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インターン生の声【Mission Trip】コウシ

先日1/16~1/22の間、Banteay Meanchey(BMC), Battambang(BTB), Pillin(PLN)のMission Tripにご同行させていただきました。

仕事内容は主に①倉庫の統合②Crop-trading③loan状況の確認でした。このうち今回このnoteでは①の倉庫管理と②のCrop-tradingについて書きたいと思います。

倉庫管理とCrop-tradingの体系化は現在Agribuddyが進めていることのうち最も重要であるといっても過言ではないと思われます。まず、現在のAgribuddyのモデルを簡単に説明します。

まず①FarmerはAgribuddyを介してマイクロファイナンス(MFI)にloanを申請します。②loanを承諾したMFIはそのお金をfarmerではなくAgribuddyに振り込みます。③Agribuddyはそのお金を使ってfarmerの代わりに業者から製品を注文します。④発注確認後、業者は倉庫に発送しファーマーは倉庫に製品を取りに行きます。⑤farmerはその製品を使って農作をし収穫をします。⑥収穫後farmerは自ら加工業者に作物を売り現金と交換し、⑦最後に交換した現金をMFIに返済します。

この7つの過程はA.口座状態(①②③) B.現物状態(④⑤⑥) C.現金状態(⑦)分類できます。このうち、最もリスクが高いのはB.現物状態です。なぜなら、現物は価格の変動が大きく、不正をするのが簡単だからです。従って、現物状態をできる限り管理し、現物期間をなるべく短くすることが重要となります。

現在、④に関しては倉庫の数が多く十分な管理をするのは難しい状態となっています。⑤⑥に関してはHarvestの期間を勝手に早めるfarmer、加工工場が近くにあるのにもかかわらず収穫物をもっていかないfarmerがいるなどfarmerの裁量が大きくなっているのが現状です。

ここで、倉庫の統合は④の問題の解決策、Crop-tradingは⑤⑥の問題を解決策となります。これまでBuddy(farmerの代表)に任せていた倉庫をAgribuddy社員が管理する倉庫に統合することで管理を簡単にします(もちろんデメリットもありますが)。Crop-tradingを体系化することで、適切な時期に適切な価格でファーマーの作物を販売することが出来ます。そうすば、こここまで管理できれば現物状態のリスクを大きく減らすことが出来ます。結果として計画的に①→⑦のサイクルを回すことが可能となり、loanの回収率も上がるのです。

このMission Tripは日本人社員の清水さんとにご同行させてもらったのですが、清水さんの課題発見→解決策の提案→実行までのスピード感と正確性を近くでみることが出来ました。残りの一か月、もっと色んなことを吸収していきたいとおもいます。

p.s 写真の車はガッタガタ道を走り回っているせいかtrip中二回ぶっ壊れました(笑)



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