ニンジンの栽培のコツと栽培期間 割れる理由と間引きのまとめ。

はじめに

とても栄養価の高い、緑黄色野菜の代表格で、カロテン、ビタミンB2.C、葉酸、食物繊維が豊富に含まれています。

様々な料理に使えて、家庭料理でも良く見かける野菜で、カレーやシチュー、肉じゃがや野菜炒め、鍋の具材等、が我が家では人参無しでは始まらないのです。

私の畑でも、春から撒いていましたが、春は発芽すらしない状態で、1本だけ収穫出来ましたが、夏の終わりに再チャレンジしたら、殆どが発芽して、すくすくと育っているので、15本は収穫出来るかと楽しみにしています。

コロナで仕事が無くなった為に春から畑を始めましたが、初めて畑に行った日に、大分植えの方の畑のプロの農家さんが、引っ越し祝いとして、収穫した人参を一山くださって、その人参がとても美味しかったのです。

さて、あのプロの人の人参の様に美味しく育てられるのか、少し不安です。

1.ニンジンの栽培のコツ

人参は根が深く迄伸びる事から、土は深く耕す必要があり、水はけが良く保水力の有る土で育てますが、連作障害にならない様に1~2年人参を植えていない土地を使います。

通常は種を撒く3週間前に堆肥を入れ、2週間前に石灰を入れて耕しておきますが、土のかたまりや石等を良く取り除いて又根にならない様にしておきます。

1週間前に元肥を入れ、畝を立てて、私の場合はマルチシートを敷き、肥料は鶏糞と草木灰、油かすにし、土も良く耕したのですが、石等をきちんと取り除けて無いかも知れません。

又根になっても、食べる事は出来るので、売り物では無い事から、料理しづらいだけだと考える様にしています。

種は20センチ間隔で3粒程づつマルチの穴に植えましたが、近くにコンパニオンプランツの枝豆を植えるとお互いの害虫対策になり良いのですが、春の時は枝豆を植えたのですが、夏には枝豆は植えませんでした。

人参の種は好光性種子なので、植えに5ミリ程の土をかける程度が良いとされますが、私の場合は、5ミリも無い程度で、植えにサラッと撒いた感じで、何個かは種の端が見えている程度にしました。

これは、人参の花が咲き種になってそのまま地面に落ちたと想定し、風で植えに土が被さった自然に近い状態にしたのです。

近くにインゲンを植えてしまうと、互いに「ネコブセンチュウ」の被害が増えてしまうので注意が必要ですが、私はインゲンはあまり興味が無いので、植えてはいませんので大丈夫です。

人参は移植出来ないので、畑やプランターに直播きで育てる事になります。

人参の種は発芽がしにくいので、低温や高温、乾燥させない様に注意が必要で、種を撒いたらたっぷりの水をやり、発芽迄は朝か夕方の涼しい時間帯に水をあげる様にします。

上のプロの人はホースに沢山の穴を開けてある物で、畑全体に下からのスプリンクラーの様な感じで、水まきをずっとしていました。

私の畑ではじょうろであげるしか方法が無いのですが、たっぷりとあげる様にしました。

外国産の種だと、種がコーティングされていて、まずは水をたっぷりやる事でこのコーティングを溶かさないと発芽しないとプロの人から教わったので、外国産の種は絶対に撒いたらたっぷりの水をやる事を欠かさない様にしています。

シーダーテープと言う水で溶けるテープに種がくるんである物が有り、撒き溝を作りテープを植えるだけと言う楽な物も有りますが、私は自然に近づける感じで手巻きしました。

種を撒いたら不織布をかけて乾燥を防ぐ人も居ますが、私はプロの人の畑も布等敷いてないので、真似してそのままにしています。

本葉が出そろう迄の2週間は、土がやや湿った状態になる様に水やりをします。

種を撒いて3ヶ月程の葉が茂った頃が収穫の時期で、探り掘りをして太さを確認して、自分で納得が出来たら、茎のしたの方を持ち、引っこ抜きます。

霜が降り出すと葉は枯れて成長がストップしますが、人参を隠す様に植えに土をかける事で春迄土の中に於いておく事が可能です。

収穫した人参の側根が等間隔に並んでいる物程、成長が順調だった証拠で、美味しい人参です。


2.栽培期間

春撒き(3月)と夏撒き(8月)、それにトンネル栽培での冬撒きが可能で、単根種で約80日、長根種で約140日で収穫になります。

基本的には夏撒き秋冬採りになります。

春になるとトウ立ちする事から、秋撒きや、春蒔きは早く撒かない事が大切です。

3.割れる理由

A.収穫が遅れると烈根(実割れ)してしまうので、取り遅れない様に注意が必要ですが、11月中旬以降に収穫サイズになった物は実割れの心配は有りません。

B.成長途中で大雨が降ったり、真夏で急激に土の中の水分が失われる事で割れる事が多いです。

土壌の水分の急激な変化で根の中側と外側との成長バランスが崩れる事が原因になります。

畝を高めにして水はけを良くする事で少しは解消出来ます。

C.チッ素過多の肥料で株間が広い場合も、割れ易くなってしまいます。

D.センチュウと言う小さな虫の影響で、割れてしまう。

収穫が遅れると烈根(実割れ)してしまうので、取り遅れない様に注意が必要ですが、11月中旬以降に収穫サイズになった物は実割れの心配は有りません。

4.間引き

人参は発芽したら「こっちの物」で、余り手間は掛かりませんが、発芽したら1回目の間引きを行ない、本葉が2枚で2回目の間引き、6枚程になったら、3回目の間引きをし、追肥と中耕と土寄せをしておきますが、雑草はマメにむしった方が良いです。

まとめ

間引いた葉や細い根も料理に使え、栄養価は高いので、葉はパセリ代わりや、天ぷらに、根はきんぴらや野菜炒め、鍋の具にして美味しく頂く事にします。

まず発芽すれば、害虫被害等は殆ど無く、病気もあまり無い事で、避け用の無い急激な天候の変化は仕方無いとして、収穫さえ遅れないでやれば、初期の水やり程度の楽な野菜と言えます。

私の畑の春蒔きは、コロナでの畑ブームの前で、種は百円均一の2袋100円を撒いたので、多分良い種では無く発芽しなかったのだと思いますが、今度はホームセンターで買って来たので、今の所良く育っています。

私の所では、完全に有機肥料しか使っていない為、美味しくなる事を祈っています。

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