バジルの栽培方法と栽培期間 プランター可能?土作りと害虫対策は?。

オリーブオイルとニンニクたっぷりの海鮮アヒージョ、トマトソースに夏野菜とチーズをのせたピザ、ガパオライス♪
これらすべてバジルが入っています。
バジルの香りが夏の暑さ負けない食欲をわき起こさせてくれます♪

バジルは海外では雑草と言われるほど生命力が強い植物なんです。
最近では3月~7月に園芸店に行けば、簡単に苗が手に入ります。
子供でも育てられ、夏休みの情操教育としても良いです。

バジルを栽培し、毎朝新鮮なバジルを冷やしたトマトとドレッシングでいただく生活はいかがですか♪
メチャクチャ簡単に清涼感のある朝食を楽しめますよ。

それでは、そんな夏を彩るバジルの栽培方法をご紹介します。

★バジルの基本情報

科名 / 属名:
シソ科 / メボウキ属
バジルという名は、ギリシャ語の「王様」という言葉(バシレウス)に由来しています。王様のような高貴な草という意味でつけられました。
バジルのタネは水を含むと膨張するのをご存じでしょうか?
日本では昔、この作用を利用して、目のごみを取っていました。だから、バジルの日本名は「めぼうき」なんです。
バジルシードはダイエット食品として流行りましたね。
バジルは初心者向けの育てることが簡単なハーブの一つです。

バジルは低木です。一年草ではありません。
しかし、耐暑温度は35~30℃と強いのですが、耐寒温度が10~5℃で弱く、10℃以下になると枯れ始めます。
その為、日本では越冬が難しく一年草扱いになっています。

私は何度か越冬に成功しています。室内で育てれば越冬できないことはありません。
越冬に成功した苗は強くなり、次の冬も越しやすくなります。
ただ葉が小さく、花が付きやすくなり、葉っぱの品質は下がります。
また、10月~3月の6か月間は観賞用にもならず、枯れないか冷や冷やしながら寒さからと守ってあげないといけません。
特別に手に入りにくい品種のバジル以外は、正直は越冬はおススメしません。
越冬させると可愛くなり、葉っぱが低い品質と分かっていても捨てづらくなってしまうので、最初から「秋までにしょう」と決めたほうが良いです。

★バジルの種類

①スイートバジル
一番オーソドックスな品種です。イタリヤ料理に使われている品種です。
②紫バジル
ダークオパールバジル、シナモンバジルなどが、この分類に入ります。
紫の色素はアントシアニンです。ブルーペリーと同じで視力改善が望める栄養素です。
それ以外はスイートバジルとほぼ同じ栄養素です。
注意事項としては、アントシアニンは熱に弱く、加熱調理すると緑色に変色します。
また油には溶けないので、オリーブ油系のジェノベーゼにすると綺麗な色にならないです。
紫色を活かすなら、酸と反応して綺麗な赤に発色するので、ビネガーやレモン汁と合わせましょう。
サラダにしたい方のみ、お勧めです。
③ホーリーバジル
太古のインド医療に使われ、またガパオライスで使われる品種です。
スイートバジルよりも香りが強く、茎が紫色で、葉だけでなく茎や花も食べられます。だたし葉や茎には細かい毛があり、生食にはあまり適しません。
④ブッシュバジル
スイートバジルの葉を小さくしたようなバジルです。見た目が可愛いです。

どんな料理をご希望でしょうか?
オートラウンダーのスイートバジル、サラダなら紫バジル、加熱してより香りを楽しみたいならホーリーバジル、見た目も楽しみたいならブッシュバジルといったところでしょうか♪
どれを選んでもハズレはありません✨

どの品種もプランターでの栽培が可能です。
逆に口に入るものなので、土植えよりも、土を管理しやすいプランターでの栽培をお勧めします。

★バジルに適した土

土壌:市販のハーブ用培養土で問題ありません。
土作り:自分で一から土を作りたい場合は、赤玉土と腐葉土、バーミキュライトを6:3:1の割合で混ぜると良いです。

ただし、バジルは品種にもよりますが、30㎝以上に育ちます。
栄養が足りなくなると葉が黄色くなったり、茎が曲がったりします。
化学肥料では怖いのと、香りや味が変わってしまうことがあるので、予め無農薬・有機栽培を心掛けているところの肥料を含んだ土を選ぶと良いです。
この時にしっかりとした土を選んでおくと慌てて追肥することが無くなります。


★バジルに適した鉢

鉢:大き目な鉢 
※鉢の素材は、どんな鉢でもOKです。
バジルは1苗につき直径30cmほどが理想とされています。
個人的には18㎝×30㎝程の鉢に5苗くらい育てています。深さは一般的なものです。
かなりキツキツな状態になりますが、しっかりと栄養がある土を使うことと、大きくなり過ぎないように摘芯と葉を適宜採取して食べることで補っています。
口に入るために、衛生面を考えて他の植物と離して育てたいという方もいらっしゃると思います。
なので、小さめな鉢でもOKです。しっかりとした栄養がある土を選んでさえいれば全く問題ないと思います。

★バジルの苗VS種

バジルは苗を買ってきた方が楽です。
種から育てることも出来ますが、発芽に条件があり20℃以上でないと発芽しません。
気温がなかなか上がらない年では、発芽まで1か月かかったことがあります。また、苗で買っている方が既に食べれる状態まで育っているのに対して、種から育てた場合はまだ双葉に近い状態だったりします。
種から食べるようになるには、気温にもよりますが、3ヵ月~4ヵ月かかります。
それに対して苗の場合は買ってきたその時から食べれます。


★バジルの栽培期間

■バジルの種まき時期:4月初旬~6月末まで
■バジルの収穫時期:6月中旬~10月末まで
 (バジルの開花時期:7月中旬~9月末)
※もし越冬をさせたいのであれば、9月末ごろには出来る限り枝を切り、根本に近い部分に葉が生えるようにしましょう。
なぜなら、冬になると枝先まで水分が行き渡らず、末端の葉から弱っていくからです。
根本に近い部分に葉がついていることが越冬できるかのポイントになります。


★バジルの置き場所

置く場所:日当たりの良い場所。風通しよいと尚良し。
バジルは日光を好むため、日当たりの良い場所で育てると良いです。
真夏の直射日光に当たっても弱ることもありません。


★バジルの水やり

水の与え方:毎日たっぷりと水をあげてください。
葉っぱからも水分を吸収するので葉にかけて、葉を洗うように水をあげます。


★害虫対策

プランターで育てる場合は、特に放っておいても害虫は発生しません。
ただ外から飛んでくるカナブン(黄金虫)には注意してください。
稀にですが、カナブンに見つかると一夜にして1苗食べられてしまうことがあります。
でも、それほど心配することもなく、カナブンを取り除けば、持ち前の生命力で復活します。


バジルの栽培はプランターがお勧めです。
害虫や病気で、心配することはほぼありません。
7月ごろまででしたら、摘芯した枝を使い、挿し木で簡単に増やすことも出来ます♪

毎朝スクスク育つ、バジルは夏の力強さの象徴です。
良い香りと味を楽しむだけではなく、育てているうちにその生命力の強さから元気をもらえますよ♪

追伸

有機栽培や無農薬栽培に興味がある方へ

今、話題の納豆菌や乳酸菌を使用した
液体酵素肥料をご存知ですか?

興味がある方は下記のURLを
今すぐクリック!!!

https://kitasekouso.base.shop/items/29126678

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?