スイカの栽培方法と栽培期間 プランター可能?栽培は難しい?追肥と病気、水やりは?。

夏といえばスイカ。暑い時期に冷えたスイカに塩をかけて食べると体も冷え、塩分も摂取できるので一石二鳥ですね。大玉のスイカ1玉買うとなかなか食べるも大変なご家庭もあるのではないでしょうか。でしたら小玉スイカを栽培してみませんか。ご自宅でもスイカ栽培は可能なのです。今回はスイカの栽培方法をまとめます。

◉スイカについて

スイカはウリ科のつる性一年草です。普段食べている部分は果実です。スイカは漢字で西瓜・水瓜と書き、英語ではwater melonというように水分のとても多い果物です。ちなみに西瓜と書くのは、中国の西方(中央アジア)から伝わった瓜だからだそう。

◉スイカの栄養価について

スイカにはカリウム・カロチン・シトルリンなどの栄養素が含まれています。
カリウムは利尿作用・疲労回復効果があり、夏の暑さで衰えた体にあっており夏バテ対策にはもってこいの果物と言えます。
スイカの中でも赤肉スイカの色素にはベータカロテン・リコピンが大量に含まれています。ベータカロテンは免疫を上げてくれたり、体内でビタミンAに変換されるため毛や皮膚・粘膜の健康状態の改善をしてくれます。リコピンは活性酸素除去効果があり老化予防効果があります。夏は紫外線が強く肌のダメージが大きくなりやすくなったり、日差しを浴びることによりいつもよりも体力の消耗が激しくなります。まさにスイカは栄養の面から見ても、夏の時期欠かせない果物だと言えるでしょう。

◉スイカの育て方

果実ひとつひとつのサイズが大きく、栽培には広いスペースが必要なスイカですが、小玉スイカの品種を選べばプランター栽培をすることも可能です。プランターは可能な限り深さも大きさもあるものを選びましょう。
1、種まき
プランターに鉢底石、培養土の順に入れて、そこに種を点まきします。種をまく幅は30cm以上あけましょう。軽くその上から土を被せ、水やりをします。プランターの下から水が出てくるくらいまでたっぷりと水やりをします。毎日しっかり水やりをしましょう。
2、間引き
およそ1週間ほどで発芽してきますので本葉が出始めたタイミングで間引きを行います。各点2株ほどにします。3枚目の本葉が出てきたら各点1株に最終間引きをします。風に煽られて茎などが傷まないようにするため、土寄せと仮支柱を立てることをします。
3、追肥
スイカは栽培期間が長いので、2週間〜1ヶ月ほどで様子を見ながら追肥を行います。
4、摘心
親ヅルがしっかりと成長し、かつ本葉が4〜5本あるようだったら、天気の良い晴れた日に摘心を行います。晴れた日に摘心を行うのは、切り口がすぐ乾き、病気になりにくくするためです。主枝の先端をハサミで切り落として主枝の成長を止め、小ヅル2本立てとします。幾つもスイカがなるのではなく、小ヅルに一玉ずつスイカを実らせるようにして、甘いスイカを作るようにします。
5、芽かき、整枝
摘心後もわき芽は成長していくので揃いのいい小ヅル2本のみを残して残りの小ヅルは取り除きます。栽培期間はとにかく水分と肥料を切らさないように様子を見守ります。本支柱を立てて立体的に育てていく手法もありますが、初心者の方はまずは地這い仕立てがおすすめです。立体的な空中栽培をするとスイカが重いためうまく育たない場合もあります。プランターからはみ出たツルの下によしずを敷いてあげましょう。
6、人工授粉・摘果
虫などが多くいる環境だと自然に受粉する場合もありますが、しっかりと実のさせることを目指すには咲いた雌花を探して雄しべを擦り付けます。人工授粉を成功させるには、晴れていること・雄花が咲いていること・雌花が咲いていること・朝9時までに人工授粉を終わらせて置くことという4つの条件があります。手はかかりますが、人工授粉に成功すると果実となる「子房」が徐々に膨らんできます。それがどんどん肥大化していきスイカに育っていきます。
7、収穫
開花後30日後すぎに果実の地面についていた部分を日に当てたいのでその面を太陽に当てるように置き直します。スイカはなかなか収穫時期が分かりにくいのですが、いつ受粉したのか記録しておき、品種別の適期収穫の時期のタイミングをみて収穫するといいでしょう。基本的に開花日(人工交配日)から大玉が45〜50日、小玉は35〜40日が目安です。

◉かかりやすい病気は?

(様々な病原虫)
スイカはウリ科なので、アブラムシ・ウリハムシなどの害虫が発生しやすいです。防虫ネットで覆ったり、食品グレードの防虫剤を使う必要があります。注意深く観察していきましょう。
(つる枯病)
6〜7月に発生しやすく、初期は水染みのような病班ができます。進行すると最終的に株が枯れます。早期に発見すれば治療できるのでよく観察しておきましょう。
(つる割病)
果実の肥大中に急にしおれて最後には枯れてしまいます。初期では一部のつるだけがしおれるのですが、ひどくなると乾いてきた時に茎が割れてきてしまいます。つる割病が発生すると治すこそができないので発生した場所だけ抜き取って処分します。続けて発症させないためにその後4〜5年ほどは同じ場所でスイカを栽培しないようにしてください。

家庭菜園初心者には難しいと思われがちのスイカですが、まずは小玉スイカからスタートして、人工授精など必要なポイントさえ掴めば楽しく栽培できる果物です。時間をかけて、楽しく栽培してみましょう。

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