ジャガイモの栽培方法と栽培時期 プランター可能?病気対策は?。

カレーにじゃがバタ、煮物にフライドポテト・・・。
料理の幅も広く、子どもから大人までみんな大好きなジャガイモ。
常にストックしておきたい便利食材。
そんなジャガイモを自分の手で栽培できたらうれしいですよね。
今回は「家庭でできるジャガイモの栽培方法」についてご紹介したいと思います。

「でも畑とか広い庭がないと無理でしょ」
「私でもちゃんと育てられるのかしら?病気はだいじょうぶ?」

畑や庭が無くてもジャガイモは育てられます。
必要なのは種イモと土、プランター、そして育て方の知識です。
正しい知識を身に付けて、おいしいジャガイモを育ててみましょう。


ジャガイモの栽培時期

種イモはいつ植えるの?

・寒冷地:3月前半~3月後半
・中間地:2月後半~3月半ば
・温暖地:2月前半~2月後半

ちょうど梅が咲くころと覚えておくといいですね。


ジャガイモ栽培で用意するもの

・種イモ
・土(培養土)
・プランター
・鉢底石


1つずつ見ていきましょう。

・種イモ

栽培専用の種イモで、も家で余ったイモでも大丈夫です。

・土(培養土)

野菜用の培養土であればまず問題ないですが、水分の多いベタベタした土は避けた方が無難。

化成肥料を多く含む培養土を使うと、肥料焼けを起こして根っこがダメになったり、イモがダメにしまうことがあります。

できれば作物にも優しく、土壌が長持ちする有機肥料をおすすめします!


・プランター

深さが30㎝以上あるもの。

一株でいいなら直径30㎝くらいあればOKです。

二株以上の場合は株同士が30~40㎝の間隔が取れる、幅の広い長方形の物を選ぶとよいでしょう。

一株用のものを使って、家族一人一株ずつ育てるのも楽しいですよ。

種イモのつくり方

種イモはどうやって作るの?

種イモはシワがなくツルっとしていて、張りがあるものが良いです。

家にあるイモを使うときは、暖かい場所に置いて少し芽を伸びるのを待ちます。

芽が伸びてきたら種イモを半分に切ります。

切ったイモの両方に芽があるか確認してくださいね。

4日間くらい、湿った日の当たらないところで乾燥させます。

表面が乾いてコルクのようになってきたら植え時です。

植え付け

植え方のコツは?

さあいよいよ植え付けです。

まずプランターの底に、底が見えないくらいになるまで鉢底石を敷きます。

その上に土を入れていきます。

後から土を足していくので、最初の段階ではプランターの半分くらいの量でOKです。

二株以上植えるときは株と株の間隔を30cmほど開けてください。

土の表面から5~10cmのところに穴を開け、そこにイモを置いていきます。

そしてその上から土をかぶせます。

だいたいイモの3~5cm上くらいまでかぶせてください。

そしてたっぷり水をあげます。


水やり

水は多め?それとも控えめ?

水をたっぷり与えるのは最初の植え付けの時だけです。

あげるタイミングは?

栽培前半は土が乾いたら水をあげます。

栽培後半はあまり水を与えず乾燥気味に育てます。

過度な水やりは根腐れや病気の原因になるので、控え目でちょうど良いです。

芽かき

芽かきって何?

栄養が分散しないように、元気のいい芽を1~2本残して、他は引き抜くことを「芽かき」といいます。

芽かきは、草丈が10cmくらいに育ったときがちょうどいいです。


抜くときのコツは?

株の根本を持って横に引き抜くとうまくいきます。

ハサミで芽の根本を切ってもいいです。

ジャガイモの追肥(増し土)

どんな肥料がいい?

最初に入れた培養土を増すだけでも大丈夫です。

いつ行うの?

追肥(増し土)は2回行います。

1回目・・・植え付けから30日後くらい。芽かきと同時に。

2回目・・・発芽から20日後くらい。つぼみが見え始めたころ。

2回目の追肥の後は、ジャガイモが土から出てしまったらその都度行います。

2回目の土寄せ(増し土)はたっぷり行ってください。

そうすることで水捌けがよくなります。

とくに雨が降った後などは、土が流れてジャガイモの一部が見えてしまうことがあるので、気を付けて見てあげてください。

うっかり日に当たり緑色に変色してしまったジャガイモは有毒です。

けっして食べないでください。

葉や茎の育ち具合があまりよくないときは、油かす、魚かす、鶏糞、カキ殻など自然由来の肥料を与えましょう。


ジャガイモの収穫

お楽しみの収穫!おいしい頃合いを見て収穫しよう!

花が咲き、葉や茎が黄色くなって枯れかかってきたときが収穫のベストなタイミングです。

ジメジメした日や雨の日に掘り出すと、ジャガイモの表面が伸びて腐りやすくなるので、晴れの日が2、3日続いた後、天気の良い日に収穫するのが吉です。

掘り出すときの注意点

早くジャガイモに会いたくてつい力いっぱいグイっと抜きたくなりますが、ここはガマン。

手で優しくゆっくり丁寧に掘り出してあげましょう。

また狭いプランターではイモ同士が擦れて皮が剥てしまわないように注意しましょう。

ジャガイモの保管方法

日光に当たって緑に変色したジャガイモは有毒とお話ししましたが、日光だけでなくお部屋の蛍光灯でも同じ現象が起きてしまいます。

保管するときは湿気のない暗い場所を選んでください。

呼吸のできる紙袋などに入れ、常温で風通しの良い場所に保管するようにします。

とったばかりの新じゃがをすぐに食べてもよいですが、よりおいしく食べるには1~2週間ほど暗所で保管した後がおすすめですよ。


ジャガイモの病気対策

ジャガイモがかかりやすい病気は主に2つ。

・モザイク病
・粉状そうか病(収穫期)

「モザイク病」とは葉や茎に濃淡の斑点模様ができる病気です。

アブラムシによる媒介が原因です。

一度かかってしまうと治療ができずどんどん進行してしまう病気なので、アブラムシをこまめに除去してください。

「粉状そうか病」は収穫期に見られやすい病気です。

ウイルスに侵された種イモを使用したときに起こりやすい病気です。

対策としては種イモに無病イモを使うことです。

また潤湿な土地で発生しやすいので、常に水捌けのよい状態を保っておくことが大切です。


まとめ

プランターでできるジャガイモ栽培。

楽しく美味しいジャガイモを栽培するために気を付けるとこは、

・良い種イモを選ぶ

・土は水捌けを良くして、乾燥気味に育てる

・日光や光が当たるのを避ける

・アブラムシなど害虫のこまめな除去

でしたね。

これらのことに注意して、家族に喜ばれる美味しいジャガイモを育ててみましょう!

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