軽で便利・時短になるので、是非お試しください。
いくつか調理をご紹介します。
●じゃがバター
まずは定番のじゃがバターが人気です。夕ご飯のプラス1品にも手軽で良いです。新鮮なメークインなら皮が付いたままでも問題ありません(しっかり洗い、芽が出ていないことを確認してください!)。
ラップでジャガイモを包み、電子レンジで600Wで4〜5分ほどチンして箸がスッと刺さる状態にして、あとはほぐしてバターをかけてそのままお楽しみいただけます。
●煮る
カレー・シチュー・ポトフにしたり、和風の肉じゃが・すき焼き風の煮物にするのも良いですね。煮崩れしづらいメークインの真骨頂です。個人的には味噌汁に入れるのが超万能です。メークインの形が残るのでドロドロにならず、ほんのり甘味も出て美味しいです。北海道では豚汁に入れるのも定番です。
1つレシピのリンクをご紹介。僕の住んでいる大正地域のイベントで試食品として地元の皆さんが考案された、地域特産品の「メークイン」「長いも」「大根」を使ったポトフです。
●焼く・炒める
うちはフライパンで炒めるくらいしかしていませんが、炒める場合は皮を剥いてから、千切り、輪切り、乱切り...好きな形で使えます。ニンニクとオリーブオイルで玉ねぎ・ベーコン・きのこ類と一緒に炒めて、塩胡椒で味付けしたジャーマンポテトなど。
こちらはパスタの具として(提供K氏)。
「ニンニクバター醤油味のパスタに和えたら美味しかったよ!」という声と写真をいただいています(ありがとうございます!)
●マッシュする
マッシュしてマヨネーズと和えて、塩胡椒などで味を整えるだけのポテトサラダ。箸が軽く刺さるくらいまでレンチンしておけば意外に潰すのも楽です。ベーコン、玉ねぎ、きゅうりなどが合います(写真は潰している途中)
楽しい料理のご紹介
実際に当農場のメークインを試していただいたフォロワーさんが美味しそうな画像を上げてくださっています。許可をいただけたのでご紹介します(「#massaさんちのおいも」というハッシュダグまで作っていただいております。ありがとうございます!)
フライパンで作れる揚げないコロッケ(知らなかったのですが「スコップコロッケ」と呼ぶようです)。マッシュしたメークインを使い、炒めたひき肉・玉ねぎと一緒に混ぜた具の上にカリカリになるまで炒めたパン粉を乗せてできるそうです。
こちらは、千切りにしたメークインをフライパンで焼いて、粗熱が取れたらラップに置いた海苔の上に置き、ソースとマヨネーズをかけて巻いて作る、とのこと。おやつ感覚でつまみ食いできるのが良いですね。
おわりに
もっとご紹介したいところですがこの辺で。是非色々お試しいただけたらと思います。僕も楽しんで料理していきます。
当農場で栽培しているのは「メークイン」という品種ですが、じゃがいもの品種によって味、甘さ、食感が全然違います。スーパーなどで見かけた際には、試しに食べ比べてみて好みの品種を見つけるのも楽しいかもしれません。
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