甘いトマトの育て方は?トマトの水やりは1日何回?。

今年は自宅の庭やベランダなどで家庭菜園を始めた方も多いかと思います。夏はキュウリ・ナス・ピーマン・オクラなどさまざまな野菜が取れる、家庭菜園をする方の中でも収穫の楽しみな時期になります。そんな夏野菜の中でも家庭菜園をされる方の中で人気の野菜が「トマト」です。青々とした枝に鈴なりに実をつけている様子が非常に可愛らしいですよね。
またトマトには夏を乗り切るために必要な成分が多く含まれていることでも知られています。「カリウム」は体内の余分なナトリウムを排泄し血圧を下げてくれたり、体内の水分調節をしてくれます。「リコピン」という天然色素成分は抗酸化作用が高く、肌老化や生活習慣病の原因となる活性酸素の除去をしてくれるのでお肌が気になる女性に必須の夏野菜です。
これだけ良いことづくめのトマトですので育ててみたい気持ちになりますよね。
しかし実際に家庭菜園で育ててみるととなるとさまざまな問題が出てきます。

私自身家庭菜園ミニトマトを作っていて困ったことが幾つかあります。甘いトマトの育て方がわからずとても酸っぱいトマトばかりができてしまったり、トマトの水やりの加減が分からず苗を枯らしてしまったり…周りでもとても多く聞く声ですが、一つ一つ問題点をあげていこうと思います。

①品種はどのようなものを選べばいいの?

まず初心者の方は大玉トマトよりもミニトマトの栽培から始めることをお勧めします。大玉トマトの方が少しの環境の変化や管理の仕方で味が変わりやすいため、初心者向きと言われるトマト栽培の中でもミニトマトの方がよりおすすめです。同じミニトマトでもさまざまな品種がありますが、いまは「加熱調理向け」「たくさん実をつけたい」「甘みが強いトマト」など特徴を載せてくれていますので希望のものを選んでみてください。

②どのような環境で育てたらいいの?

以前に同じ場所でトマト・ナス・ジャガイモなどのナス科の野菜を栽培していた場合はそれ以外の場所で育ててください。連作障害とは「同じ科の仲間を同じ場所で続けて植えていると起こる生育障害」のことです。また、トマト栽培には日当たりのいい場所が最適です。日照不足ですとトマトが育ちにくくなるため、育てる場所の日照状態を確認してから栽培してください。

③甘いトマトを育てるには?トマトの水やりは少ない方がいい?

甘いトマトを育てるには水やりの管理が大切です。種から育てる場合は育苗ポットなどに植えて発芽まで水を切らさないように土がしっかり湿るくらい水をあげます。1日のうちでも土がかわいてしまう様であれば数回水をあげることも必要ですが、種が流れ出ないように気をつけてください。この苗になるまでの時期はしっかりと根を成長させておくべき時期です。1日1〜必要回数水やりをして根を成長させておくとその後少ない水分しか与えなくても土に根を広げて土の中から水分を自ら探して吸収しようとします。発芽後1つのポットから複数発芽した場合は間引きし、その後定植しますが、しっかりと根が張れている状態の苗になるよう育てることが大切です。
枝が成長していくとそのままつる植物のように上に伸びていくタイプのトマトは、、苗の高さが出てきたら支柱を設置して上に成長していくように固定してわき芽かきなどの剪定作業をします。剪定せず育てていくよりも剪定し残した部位に栄養を集中させることができる為、甘いトマトを作るためには必要です。わき芽かきは主枝から生えた葉茎の付け根から出てくる小さな若い芽を摘むことです。また、支柱よりも本枝が高く育ったらそれ以上成長しないように支柱の高さに合わせて茎を切ることもおすすめです。
そしてトマトが実をつけるまでは土が乾燥しないように1日1〜2回水やりをしてください。あまり水を与えないと枯れてしまう場合があります。土の表面が乾いている時はプランターの底から水が出てくるまで十分に水を与えます。水の量を減らすのはトマトが実をつけてから。
実をつけてからはどんなに日差しの強い日でも水やりは多くても1日1回程度にします。土の表面が湿っているようでしたら水やりを控えてもいいでしょう。トマトはストレスを与えるとより甘く成長すると言われています。水不足もトマトにとってはストレスです。生き生きと成長している夏野菜を見るとどうしてもたくさん水をあげてあげたくなってしまいますが、我慢してちゃんと土の湿り気具合を管理してあげましょう。実をつけてからの水やりの目安としては、最初はピンと張っていた葉が少ししおれたように下がってきたらあげるといいでしょう。
また、夏野菜を育てる上で避けて通れないのが梅雨の時期です。トマトは根からだけでなく葉からも水分を吸収する植物です。甘いトマトを育てたいのであれば、トマトの葉にも過剰に水分吸収させないためにも雨除けを設置することもお勧めです。
また、より甘いトマトを育てるには肥料をたくさん入れた方がいいと思う方もいるかとおもいます。トマトは先ほどお話ししたように根をしっかり張っていて、かつ土自体に栄養があれば自ら栄養を探そうとします。肥料は過剰に入れる必要はなく、むしろ肥料を多く与えた方が甘みが少ないトマトになったり、トマトの細胞壁が弱くなりみずみずしくハリのあるトマトができにくくなります。肥料も何でもかんでも与えればいいというものではありませんし、トマトは割と暑さや過酷な環境に強い植物なのでトマトが弱らないように様子を見ながら、なるべく肥料を多用しない方法で栽培することを私はお勧めします。肥料を使用する場合も有機質の肥料を使うといいでしょう。育てる際の土も市販の培養土でも良いのですが、勇気培養土を使うとより甘みが増しやすくなります。

水やりの加減などは育てていくとちょうどいい調整ができるようになってきます。初めてトマトを育てる方は水やりの調整は初めのうちは難しいかと思いますが、手塩にかけて育ててきたトマトがみずみずしく実っている様子を見ると大切に育ててきた分、喜びもひとしおです。今年の夏は自分で育てたトマトを食べるために是非栽培に挑戦してみてくださいね。

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