きゅうりの無農薬栽培体験談、枯れてしまう原因、結実後急ぎで使いたい時の方法、病気対策

初めての家庭菜園、ワクワクしたものです。まずは苗売り場に行き、トマトときゅうりを購入、という方も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
早速購入後、自宅の畑に植えるものの、日に日に弱ってきている様子。水やりもしているのに、なぜだろうと不安になりました。
そんな私にアドバイスしてくれたのが、ご近所の家庭菜園のベテランさん。あっというまにきゅうりは元気を取り戻し、想像以上に大きく成長し、支柱を遥かに超え、またご近所にお世話になり支柱を立て直してもらいました。
一度しっかり学ぶと、きゅうりは誰でも育てられます。しかし何も考えずに植え、適当に水やりをしていると枯れてしまいます。
今ではコツをつかみ、楽しんできゅうり栽培をしている私の、無農薬有機栽培での体験を紹介いたします。また、我が家では頻繁に起きる、子供のお弁当等でどうしても明日までにきゅうりを一本!という時の簡単な方法もお話ししたいと思います。

① 土作り・植える場所について

きゅうりは、水で育ちます。ということは、保水性排水性がとても大切になります。そのため植え付け前はしっかりと耕します。私は夏の果菜には、石灰と牛糞、油粕と骨粉を漉き込み元肥とします。
植え付け場所については、しっかりと計画を立てて考えましょう。他の野菜をどのように植えるのかを先に考えます。なぜならきゅうりは、夏野菜でも断トツの背丈になり、陰になる野菜の成長を阻害するためです。ナスやピーマンなど比較的コンパクトな野菜の植え付け場所をきゅうりの陰にならない所に。また日当たりが最も重要であるトマトの場所を優先します。
私は毎年、背丈が大きい果菜のきゅうりとトマトは合掌作りの支柱で一緒に育てています。合掌作りの支柱の幅を広めにとり、水を極力抑えたいトマトと、水で育つきゅうりを並べて育てることが可能です。また、トマトもきゅうりも連鎖を嫌う野菜の為、毎年移動して植えることで、双方の連鎖を防ぐこともできます。もちろん日当たりの良い方にトマトを植えます。

② 支柱について

様々な支柱の立て方ができるきゅうりですが、支柱の安定を考えると合掌作りがよいと考えます。先述したように、トマトと一緒の合掌にするのはお勧めですが、きゅうり単独でも、背丈が大きくなり、たくさん結実した時の重みを考慮しても、安定性が大切と考えます。
きゅうりネットは、必ずしも必要というわけではないですが、他の野菜に絡みついたりすることを防いだり、ジャングル状態を防ぐという意味でもあった方が良いです。
わたしは今年、引越し用の紙ロープを縦横に張り、きゅうりネットにしました。わざわざ買わずとも、自宅にあるもので代用が可能です。

③ 水やりについてと、成長前に枯れる原因(重要)

きゅうりは水で成長します。養分も大切ですが、実が大きく育つためには、とにかく水が重要になります。苗が小さい頃、まだ肌寒さが残るころは、普通に朝晩他の苗と同じように水やりして構いません。少し背が伸びてきたころから、他の野菜の二倍量水をあげましょう。多すぎて根腐れはしません。水で苗がグラグラするようでしたら、土寄せして更に支柱を足して支えます。
成長前に枯れてしまう方は、ここで水の量を増やしていないと考えます。梅雨前の時期に思い切り成長させた方が、梅雨もその後の暑い夏も、元気に乗り越えてくれます。
結実が始まると、更に水を求められます。水で一気に大量収穫でうれしい悲鳴、なんてこともしょっちゅうです。

④ 急ぎできゅうりを使いたい時の方法

絶対に使いたい時に限ってきゅうりがまだ小さい、ということはなぜかよく起きるものです。こんなに普段収穫できてるのに今日に限ってない!そんなことにならないために、絶対に使いたい日の前日の朝、必ず畑をチェックします。小さいけれど結実している苗があれば、その苗に頻回に水やりをします。通常量を頻回で構いません。とにかく水を与えられるだけ与えます。すると、小ぶりかもしれませんが、使えるサイズには成長しているはずです。少し手間ですが、我が家のきゅうりサンド好きのお弁当作りでは重宝したテクニックです。

⑤ 病気対策

きゅうりは少しの病気でもしっかり実ります。しかし病気になりやすく、蔓延しやすい野菜でもあります。我が家は毎年うどんこ病とべと病に悩まされています。
対策としては、木酢液を希釈したものを毎日霧吹きでかけて予防することができます。しかし、それでも病気になることもあり。
私は、病気の葉が発生した時は、思い切って整枝します。病変した箇所の他にも、その葉がついている茎、また同じ枝葉ごと切ってしまうことも。きゅうりは成長が早いので、病気になって整枝しても、別の脇芽からどんどん成長してくれます。

以上、私のきゅうり栽培での体験で学んだ栽培方法です。コツがつかめると、収穫をコントロールすることもできます。是非無農薬で挑戦してみてください。

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