枝豆の栽培方法&育て方 プランターで可能?害虫 病気の注意点。

 私の家はマンションの4-5階部分にあり、最上部の屋上に、小さい畑(花壇)やプランターを造作して家族みんなで楽しみながら家庭菜園やっています。完全無農薬のオーガニック栽培をテーマにやってきており、3年目になりました。虫が嫌で、農薬を使おうと思った時期もありましたが、そこには手を出さずになんとか出来ています。
 今年は枝豆、トマト、プリンスメロンを栽培しています。昨年、娘が学校の授業で枝豆をプランターで育て上げ、とても美味しかったので、今夏は絶対に枝豆だ!と決意して栽培に取り組みました。
 我が家では、種まきの前の週に畑を耕して土づくりをします。家庭菜園用のミニ鍬を使って畑を耕すと、冬の間眠っていた、コガネムシやらカナブンの幼虫、すなわち害虫がゴロゴロ出てきます。これらは、根を食い荒らしてしまいますので、出来る限り取り除いていきます。屋上に幼虫を放って置くと、知らぬ間に鳥が食べていきますので、不思議と悪いことをしてる気にはなりません。一通り、耕した後、今回は、腐葉土と鶏糞を混ぜてふかふかのベッドに仕上げていきます。鶏糞は匂いがきついため、二人の娘と妻は嫌がりますが、この鶏糞が土づくりには欠かせないと思っています。この匂いがオーガニック感の満足度を一段上にあげるといっても過言ではありません。
 今回、買ってきた枝豆の種は、近所のホームセンターで購入してきた早生枝豆です。うちでは、種まき用のトレーや苗床等を作ったりはしないので、ワイルドに子供たちに、直接花壇に種まきをしてもらいます。指で穴をあけ、枝豆の種をそこに2-3粒落とし、土をかぶせていきます。毎日、水をあげること5-6日、分厚い子葉がむくむくと起き上がって来ます。豆がそのまま薄皮を脱いで、起き上がってきているようで、葉っぱというよりはほぼ豆です。枝豆のすごいところは、発芽率が100%ではないかと思うくらいに、全ての種をまいた穴から分厚い子葉が出てきているところです。野菜を育てる時にやはり、発芽をしないと非常に残念な気持ちになりますが、枝豆に関しては初心者の方でもそういう心配をあまりする必要のないフレンドリーな存在と言えるかも知れません。
 発芽より2週間後、間引きをします。一つの穴に3粒程度の種子をまいたので、2本を間引き一本だけを残します。我が家では、元気な株を残して、成長の遅めな株を抜いてしまう間引きという、一見残酷ともとれるこの儀式の人気が低く、大体、私が一人で実行します。一緒に育てている、スイスチャードの間引きであれば、サラダ等で食べてしまえるのですが、枝豆のベビーリーフを食べている人やレシピを紹介している人は見つからず、あえなく断念しました。
 我が家の家庭菜園における一番の天敵は、害虫や霜や病気ではありません。それは間違いなく『風』です。菜園が5階の屋上に位置しており、風を遮る壁等はなく、吹きっさらしのむき出しの状態になっており、恐らく少なくとも地上の2倍は強い風にさらされているのではないでしょうか。防風ネットを設置しなかったこともあるのですが、台風や強風の翌日は、葉が6割は吹き飛ばされ、残っている葉も傷だらけの状態となってしまいます。その為、防風ネットの設置が欠かせません。それも出来るだけ目の細かい2mmのものでの防御が必須です。一般的には、目が細かいと日当たりが弱くなる為、避けられがちですが、我が家に限っては屋上で常に強い日光に照らされているので、問題はありません。支柱を花壇の隅っこに立て、全面的にネットを張りめぐらせ、箱入り娘の如く育てていきます。
 種蒔きから1か月とちょっと経った頃、小さな白い花が咲き、鞘ができ、その中に枝豆の実が膨らんできます。ここ迄の間、ネットこそかけて、液体肥料をあげてはいるものの、これといった大規模な追肥は行ってはいません。しかし、枝豆自体の生命力が相当強いのか、可憐な花と実をしっかりとつけてくれます。
 さらに、水やりだけは行い、放っておくこと1週間。鞘の中の実がぷっくりと膨らんで来ます。しっかりとスーパーで見かけるようなサイズになってくれています。さて、いよいよ収穫です。特にハサミ等は使わず、素手でプチンプチンと収穫をしてみます。鞘や茎にある毛が少しチクチクしますが、却ってそれが新鮮さを感じさせてくれます。あまり一度にとり過ぎると夏の間中楽しむという計画が出来なくなるので、一食分ずつ(両手ですくえるくらいの量)を収穫します。収穫後すぐに、塩ゆでにして、家族みんなで食べました。豆の味が濃い!!これが家庭菜園の醍醐味です。採りたてをすぐに食べられるので自然な緑の風味が豊かです。
 今年の夏はこれがずっと食べられると思うと、枝豆栽培は簡単だしとても満足度が高いです。是非、ほかの皆さんにも試してみて頂きたいものの一つです。一つ気を付けなければならないのは、更に2週間おいてしまうと、枝豆が枯れてきて、立派な大豆になってしまうということです。勿体無くて収穫のタイミングは遅れがちになりますが、適切な時期に採って、楽しみましょう。

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