白菜の栽培と育て方 プランターは可能?栽培が難しい?難易度が高い?。

冬に欠かせない食材の白菜。白菜は鍋に入れてもよし、白菜漬けをしこむもよしです。品種によっては葉が柔らかく、サラダにも使えるような物もありますので白菜があると作るには料理には困りませんね。ただ、葉物野菜は価格が上がりやすい傾向もあるため、自分で育てられると家計にも優しいですね。実は種植えをするには夏の時期に準備する必要があります。冬の嬉しい収穫のために今から育て方をチェックしましょう。

◉白菜について

白菜はアブラナ科アブラナ属の二年生植物です。95%が水分なので栄養価が極めて高いわけではありませんが、食物繊維・ビタミンC・鉄・マグネシウム・カリウムなどが含まれています。ビタミンCはタンパク質とともにコラーゲン生成を促してくれる成分でお肌にいいとされています。白菜はよく鍋に使われますが、鍋には魚やお肉なども入れて食べるため、鍋は女性からすると作るのが楽であり、美容にも良い食べ方と言えるでしょう。カリウムは過剰に取りすぎた塩分を体外に排出しやすくしてくれる役割がありますし、食物繊維が豊富で低カロリーなので、高血圧の方やダイエットにもお勧めでメタボを気にされている方にはぴったりの食材です。
実は白菜は精進料理の世界で大根・豆腐とともに「養生三宝」とも言われるほど、精進料理・薬膳の分野では優秀は食材です。薬膳としての効果・効能としては「熱を取り除き、からだに害を与える毒に対して解毒をする作用・胃腸の働きをスムーズにして排便を促す」効果があります。
栄養価、効果の面で見ても旬の時期である冬は是非取り入れるべき食材ですね。

◉白菜の品種について

一般的にスーパーで見るのは結球しているものだと思っている方も多いかと思いますが、結球しない品種もあります。中国では「大白菜」と「小白菜」という名前で分けられ、チンゲンサイやシロナも白菜の一種としてみられていますが、日本では「大白菜」の分類になるもののみ白菜と言われています。
基本的に白菜は夏に種植えする野菜ですが、今は品種改良がされて秋に種まきをする品種も出ているようです。
種を選ぶには、種植えをする時期・病気に強い品種がいいか・耐寒性のあるものがいいかなど好みに合わせて選びましょう。
白菜は畑がないと育てられないと思っている方も多いようですが、プランター栽培も可能です。家庭菜園初心者でも割と簡単に育てることはできますのでご安心ください。ただ、プランター栽培の場合は通常の白菜ですとおおよそ3kg前後の結球になるものが多いため、ミニハクサイの栽培をお勧めします。

◉栽培するのに必要なもの

・白菜の種
プランター栽培の場合はミニ白菜の種がお勧めです。
・プランター
・培養土
・鉢底石

◉育てる上での注意点は?

プランター栽培の場合の注意点はどんな野菜を育てる上でも、畑に植えるよりも乾燥しやすい点です。白菜の場合は芽が出るまでは、土や種が流れないように気をつけながら1日1回水やりを行います。それ以降は土が湿っていたら余分に水やりする必要はありません。
また、ほかの野菜と同様に本葉が出始めたタイミングで間引きを行います。プランターの場合は特に間引きを行なっていかないと土の栄養が分散され過ぎてしまい、一つ一つの白菜の成長が悪くなります。横長のプランターであれば3株くらいに残し、互いの葉が重なり合わないくらいに離しましょう。白菜は栽培期間がやや長いため追肥を行う方が多いです。しかし化学肥料ですと野菜により必要な栄養素のバランスを判断するのも難しいですし、肥料過剰になってしまうと病気にかかりやすくなったり腐りやすくなってしまうこともあります。追肥を行いたい場合は肥料もよく考えて選んで有機肥料を活用することをお勧めします。

◉かかりやすい病気は?

白菜は水はけがよく、冷涼な気候を好みます。一般的なサイズの白菜は更に根をしっかりと深くはれるねをしっかり土壌を好みます。そのため気温が高く多湿な環境だと病気が発生しやすくなります。どうしても白菜は種まきが夏の時期のものが多いので病気には注意しなくてはなりません。いくつかかかりやすい病気を説明していきます。
(菌核病)
白菜の地面近くの葉が淡い褐色になり、病気が進行すると黄褐色になって腐ります。気温が低く雨が続くと発生しやすいです。カビが原因で、発症した葉をめくると白い綿状のカビか黒い塊があります。プランターでしたら雨の当たらない場所に移動しておくといいです。
(軟腐病)
白菜の外葉に水が染みたような暗褐色の病斑ができます。より進行すると腐った匂いがします。高温多湿で水はけの悪い場合に発生しやすいのでプランターの場所を移動してあげることが大切です。
(根こぶ病)
アブラナ科の連作障害によって起こりやすい病気です。根に多くのコブができて、根からの栄養や水分の吸収が悪くなり成長不良を起こします。水捌けの悪さでもおきますが、以前同じ場所でアブラナ科の野菜を育てたのであればその土壌中に根こぶ病の休眠胞子がある場合が高いです。1〜2年はあけることをお勧めします。

白菜は基本的にサイズが大きいものが多いのと栽培期間が少し長めのため、ストレスなく大きい白菜を育てたい場合は畑での栽培をお勧めします。しかし畑がない方でもミニ白菜を育てることは十分可能です。通常サイズの白菜をプランターで育てたい方は、深さと大きさのあるプランターを選んで栽培してみてください。栽培が難しい野菜ではないので、いちど挑戦してみませんか?

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