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辺塚だいだい<1>

辺塚だいだいの「辺塚」は「へつか」と呼びます。辺塚は鹿児島県大隅半島の地名なのですが、画像は果実の収穫に行った際に町の方に案内してもらった辺塚海岸です。3年前の写真ですね。後姿は学生です。収穫はゼミ旅行も兼ねていました。

※肝付町観光協会のページ https://kankou-kimotsuki.net/archives/840

辺塚だいだいは、この周辺で昔から利用されてきた柑橘類で農林水産省の地理的表示(GI)保護制度で認定された産品です。鹿児島県のGI産品は鹿児島黒牛、壺造り黒酢、桜島小みかんとこの辺塚だいだいです。

辺塚だいだいは、甘く熟したものを食べるというより、未熟な果実の酸味のある果汁を酢の代わりに利用するもので、香酸柑橘の一種です。レモンやスダチ、カボス、青ゆずなどと同じような使い方をします。

辺塚だいだいは、鹿児島県の大隅半島方面では知られていても、薩摩半島のほうではあまり知られていない農産物でした。最近では九州内ではスーパーでも見かけるようになったようです。ただ、出回る期間が短いので、見かけたら即買いしてくださいね。酸味はまろやかです。香りが爽やかで、普通のカンキツの香りに少し針葉樹っぽいグリーンさが加わった感じです。



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