きゅうりのプランター栽培&育て方、温度 時期 病気 水やりについて。

暑い時期はみずみずしいきゅうりを食べたくなりますよね。収穫時期は次々と実がなるので収穫が何度も楽しめるので家庭菜園初心者の方にもお勧めです。
今回はそんなきゅうりのプランターでの育て方、育てる上での注意点をまとめます。

◉きゅうりとは?

きゅうりはウリ科の植物です。「世界一栄養がない果実」とギネスブックに書かれているように、きゅうりは90%以上水分です。とりたてのきゅうりは甘味がありみずみずしくて、夏は冷やして食べたくなりますよね。しかしそれだけではなくきゅうりにはベータカロテンとカリウムも多く含まれています。ベータカロテンはきゅうりの表面の緑色の部分に含まれており、体内でビタミンAに変換され、髪や肌・粘膜健康維持に役立ちます。カリウムはナトリウム(塩分)を排出する役割があるため、むくみの解消・利尿作用を上げてくれます。また、きゅうりは水分が多いため身体を冷やす野菜として夏場重宝されます。夏の日差しで火照った体をさますのにきゅうりが役立ちます。やはり旬の野菜というのは、健康を保つためにもその時期に摂取するのがベストになるようにできているのですね。しかしだからといって食べすぎますと身体を冷やしすぎてしまったりしますので食べ過ぎには注意しましょう。何事も程々が一番ということですね。

◉用意するもの

プランター、土、鉢底石、きゅうりの苗、支柱が必要です。必要なものを順に細かくみていきましょう。
プランターのサイズですが、大きいプランターのほうが栽培しやすいです。根をしっかり張らせるためにも深さもある程度必要ですが、きゅうりは成長してくると高さが出てきて、つるが結構伸びてきますので支柱を立てることも考えて安定感のあるプランターや植木鉢を選ぶのが良いでしょう。
土は基本的に野菜専用培養土を使います。もともと培養土には肥料が入っていますのでそのまま使います。基本的な栽培方法としてはその後追肥を行う場合もありますが、基本的に野菜を栽培するにあたり追肥をしなくても育ちます。肥料も与えすぎると栄養が多すぎて野菜が腐りやすくなることもあります。肥料にもさまざまな種類があり、不必要な成分が入っている場合もありますので、きゅうりの様子を見てもし育成状態が悪くなりそうだったり、追肥が必要な場合は追肥をお勧めします。肥料も有機肥料を活用するとより安心して食べられる野菜になりますね。自分で育てて自分で食べるので、野菜をこまめに見守りながら安心安全な野菜を作りましょう。
用意する苗はプランター栽培の場合は接木苗を選びましょう。購入する際、特に記載がなければ通常の苗でもいいですが、もし接木苗があればその方が病気に強いと言われていますのでそちらを選ぶといいでしょう。もし種から栽培したい場合はポットまきか箱まきにして春〜夏にまきます。発芽までは25〜30℃ほどに保ち栽培してください。
支柱はきゅうり栽培などで一般的に使われる数本まとめて売っている、棒状の支柱を数本用意していただいてもいいのですが、もし栽培するのが植木鉢でしたら朝顔の栽培などに使われる、3本の支柱に数個の輪状のものが縦にくっついているものを使用するとつるも大きく広がらず、狭いスペースでも栽培することが可能ですのでお勧めです。

◉早速きゅうりを植えましょう

プランターの底に水捌けを良くするために鉢底石を敷き、その上から土を入れていきます。穴をしっかり掘って苗を植えます。多湿に弱いので水やりは1日1回ほどにして、日差しが強い日や乾燥の激しい日は土の様子を見ながら土が乾いているようなら水を上げます。過剰に上げる必要はありません。きゅうりは成長するにつれつるが伸びてきますので必ず支柱を用意して立てます。きゅうりのつるが巻きつくようにきゅうりの苗の近くに支柱をさすのですが、その際きゅうりの根を切らないように注意しましょう。成長してきたら株元から数えて2、3節くらいまでの雌花と小づるは早めにかき取ります。また、支柱よりも上に伸びてきたらそこでカットします。カットしないといくらでも伸びてしまいます。そうすると葉や茎、実が多ければ多いほど養分が分散されてしまうため、味が薄くなってしまったり実が大きく育ちにくくなってしまいます。栄養がいくところをある程度制限してあげて、美味しいきゅうりを作れる状態にしておきましょう。つるも支柱と違う方向に伸びていきそうだったらある程度支柱の方向に誘導してあげることも大切です。また、きゅうりは実が大きくなり始めると一気に実のサイズが大きくなります。一日様子を見なかっただけで急激に大きくなるので実をつけ始めたら一日一回は様子を見るようにしてください。

◉かかりやすい病気

きゅうりは病気の種類が多いと言われており、20種類以上あります。私がきゅうりを育てた歳、少し様子を見ない日が続いたら知らぬまにうどん粉病にかかりました。早い段階でしたのですぐにその葉を切り取り大事には至りませんでしたが、本当に感染してから悪化するまでは早いです。
病気の有無により収量に悪影響を及ぼすのでこまめに観察し、早い段階で対処することが必要です。きゅうりは温暖な気候を好み、低温・高温のどちらにも強くなく、大きい温度変化に対して適応能力が低いようです。20〜25℃ほどで栽培するのが理想です。水捌けが悪く多湿な環境も苦手なので病気にかかりやすいのでしょう。その中でも有名な病気をいくつがご紹介します。
(べと病)
葉に淡黄色の小斑点ができます。激しく発生すると株が枯れ、収量が激減します。梅雨時期などで雨が降り続き多湿な状態が続いているとかかりやすいです。水はけをよくすることと、植える際に密植を避けて風通しがいい状態にしておくことも大事です。進行してしまうと被害の出た葉から胞子を飛ばして周囲へ伝染させてしまうので早い対応が必要です。初期でしたら感染した葉を切り落としましょう。
(うどんこ病)
歯の表面にうどん粉を振りかけたような白い粉状のカビが生じます。状態がひどくなると黄色に変わってきます。冷涼な気象条件や日照り不足でなりやすいです。窒素肥料の使いすぎも原因のひとつです。対策用の農薬もありますが、農薬を使用したくない方は食酢や重曹を薄めたものをスプレーするのも対策の一つです。症状が悪化しないよう、この場合も初期段階であれば白いカビが多い葉はそれ以上広げないためにも思い切って切り落とした方が良いです。

いくつかの病気に気をつければ、わりと長い間収穫を楽しめる野菜です。今年は楽しくきゅうりを育ててみましょう。

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