見出し画像

家族との会話をきっかけに生まれたグリルプレート

”グリルQ”を製造している東亜成型株式会社の浦竹様(以下敬称略)にお話をお伺いしてきました!

ーグリルQが生まれたきっかけを教えてください。

浦竹:私はこれまでどんな不景気でも自分が頑張れば絶対に業績が上がると頑張ってきたんですが、本業である型を作る仕事ってどんなに仕事がしたくても、仕事がない時って本当にないんですよね(笑)
なので、自分たちで作って売ることが出来る商品が欲しかったという想いが最初のきっかけではありますね。

ーメインの仕事以外に事業を始めるにあたって大変だったことはありますか。

浦竹:これは他の企業さんでもあるあるかなと思うのですが、町工場が自社製品を作ろうと思ったら大概自社の仕事が無いときに作業するんですよね。「ちょっと手が空いたから自社製品でも作ってみようぜ」って(笑)
でも、いざ試作を作って進めていっているときに本業の仕事が入ってきたりすると進めていた商品って自然と忘れ去られていくことがあるんですよ。で、しばらく経つと「そういえばなんかあったな」って思い出してまた進めて、中断して、、、の繰り返しで。それを私も何年も経験してきました。


ーそのループから抜け出して商品として形になったのには何かきっかけがあったのでしょうか。

浦竹:今回はコロナ禍に入ったタイミングでいい加減にこのループから抜け出したいよねって思った時に、いつまた同じことが起きるかわからないから外部の方を巻き込んででも絶対製品化まで持っていくぞという気持ちを作ってなんとかここまできました。

ー「自社製品を作ろう!」となった際になぜグリルプレートを製作しようと思ったのでしょうか。

浦竹:奥さんとの会話からでした。コロナ禍というタイミングもあったのですが、リモートでなんでもできる時代でもちろん便利だけど、家族と一緒にいると「やっぱり対面っていいね」ってなったんですよ。で、奥さんが元々お好み焼き屋さんの娘なんですけど、その時「お好み焼きとたこ焼きを一緒に作れるものがあったら面白いね~」って冗談っぽく話してたんです(笑)


ー関西人ならではの発想ですね(笑)

浦竹:確かに関西人っぽいですよね(笑)
それともう一つはコミュニケーションってどういうときに一番取りやすいんだろうって考えていた際に“食事”かなって思って。食事の中でもやっぱ大阪だったらたこ焼きだなって話になりました。大人だったら鍋もいいなと考えたんですけど、子供に晩御飯は鍋だよって言うと「また鍋か~」って言われること思い出して(笑)私は毎日鍋でもいいなと思うんですけどね~、、、それならやっぱり老若男女問わず好きなたこ焼きがいいなって思いました。
最初はたこ焼きとお好み焼きを一緒にできるものを考えて、そこからコミュニケーションをどんどん広げられるものにしたいなと思って考えていきました。

ー家族の会話から生まれたアイデアということですね。とても素敵です。

浦竹:そうですね。皆さんにも家族や友人とグリルQを囲んで楽しい時間を過ごしてほしいなと思います。