ネギの育て方 プランター可能?病気、肥料、水やりのまとめ。

少しあるだけで料理の味に深みを出し、なおかつ彩りを添えてくれる野菜があると、忙しい日にはうれしくなるものです。隠し味や彩りだけではなく、食べごたえもあり、健康にも良いものだと、本当に万能。ネギはそんな野菜ですよね。

散歩や買い物に行くときに、是非お花がきれいに植えられているお家の花壇を覗いてみてください。お花が可愛らしく植えられている根元や隅っこに、ひっそりとネギが植えられていることがあります。
ネギは、食べるだけではなく、花を害虫から守る、コンパニオンプランツとしての効果も期待できるのです。もちろん花だけではなく、たくさんの野菜のコンパニオンプランツとして利用されています。

そんな万能野菜、ネギの栽培について紹介します。
ネギといえど、本当にたくさんのネギがあります、地域特産の種類、また気候の都合などでほとんど出回っていない地区特有の種類、球根で宿根する種類、キリがありません。
今回は、みなさんがスーパーで見かける長ネギ、家庭菜園では育てやすい葉ネギの二種類を紹介します。

苗の植え付け(共通)

私は初めてネギを植えたとき、他の野菜の苗と同様に、畑の中ごろにまっすぐ立つように植えました。するとお隣の菜園愛好家の奥様が、ちょっと見ててね、と、全部植え替えてしまうという出来事がありまして・・・忘れられない家庭菜園の思い出です。

まず、苗は菜園の端のほうに植えます。15センチほど掘り、そこに二本一組にして、土の傾斜にそのまま立てかけます。根元には軽く土をかけるだけ。埋めません。

土に直接立てかけるなんて、腐らないのか・・・と心配しましたが、数日後びっくりしたことを忘れません。ネギがどんどん立ち上がっていくのです。種から発芽するように、ゆっくりゆっくり起き上がり、ついにまっすぐに根を張っていました。
そして端っこのほうがスペースを取らずに掘ることができるというわけです。

長ネギを育てる場合は、菜園の端の反対側、広いスペースがある側は、50センチほど間隔を空けて他の作物を植えるようにします。後で説明しますが、何度も土寄せするため、たくさんの土が必要になるのです。

土作りや肥料、水やりについて

ネギはとても丈夫な野菜です。私は追肥することなく育てられました。
植え付け前には、ネギのために何かすることはありません。多くの野菜の土作りと一緒で、石灰と牛糞堆肥と油粕を漉き込み耕します。ついでに植えるくらいの気持ちでも、ちゃんと立派に育ってくれます。元肥で充分という印象です。
また、日当たりについては、良いに越したことはありませんし、事実日当たりの良いほうが大きく育ちます。しかし、そこまであれこれ気にしなくてもしっかり育ちました。

水やりは、ほとんどせず、雨のみで育ちます。雨がずっと降らず、葉に元気がなく水分不足かなと思った時にだけ、たっぷりと水をあげます。水をあげすぎると、腐ってしまうなどかえって良くないです。ちなみに私は、水はけのよくない半日陰の裏庭で育てた時は、水やりを一度もせず収穫することができました。

プランターで栽培する場合

プランターで栽培したいという方もいると思いますが、長ネギはおすすめしません。というより、長ネギをプランターで作れるのでしょうか・・聞いたことがありません。
そういうにも、次の項でお話ししますが、長ネギは何度も土寄せが必要なので、最終的には土が砂場の山状態になります。当然土がたくさん必要になります。大きなものだと栽培できるような気もしますが、なかなか手間がかかる作業になると思います。
葉ネギですと、土寄せの必要がないので、プランターでも気にせず栽培できます。

埋戻しと土寄せ(長ネギのみ)

長ネギの白い部分はどのようにできているか、その秘密が土寄せです。
苗を植えて、根がついて起き上がり、茎が少ししっかりしてきたら、葉と茎の分岐点まで土を埋め戻します。埋戻しを数回行うと、植え付けした時の穴がすっかり元の土で埋もれて、今度は長ネギの背丈がどんどん伸びてきます。
背丈が伸びてくると、今度は伸びた葉と茎の分岐点まで土を寄せ、砂山のようにしていきます。その際、植え付けの項で述べた、他の作物を植えずに空けておいたスペースの土を利用します。収穫期まで数回、長ネギの背丈が伸びるたびに土寄せを行うために、50センチもの幅の土を植え付けの段階でとっておくのです。

収穫方法

葉ネギは、食べたい時に必要分を収穫して良いと思います。どんどん成長して大きくなるので、ある程度の大きさまで成長してしまえば、量を気にせず切っても構いません。長ネギは、株ごと抜き取ります。

病気、害虫の発生について

ネギは丈夫な作物なので、あまり神経質にならず育てられると考えます。しかし下葉を枯れたまま放置したり、葉先が変色していると、そこに枯葉を食べる虫が集まってきて穴をあけ、穴の開いた枯れた部分から腐食してしまったり、虫が入り込んで卵を産み付けられたりします。
枯れた下葉はしっかり取り除き、株全体を清潔に保つことが大切です。

以上がネギの育て方のまとめです。ネギは種類によって本当に様々なので、一概に育て方についてまとめるのは難しいものです。しかし、植え付け方法と株を清潔に保つことは、どんなネギでも共通点です。
少しでも家庭菜園にあると役に立ち、植え付けや成長過程も楽しめるネギの栽培を、是非試してみてください。

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