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農業が楽しい

住み込み農場生活


畑から見える浅間山


2021年6月から群馬県の北軽井沢で住み込みの高原野菜アルバイトを始めたのが私の農業生活のスタートでした。

もともと北軽井沢は開拓地で、酪農が盛んな地域でしたが近年は高原野菜としてキャベツやレタス、トウモロコシなどの野菜を出荷している野菜の一大産地です。
そこで野菜の出荷や定植をひたすら行って、どっぷり農業に浸かる生活になりました。

出荷のピーク時は 
●5:30出勤,野菜の収穫と出荷
8:30 朝休憩(朝ごはん)
●9:30 野菜の収穫と出荷
12:30 昼休憩(昼ごはん)
●14:30 マルチはぎ、苗の定植、除草作業
17:00頃終了
といったスケジュールで働きました。

腰をかがめての長時間作業やキャベツ、大根、白菜のような重量野菜が入った12~15kgする段ボールやコンテナの荷積みなどは結構ハードでした。

それでも目の前に見える浅間山や高原地帯の空気を味わいながら外で仕事をすることはとても気持ちが良かったです。

日々の繰り返しの作業の中で天候や季節の変化を感じ、作物の成長などを見守ることがとても楽しいと思いました。

身体を動かすこともおいしいものを食べることも好きなので、自分に合っている職業だとこの半年間の農場生活で確信に変わりました。

通勤農業生活のスタート

借りた畑にかぼちゃ定植

北軽井沢の農場での雇用契約終了後、都内にある実家に戻り、今後も農業を続けていくために条件の合いそうな農園を探したり、知り合いの農家やSNSで知り合った農家さんを訪問したりしました。

その後、現在働いている埼玉の農園で2022年の春から勤務を開始しました。

農園では夏は枝豆、それ以外の春、秋、冬はコカブをメインに生産しています。
北軽井沢の農園で働いているときも少量ですがコカブを作っており、好きな作物でもあったのでシーズン中は撥ねだしのコカブをほぼ毎日食べることができます。
あと、収獲している時の音も好きです。(わかる人にはわかる)

職場の雰囲気も楽しく、社長家族にも親切にしてもらってあっという間に半年になります。

家庭菜園が楽しい

秋冬野菜準備中の家庭菜園

現在働いている農園から空いているスペースを畑として借りて自由に野菜を作らせてもらっています。

今まで食べていた野菜がイチからどのようにして成長するのか観たり、実際に収穫したものを新鮮なうちに食べられることができて楽しいです。

しかし次作の準備や収獲、除草などの作業が重なると家庭菜園とはいえ結構忙しくなります。
終業後17時以降から日が沈むまでの限られた時間で作業するので、1週間の天気を見ながら効率的に作業できるように必要な道具や資材を準備します。

時々、本業が落ち着いている時期や作業がスケジュールよりも進んでいる時など15時ごろから思う存分、家庭菜園の管理に時間をかけられることもあります。

農業が楽しい

調子が出てきたオクラ

土づくりのことや使う資材、農薬や肥料などまだまだ未知な部分が多い中、畑で作物を作りながら疑問に思ったことを調べたり、社長家族に質問したりしていると毎日何かしらの発見があります。

「今年この野菜を作って、上手く作れなかったから次回はここを改善して作ってみよう」「この資材を買うと高いから代わりにこれを使おう」など色々な工夫や改善、挑戦できることも魅力的な点のひとつです。

一年ちょっと農業の生産現場で働いて、大変な時や疲れるときもあるけれどやっぱり「農業が楽しい」と思えるのです。




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