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自動車メーカーではたらくリアル|28歳/人事職/入社5年目

本インタビューは、デジタル学生OB訪問にご協力いただける方を代表していただき行っております。

デジタルOB訪問_大

【プロフィール】
年齢:28歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール🏈
職種:人事
業種: 自動車メーカー 入社5年目

1日のスケジュール

1日のスケジュール 添島さん

(1)現在のお仕事とやりがいについて

入社以来ずっと人事の仕事をしています。最初は主に中途採用の仕事をしていたんですが、1年ほど前から人事の中で担当が変わって社内の人の異動の調整や、人材育成関連の仕事をしています。

これまで日本企業の多くは新卒採用がメインでしたし、自分の会社も同様だったのですが、僕が2年目のときに中途採用の割合を一気に増やしていく方針に変わりました。中途採用を増やしていくにあたって、企画から実際の運用まで、担当させていただきました。
会社の大きな変化点に携わることが出来たことはすごく大変ではありましたが、面白かったと思っています。今は実際に社内に入った人の異動の調整をしており、入社してくれた人がより一層活躍できるにはどうすればよいか、日々考えています。

異動された人が異動先の部署で活躍して、部署自体がいい方向に向かっていたり、異動先の部長に「良かったよ、ありがとう」って言ってもらえたりして、そういった一件一件の積み重ねがやりがいにつながっていると思います。

一方で、人事の仕事の難しさは成果が見えづらいことです。他の仕事もそうかもしれないですが、人事は特に1+1が2になるわけじゃないんです。
例えば、ある人が能力を最大限に発揮するためには、周囲の方々との関係性やその人に与える仕事の内容、受講する社内の研修内容など、色んな要素が関係していると思うんです。
大きい企業だとたくさんある要素の中の一つを担当者がやっていることが多い。担当している仕事だけやっていても、直接的に組織や人が良くなるわけではないですし、つながったとしても本当につながっているのか分かりづらいので、そこは人事の難しいところだと感じています。

(2)入社前と入社後のギャップ

良くも悪くも大きい企業なので、何か新しいことをやるときや、既存のやり方を止めるときなど、変化しようとしたときに関係する人たちが多数いて、時間がかかるなと感じることはあります。ギャップというか、やっぱりそうなんだと思ったポイントですね。

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※画像はイメージです

あとは学生時代って周りにいる人たちが基本的にほぼ同世代の人で、大人はコーチなど少しいるくらいだったと思います。社会人になると会う人の年齢層もそうですし、多様なバックグラウンドを持つ方がいらっしゃるので、部活の時と比べると、その幅広さが全然違っていました。
良い意味でも悪い意味でもそこに一番のギャップを感じましたね。

(3)就職活動を振り返って

就活においてはあまり業種にこだわらず、製造業はほとんど受けていませんでした。金融や商社、ベンチャー企業からし、大手と言われるところまで色々受けていました。それで縁あって今の会社にいるという感じです。

元々は部品を仕入先さんから買ってくる「購買」と言われる仕事を希望していたんですが、配属で人事になりました。
アメフトも組織について考えることが多かったので、そういうことに興味はあったんですけど、仕事として人事をやるというのは想像していなかったので、最初は驚きましたね。

就活の軸は特に無かったんですが、強いて言うなら「自分が働いているイメージが想像出来ない会社に行きたい」と思っていました。
アメフト部は先輩が行っている会社に行く人が多く、僕の大学の場合、商社や金融の企業に先輩や同期が就職していたので、そこに同じように自分が行っても「あんまり面白くないな」と思ったんです。

製造業に関しては、先輩でも同期でも行く人は少なかったので、「じゃあ自分が行ってみたらどうなるんだろう?」って知りたかった、最終的には興味本位で決めましたね。

元々高校まで野球をやっていたので、そのまま大学でも続けようと思っていたんです。ですが、野球で4年間を過ごした後の自分とアメフトした時の自分と、どっちが面白そうかなって考えたときに「アメフトをやったらどうなるんだろう?」とワクワクした感じがあったのでアメフトを始めたんです。就活もそれと近いような感覚だったのかもしれないですね。

(4)アメフトの経験が社会に出て活きたこと

部活動という組織の中で過ごしてきた観点と、アメフトというスポーツの特性の観点でそれぞれあると思っています。

まず組織の中で過ごしてきた観点から言うと、部活などの団体/組織に属して一生懸命取り組んできた人たちは、「チームの皆で何かを成し遂げる」ために自分がどう振る舞うべきか、考えて動く方が多いと思います。

今の自分も仕事の中で、その時々の役割ややるべきことが何かを考えながら動けるようになっていると思うので、そういう部分はやっぱり部活のように組織の中で一つの目標に向かって頑張っていた人に共通する強みなのかなと思っています。

そして、その組織がアメフト部の場合、その強みがより一層出ると思います。アメフトはオフェンス/ディフェンス/キッキングで細かくポジションが分かれています。僕はディフェンスだったのですが、ディフェンスの中でも一つのプレーの中で一人ひとりやっていることが全然違うんです。

全員が役割を遂行して初めて一つのプレーが成り立つ点は、組織の動きと一緒だと思っていて、そういう意味ではアメフトの経験が仕事にすごく繋がっています。

学生時代は主将を経験しましたが、会社の中ではまだまだ下っ端のほうなので、たくさんのメンバーを束ねるということはほとんどないです。
ただ、主将をしていた時に思っていたのは、ある程度の人数が多い組織だと自分一人で何かやろうと思っても無理なので、仲間をどんどん増やしていくことそのためのコミュニケーションをしっかり取ることがすごく重要だということです。

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※画像はイメージです

仕事もコミュニケーションと信頼関係でうまくいくかどうかが変わってくるので、まだまだ仕事に活かせているか分からないですけど、ベースの考え方としてそれを知っていることは活きているかもしれないですね。

(5)今後のビジョン

中長期的な目標だと会社の枠を取っ払って、自分がこれから経験していく色んな出来事の中で何か自分がやりたいことがあった時に、それに挑戦できる状態にしておきたいと思っています。

そのために短期的な目標として、まず今の会社の目の前の仕事に全力で取組み、実力をしっかりとつけていきたいと思っています。

(6)就活中の体育会学生に伝えたいこと

これから秋シーズンがあると思うので、そこで一番良い結果が出せるために何をすべきかをしっかり考えることが大事だと思っています。

結果を出すためには何が自分たちのチームの課題で、その課題を克服するためには何をしないといけなくて、それをするには誰と誰を巻き込んでやったほうがいいかなど色々考えることがあると思います。それは多分仕事のプロセスと一緒なんです。

目標に対してどうしたらそれが実現できるか、考えてやりきってほしいと思います!

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