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鹿児島大学農学部食品保蔵学研究室の渡部です。ここは私が研究対象にしている鹿児島県大隅半…

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鹿児島大学農学部食品保蔵学研究室の渡部です。ここは私が研究対象にしている鹿児島県大隅半島のカンキツ「辺塚だいだい」の情報を発信するためにつくりました。「辺塚だいだい」がどんなものか、どんな風に使うのか、といった基本的なことから、研究室の活動なども紹介していきます。

最近の記事

大学のオンライン授業

今年は新型コロナの影響で、前期の授業は全部オンライン、後期の授業は対面とオンラインの混在となっています。前期はバタバタとzoomの導入を行い、授業以外に学科の会議もリモート、学内は閑散としていました。 私は、前期の授業に関しては、パワーポイントに音声ファイルを付けてクラウド上に置いておき、学生にダウンロードしてもらう形でやっていました。鹿児島大学ではmanabaというクラウド型の教育支援サービスが導入されています。他の大学でも似たようなサービスを導入して対応していると思いま

    • 辺塚だいだいのカクテル

      知り合いのお店で、辺塚だいだいのカクテルを作ってもらいました。ベースはジンで、本坊酒造さんが造られている「和美人」というジャパニーズ・ジンになります。この「和美人」にも辺塚だいだいが入っているんですよ。 おおまかな分量ですが、ジン(和美人)を40ml、辺塚だいだい果汁を30ml、トニックウオーターを60ml~80mlくらいだそうです。辺塚だいだいは、果皮があまり厚くなく搾りやすいので、果汁がたっぷりとれます。カクテル、作りやすいですね。月並みな言葉ですがたいへん美味しかった

      • 氷結®ストロング 鹿児島産辺塚だいだい

        ◆辺塚だいだいを使った氷結が10月6日から発売されます◆ 一昨日、肝付町に今年の実験用のサンプルを収穫に行ったのですが、その時に飲ませていただいた見本缶です。そのままでも美味しいのですが、角氷をグラスに詰めて注いで飲むのがおすすめです。この氷結は「いいね!ニッポンの果実。プロジェクト」の商品ですが、このシリーズでは一種類の果実につき一回しか商品化されません。この商品を作るために、辺塚だいだいの果汁を数年かけて集めています。嫌みのないほんのりとした苦味があり、それがさわやかさ

        • 辺塚だいだい<3>実験前の選別

          これも3年前の写真ですね。収穫したものを実験台の上に並べて選別しているところです。大きさや色付きを揃えたうえで、貯蔵実験をします。見ての通り大きさや色など個体差があるので、大きすぎるもの、小さすぎるもの、黄色みが強いものなどを外して、実験スタート時の条件をできるだけ均一にするわけです。外したものは学科の先生方におすそ分けしたり、学生に持って帰ってもらったり、飲食店の知り合いにサンプルとして提供したりしています。

        大学のオンライン授業

          辺塚だいだい<2>(2017年収穫)

          ◆今年の収穫はまだなので、過去の写真から◆ 鹿児島県肝付町のご協力をいただいて個人の農園から収穫させていただいてます。辺塚だいだいは、地元では庭に植えられたりしていて、料理に使いたいときに、ちょっと採ってくる、という感じなのだそう。名前のなかに「だいだい」と入っているので、お正月の鏡餅の上に乗せるダイダイ(橙)と一緒だと誤解されるのですが、全く違うものです。見かけは緑の温州ミカンに似ていて、表面はすべすべしています。

          辺塚だいだい<2>(2017年収穫)

          辺塚だいだい<1>

          辺塚だいだいの「辺塚」は「へつか」と呼びます。辺塚は鹿児島県大隅半島の地名なのですが、画像は果実の収穫に行った際に町の方に案内してもらった辺塚海岸です。3年前の写真ですね。後姿は学生です。収穫はゼミ旅行も兼ねていました。 ※肝付町観光協会のページ https://kankou-kimotsuki.net/archives/840 辺塚だいだいは、この周辺で昔から利用されてきた柑橘類で農林水産省の地理的表示(GI)保護制度で認定された産品です。鹿児島県のGI産品は鹿児島黒牛

          辺塚だいだい<1>