いちごの栽培方法 プランターは可能?病気や害虫対策は?日当たりはどのくらいがベスト?。

栽培期間が長く楽しめるいちご。甘くてお子さんにも人気の果物ですね。そんないちごが家庭で栽培できたら嬉しいですよね。今回はいちごの栽培についてまとめます。

◉いちごとは?

いちごはバラ科の多年草です。いちごの果実についている粒々、種子だと思っている方が多いと思います。種のようなものは痩果(そうか)といって、簡単にいうと乾いた果実の一部と言われています。その痩果の一粒一粒についた花托(かたく)部分が食用として食べられている「いちごの果実」と言われる部分です。

◉いちごの栄養価について

いちごは美容を気にされる方にはおすすめの果物です。ビタミンCとアントシアニンが多く含まれています。ビタミンCは風邪予防や疲労回復効果もありますが、肌荒れや美白効果があります。いちごの品種の中でも「おいCベリー」というビタミンCが特に豊富に含まれているものも出てきているそうです。また、糖度が上がれば上がるほどビタミンCの含有量も増えるとのことです。
アントシアニンとは、いちごの赤い色素成分です。ポリフェノールの一種で、眼精疲労回復などもありますが、活性酸素除去効果により、お肌の老化予防効果があります。お肌のシミやくすみ、日焼けなどのトラブルを抱えている方にはおすすめの果物です。

◉いちごの栽培方法について

「いちごを育ててみたいけど、家庭のプランターでも育てられるかしら?」と思っている方へ朗報です。いちごはプランターでも育てることが可能です。長時間火が当たる環境の方が生育が良くなるので、プランターの方がその季節に合わせた最適な場所で栽培することが可能なのでプランター栽培の方が都合がいいかもしれません。
いちごは種から育てるとなると家庭菜園初心者の方にとっては少し難易度が高いものです。ですので心配な方は園芸店で苗を購入してきましょう。
また、種から育てたい方は園芸店で購入してくるのが通常のやり方ですが、実は甘くて気に入ったいちごに出会ってそのいちごを育てたい場合は、いちごから直接種を取ることもできます。いちごの表面のツブツブの部分を残して、いちごの表面の赤いところを切り取ります。それをキッチンペーパーなどの上で乾燥させます。乾燥すると表面の赤いところからツブツブの部分が浮いてくるので指などでこそぎます。それを一晩見ずに浸しておくと浮かぶものと沈むものがあるので、沈んだものだけをとって再度乾燥させます。そのように採取したものを春植えてもいちごを育てることは可能です。

1、植えつけ

いちごは日当たりがよく、風通しのいい環境を好みます。しかし夏の暑さに弱く、比較的涼しい環境を好むので、直射日光の強いところよりもベランダなど程よく日当たりがよく、半日陰になるようなところが良いでしょう。プランターは根を深く張ることができるものがいいと、水はけがよく風通しのいい状況を作るため、大きめのプランターにしましょう。深さは20cm以上、苗の間も20cmほどあけられるようなものを選ぶといいでしょう。鉢底石を利用して水はけをよくするのもいいですが、プランターのそこにネット上の中敷が入っているものの方が水はけがよくなるので、そのようなものが理想的です。いまはいちごのランナーと言われるつるをはわせやすいようにできている、ストロベリーポットというプランターや、空中プランターなどもあるため、どこでどのように育てたいかによってプランターを選んでもいいかもしれません。
植え方としては浅植えにし、クラウンと言われる生長点である根元の王冠に似た部分を埋めないようにします。
水やりですが、12〜2月は気温が低下しますので冬眠の期間に入りますので水を上げる際は暖かい日の午前中に与えます。3〜10月は土の表面が乾いたタイミングで行い、プランターの底から流れ出るくらいまで水を与えてください。

2、追肥

いちごは冬の間冬眠して、ほとんど成長しません。ですので追肥を始めるのは本格的な成長が始まる2月中旬ごろからにします。2回目の追肥は最初の花が咲く頃の3月頃に行います。

3、人工授粉

3月中旬を過ぎるといちごの花が咲き始めます。開花したら人工授粉を行うのが、大きくて美味しいいちごをつくるために必要なことです。本来はミツバチなどの虫たちが花と花を移動することにより受粉のお手伝いをしてくれますが、プランター栽培だとなかなか虫たちも集まりにくいため、人工授粉をしたほうが確実です。花粉がたくさん出る朝のうちに、耳かきの梵天や毛先の柔らかい筆などで雄しべの花粉を雌しべにつけます。

4、ランナーの剪定

ランナーとはいちごを育てていくとたくさん生えてくる、細い紐のような茎のことです。ランナーの先には新芽が育つので、そこから子株・孫株と増えていきます。ただ、甘いいちごを育てたい場合はランナーが多過ぎるとそちらにも栄養が分散してしまうため、状態によってはカットする必要があります。たくさんの苺を育てたい場合、また続けて来年も育てたい場合はランナーをカットせず、そのまま育ててもいいでしょう。
5、収穫
収穫時期は5月ぐらいになります。いちごを引き続き育てたい場合は収穫した後も株を抜くことはせず、伸びたランナーを育てまた来年いちごが実るように栽培を続けましょう。

◉病気や害虫対策は?

いちごがかかりやすい病気はいくつかあります。病気がかかる前にできる対策としてコンパニオンプランツを植える方法があります。いちごの場合おすすめなのがニンニクです。ニンニクは様々な植物とも相性がいい、有名なコンパニオンプランツの一種です。ニンニクの強い香りが、アブラムシ・ネキリムシなどの害虫を遠ざけてくれます。また、病原虫を防ぐ効果も期待されています。
(うどんこ病)
葉や実に小麦粉のような灰白色から白色の粉状のカビが発生する病気です。光合成を阻害、育成不良を起こします。肥料が多すぎると起きやすい病気です。原因はカビなので、見つけたらカビを落とさないように取り除きます。
(炭疽病)
くさび型にくぼんだ黒褐色の病斑ができて、ひどくなると穴が空いたり萎れて枯れてしまいます。水はけが悪く、多湿の状態が続くと起こりやすいため、いちごの好む環境で育てられるよう環境作りが大切です。発病してしまったら、その部分を取り除くか株ごと抜き取ります。

一度植えると長く楽しめ、子株・孫株と育てれば次の時期も楽しむことができるいちご。一度試してみるのはいかがでしょうか。

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