枝豆の栽培方法、失敗例、肥料、害虫、病気のまとめ

はじめに

夏のビールのお供に掻かす事の出来ない枝豆ですが、今年の夏は下の畑の人の枝豆が大収穫になり、畑の横野BBQ会場で、取れ立ての枝豆を茹でて、畑仲間でビールを飲むと言う贅沢な時間を過ごしました。

下の畑の女性は、残った枝豆で味噌を造るそうで、旨く出来たら冬は味噌鍋を皆でつつこうと言う事になっていて、家の畑の大根と白菜と水菜を提供する予定です。

枝豆は収穫せずに乾燥させると大豆となります。

枝豆は煮物やスープ等色々と使えるとても栄養のある野菜で、冷凍保存も出来るので重宝します。

1.枝豆の栽培方法

夏に収穫する枝豆は、一般的には4月末から5月前半にポットに種を撒いて苗を作り、5月末に苗を植え付けて、7月半ばから8月前半に収穫します。

秋に収穫する場合は、7月上旬に種を植え付けて、10月半ばの収穫となります。

品種や地域によって時期が異なるので、確認して栽培する事が大切になりますし、プランターでの栽培も可能です。

土は種まきの3週間程前に堆肥を撒いて耕し、2週間前に石灰を撒いてpH6~6.5にしておきます。

堆肥は窒素を控えめにした肥料を使う事が一般的で、ボカシ肥料を使うケースが多い様ですが、私は鶏糞と草木灰にしました。

枝豆は根に「根粒菌」が有り、空気中のチッソを固定したり、栄養分を作り出す働きをしてくれますので、追肥の必要は有りません。

肥料が多過ぎる事で、茎や葉ばかりが成長して豆がつきにくくなってしまうのです。

種を2センチ程の深さに30cm程の株間で撒いたら、土を被せて、水をたっぷりとあげます。

畑に直接撒いた種は、鳥に食べられてしまう可能性が高いので、ネット等で、守る事も大切になります。

葉が生えて来たら、間引きして元気な物を残しますが、ポットの場合は本葉が2枚になったら畑に植え付けます。

草の竹が10センチ程になったら1回目の土寄せをして根の周りに土を被せます。20センチ以上になったら2回目の土寄せを行ないます。

本葉が5枚になったら、主茎から生える新しい本葉を切り取る摘心を行ないます。

花が咲き、鞘が付き始めたら、少ない量で回数の多い水やりをして豆を太らせます。

豆の8割程度が膨らんだら収穫の合図になりますが、枝から切り落とした瞬間から鮮度が落ちてしまうので、枝や葉を付けたまま収穫して、茹でる寸前に豆だけにするのが美味しく頂く秘訣です。

鍋が大きければ枝毎茹でてしまうのも美味しい食べ方になります。

収穫せずにそのまま置いておいて、乾燥させて大豆にしてから食べると言う手段もあります。

2.失敗例

・枝豆は連作障害が出易いので、2~3年間隔を開けた土地で栽培しなかったケース
・種が古くて発芽しないケース
・肥料をあげ過ぎて土の窒素が増え、サヤが育たない「ツルボケ」になるケース
・カメムシやアブラムシ等の害虫にやられるケース
・鳥に食べられてしまうケース

上記の5つが一般的な失敗例ですが、私の失敗は此れとは違い、枝豆の隣にミニトマト、その反対側にキュウリを植えてしまい、二つが大きく成長した事で、枝豆が両方の中に埋もれてしまい、光が殆ど当たらなかった為にまともに育たなかった事です。

しかもこの両方が凄い成長と収穫量になっていたので、枝豆の栄養も吸い取られていたみたいで、逆に言えば違う意味のコンパニオンプランツとして、犠牲になったのかも知れません。

3.肥料

窒素を少なめに配合したボカシ肥料を作る事が一般的とされています。

私の場合は鶏糞と草木灰にしましたが、此れに米ぬかを加えたボカシ肥料だと窒素が少なめになります。

基本的に追肥の必要性はありませんが、私の畑の様に余りに近くに大食いの野菜が植わっていて、栄養を取られてしまう様な場合は様子を見て追肥した法が良いかも知れません。

4.害虫

・カメムシ
サヤから吸汁して、落果したり、豆が入らなくなったり、変形したりしてしまいます。

・シロイチモジマダラメイガ
幼虫が枝豆の中に入り食害します。

・ダイズサヤムシガ
芋虫状の幼虫が、葉やサヤの中に入り豆を食害します。

・ダイズアブラムシ
葉裏や葉柄、茎に群生して吸汁加害し、ウイルス病を媒介します。

・コガネムシ
葉を食害します。

・ハスモンヨトウ
芋虫状の幼虫が葉を食害します。

これらの害虫を見つけたら、すぐに取り除く事が大切で、トンネル等を作って虫よけをする人も少なく有りません。

私の畑はトンネルを造るのは嫌なのではじめは、アブラムシをラー油入りの水で撃退しましたが、2時間程の効果しか無く、その後テレビで見た、牛乳入りの水で撃退しました。

完全撃退では有りませんでしたが、それなりに効果はありました。

5.病気

・萎凋病
下葉から黄色くなり萎れて、育成不良を起こし枯れてしまいます。

・白絹病
酸性の土壌に発生し易く、地面の茎に白い綿状の菌糸が出来ます。発病したらすぐに抜き取るしか有りません。

・立枯れ病
茎の地面近くに縦長の褐変が現れて、やがて茎全体に広がり枯らせてしまいます。

・ベト病
葉に淡黄色の病斑が出来て、葉裏にカビが発生します。

・モザイク病
葉に緑色濃淡のモザイク柄が出来ます。アブラムシがウイルスを媒介して発病します。

おわりに

枝豆は其れ程手間の掛かる作物では無いので、虫等に注意していれば、過程のベランダでのプランター栽培も良いでしょう。

ただ、プランターだと、収穫量は多くは無いので、ご家族だと一、二度楽しめる程度になります。

来年は、近くにトマトやキュウリ等がない所で育てて、きちんと収穫したいと考えています。

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