とうもろこしの栽培方法と栽培期間 プランター可能?病気、害虫対策、肥料について。

スイートコーンはでんぷんや糖質が多くい含まれていて甘いだけではなく、ビタミンB1、B2、Eも高い割合で含まれているので、栄養満点の食材なのです。
 粒が全て黄色い品種もありますが、黄色と白色の粒が混ざっている品種もポピュラーです。その為、粒色が違う品種同士を混植してしまうと、雄穂の花粉を出している品種のタイプがそのまま粒の色に反映されることがあります。
 今年は、生で食べても美味しい、焼いたり茹でたりしても美味しいトウモロコシを栽培してみませんか。沢山収穫出来ればその分だけ沢山食べる事が出来ます。
 今回の記事ではプランターでの栽培方法を種を植えるところから解説、気をつけておかないといけない害虫についてもまとめてみました。是非ご覧ください。

栽培期間

寒冷地と暖地、その中間地で栽培期間が若干異なります。寒冷地では、5月中旬から6月中旬に種まきを行うと、8月中旬から9月中旬にかけて収穫することが出来ます。種から育てるとおおよそ3か月ほどかかります。
一方で暖地では3月下旬から5月上旬に種まきを行うと、6月中旬から8月上旬にかけて収穫する事が出来ます。種から育てると3か月ほどかかります。
その中間地では4月中旬から5月下旬に種まきを行うと、7月中旬から8月下旬にかけて収穫する事が出来ます。種から育てると3か月ほどかかります。
植える時期は多少異なれど、大体種からだと3か月くらいで収穫する事が出来ます。

栽培方法

土の作り方
今回はプランターで育てる方法を紹介しますので、1苗育てるにおき10リットルの培養土が入る鉢が必要になります。受粉を成功させる為には10株育てるのが理想ですが、5苗くらいあれば家庭菜園では十分かと思いますので、5苗育てるにはこういった鉢が5つ必要になります。また土の準備がありますので、最低でも2週間前には培養土を5L入れておきましょう。
トウモロコシはアルカリ性の土を好みますので、2週間前に苦土石灰を1にぎり混ぜておきましょう。
植える1週間前になったら、堆肥を3L、腐葉土を2L、化成肥料を1にぎり加えて、スコップで良くかき混ぜておきましょう。こうする事で、栄養を蓄えた土になり、トウモロコシの成長を促してくれます。

種まき&鉢植え

 種から育てる場合は、プランターに深さ3~4cmで直径20cmの穴を真ん中に1つ作ります。そこに種を3~4粒まいて、その上に土を乗せたら水をたっぷりかけます。特に芽が出るまでは水をきらさない様にしましょう。
 発芽して草丈が10cmくらいになったら丈夫そうな苗を1本残して、後は根元から切っておきます。
 苗から育てる場合、購入するときには緑色が濃いものでかつ根本がしっかりしているものを選びましょう。この場合、すでに草丈が10cmほどになっているので間引いてしまいます。
 ただ土を上手くほぐして苗を1本ずつバラバラに出来る場合は根元を切って間引く必要はあります。根が絡まっているからと無理に引っ張ると根が傷んでしまい育たなくなってしまいますが、その分買う苗が少なくなるという利点があります。優しく根をほぐして1株ずつバラバラにしたらすぐに苗を土に埋めてあげます。埋めるときには突っ込む様にするのではなく、根がすっぽり覆われる程の穴を作り、少しずつ埋めてあげる様にすると成功率が上がります。

その後のお世話

 草丈が50cmくらいに育ったら1部の根が地表に出てしまうので、土寄せをしてあげましょう。
追肥のタイミングは2回あります。1回目は雌穂が出るか出ないかのタイミングで行ってください。2回目は雄穂が出始めたタイミングで行います。どちらも1にぎり分で大丈夫です。
1番上に雄穂が出て、その下にトウモロコシの見慣れた形の雌穂がいくつか脇から出てきます。その場合には1番上の雌穂以外を全て取り除いておきます。取り除いた雌穂は「ヤングコーン」として食べる事が出来ます。そして脇から出てくる新たな芽は摘み取らないようにしておきましょう。

受粉と収穫

 雄穂と雌穂が出てきたら人工授粉をさせてあげると、粒ぞろいが良くなります。午前中になったら、雄穂が何本か出ていると思うのでその2~3本とり、雌穂から出ているヒゲの部分に花粉を振りかけてあげます。
 ヒゲが出てきてから20~25日くらい経過したら収穫出来ます。雌穂が大きくなり、ヒゲが色付いてきたら皮をめくってみましょう。そうすると粒が大きくなっているかを確認する事が出来ます。収穫時期を伸ばしてしまうとそれ以上大きくなる事なく、逆に粒の皮が固くなってきてしまうので、ある程度粒がしっかりしてきたら見切りをつけて収穫するようにしましょう。

主な害虫

 病気には非常に強いのですが、害虫ではアワノメイガが大敵になります。アワノメイガは雄穂めがけてやってきて、7月頃から食害がひどくなる習性があります。
 殺虫剤をこまめにまくのが最も有効な対策なのですが、家庭菜園で薬を使いたくないよという場合には、受粉が終わり次第早急に雄穂を切り取ります。もし食害がひどくなってしまい、幼虫が雌穂にまで入り込んでしまった場合には、カッターナイフで茎を割いて幼虫を取り除きましょう。
 雄穂が出るタイミングと雌穂が出るタイミングとで幼虫がいるかを念入りに確認するようにしましょう。また、栽培時期を適切な範囲で早める事で食害を抑えられます。

まとめ

以上、トウモロコシをプランターで栽培する方法でした。
アワノメイガが最大の大敵ですが、それさえ乗り切れば沢山収穫するのも夢ではありません。また、何の品種を育てるか考えるとワクワクしてきますね。
皆さんも是非育ててみてください。

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