枝豆の栽培方法 失敗事例 肥料、種まき、害虫、病気のまとめ。

夏野菜といえば、トマトやキュウリ、オクラといった果菜をイメージしがちです。
確かに太陽のひかりをたっぷり浴びた果菜は、見るからに元気いっぱいで、そのまま齧るだけでおいしさが溢れてきます。

しかし、家庭菜園の夏野菜で忘れてはならない存在なのが、枝豆です。
今や冷凍食品か外食でしか枝豆を食べたことがない方もいるでしょう。採れたて茹でたての枝豆の味は、冷凍食品とは全く違う、トマトやキュウリのような夏野菜の味がします。かくいう私も、家庭菜園を始めてから、採れたて茹でたての枝豆のおいしさを知りました。
さやの中に虫がいたらどうしよう・・・と不安で始められない方は、安心して大丈夫、虫がいるさやはよく見れば分かります。

今回は、私の経験をもとに、枝豆の栽培について説明したいと思います。
とても育てやすいですし、ご家庭では無農薬有機栽培でチャレンジしてみてください。

① 土作り、植え付け場所

枝豆に限らず、多くの豆類には「根粒菌」といって、空気中の窒素を取り込んで根に固定するバクテリアのようなものを作り出す機能があります。その為、元肥でも肥料でも、窒素を与えすぎると栄養過多になり、葉ばかり茂って実の付きがイマイチなんてことも起こりえます。かえって耕しただけの土の方が立派に育つ、なんてことも起こります。

植え付け場所ですが、実は今年、我が家はありとあらゆるところに枝豆を植え、育つかどうかの実験したのですが、花壇の後ろ端10センチ四方の隙間ですら、少ないながら収穫することができました。
しかし一番実が付いた場所は、やはり花壇前面の日当たりが良いところでした。他の野菜との株間は、20センチほどでも、背丈のあるキュウリやトマトなどと隣り合わせることで解決できました。

② 種まき・間引き

種まきは、最低気温が10度を超えた頃、私の住む雪国ではゴールデンウィーク過ぎに行ないます。だいたい2センチくらいのくぼみに、重ならないよう3粒ずつ植え、軽く土をかけます。植えるくぼみにあらかじめ水をあげておくと、植えやすいです。
ここで気を付けたいのが、豆植えの敵、ハトです。庭にハトを見かけたことがある方は、半分に切ったペットボトルなどを被せる等、必ずハトに食べられないようにしましょう。また、これまでは来たことがないのに荒らされた方、ハトは豆を植えている家を覚えるそうなので、今後必ず対策をしましょう。

発芽し、本葉がでてきたら、ハトよけを外します。本葉がすべての豆から出揃ったら、2本を残して間引きします。1本だけのところなども実験してみたのですが、2本の方が強風でも持ちこたえやすく、また支えあっているのか、茎もしっかりしていた気がしました。

その後、成長してきたら、株が倒れないようしっかり土寄せをします。我が家の畑では、支柱を使ってより強風対策をしました。
また、これも今年の実験なのですが、ただ指で畑に押し込み、土寄せも水やりもせず放置した枝豆は、見事に全て風になぎ倒されました。(びっくりしたことに、そのまま放置しても少量収穫できました。枝豆強し!)

③ 水やりについて

本葉がしっかり成長したあとは、水やりは降雨のみで可能です。水のあげすぎは逆に根腐れしてしまうので、雨が降らない日が続くときだけで大丈夫です。

④ 収穫

本やネットに、「茎を切って収穫」と書かれているのをよく目にしますが、決してそれが正しい方法というわけではありません。たまたま豆の入りが一気に進み、株の全ての枝豆が食べごろならば手間もかからずに良いと思います。しかしそういうことは稀です。
枝豆は、株の上の方から順に成長するので、株の上下で生育過程が違うことの方が自然です。無理に株ごと収穫せず、食べごろのものだけハサミで収穫しましょう。

⑤ 害虫・病気

何度も述べていますが、枝豆はとても丈夫な野菜です。しかし、様々な害虫をたくさん見かけます。代表的な害虫は、カメムシでしょうか。本当に、カメムシがよく付く野菜です。葉を食害されるので退治していたのですが、臭いに圧倒されてしまう日も・・・。
また、アブラムシも付きますし、葉の裏に蛾の卵がびっしりついていたなんてこともあります。ある時はさやに小さな穴が開いていて、なかには芋虫がいたことも。
しかし、収穫はできます。葉が多少ボロボロでも、我が家のばら蒔きに近い実験下でも、条件の悪い株は少量ですが、すべての株で収穫できました。

もちろん光合成を考えると、虫の被害はないほうが良いです。また丈夫な枝豆ですが、虫を媒体にした葉の病気になることもしばしばあり、そうなると病変した葉を切除するしかありません。
ご近所の枝豆を毎年大量に栽培している方は、木酢液を薄く希釈したものを、数日に一度葉に吹きかけて害虫対策をされており、毎年見るからにおいしそうな枝豆を収穫できています。農薬よりも安心して使用できるので、気になる方は利用してみてください。

以上が枝豆の栽培についてのまとめです。枝豆は私の中では、一番育てやすい夏野菜で、はじめて野菜を育てる方にはイチオシしています。
茹でたては何よりのごちそうですので、是非栽培してみてください。

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