(aan,pdf,w009) 獅子の王国 / THE KINGDOM OF THE LION
✅ 始めに
PDF データの配布用の記事になります。一般の方のためというよりも、2次利用で副収入を得たい方(=間に立って説明していただける方)、または、英語を習得されたい方向けのヒントとなる文献になっています。
※ 既存の英語教育ではほとんど実現できていなかった「洋書を読めるようになる日本で初めての英語解説書」にもなっていると思いますので、こちらもアピールしておきたいと思います。PDF データ内でも簡単な説明はつけていますが、全く足りていませんので、今後10年程度を目安に解説をしてくださる方が現れることを希望します。
✅ 音声動画 full-Ver
(英語音声 full 動画) ➊ペア語訳 → ➋発音記号 の順番です。
(日本語音声 full 動画)
➊ひらがなルビ → ➋ローマ字ルビ(漢字グレード番号付き) → ➌ペア語訳 の順番です。
✅ PDF 配布用ページです
“Aan-note 文献”PDF データ 配布用のページになります。
英語あんねAesop 著作物使用許諾プランのメンバーシップ加⼊をして頂くことで、サブスク版(フルバージョン) PDF データのダウンロードが行えます。
今後、3年間を目安に Aesop's Fables by Aesop ( by George Fyler Townsend ) の短編寓話313編全てをここで公開する予定です。
サブスクで得られた収入は“Aan-note 文献”作成作業の外部委託費に当てる予定です。
環境を整えつつ、現行の英語・日本語ペアと並行して、英語・タイ語ペア等のように種類を増やせるようにしていますため、是非「多くの国で同じ文献を読み、人種は違えど同じ解釈の出来る環境」を増やすためのご協力をお願いします。
✅ 和文・英文・考察
■ 獅子の王国
広原や森林の獣達は彼等の王様として獅子を擁していました。
獅子は、怒る事は無く、残酷でも無く、暴君でも無く、寧ろ王様は斯くあるべきを体現したかの様に公正で紳士的でした
獅子の治世の間の或る時、獅子は、全ての鳥達や獣達の総会を開催する為の王命での布告を行いました。そして、(獣達の)世界の連盟の為の諸条件の草案を作成しました。其の草案は、狼と子羊、豹と子山羊、虎と雄鹿、犬と野兎が、完全な平和と友好の中で一緒に暮らす、という内容でした。
野兎は言いました、「おぉ、なんて素晴らしい事でしょう、私は此の日を見たいと切望していたのです、(犬達側の)強者の傍に無事な侭、(野兎側の)弱者が彼等(犬達)の場所を占められる日の事を」
■ THE KINGDOM OF THE LION .
The beasts of the field and forest had a Lion as their king .
He was neither wrathful , cruel , nor tyrannical , but just and gentle as a king could be .
He made during his reign a royal proclamation for a general assembly of all the birds and beasts , and drew up conditions for an universal league , in which the Wolf and the Lamb , the Panther and the Kid , the Tiger and the Stag , the Dog and the Hare , should live together in perfect peace and amity .
The Hare said , “ Oh , how I have longed to see this day , in which the weak shall take their place with impunity by the side of the strong . ”
■ (2) 考察・此の御話の教訓は?
此処で扱っています、イソップ寓話の原書は『トロント大学』所蔵管理版の“Three hundred Aesop's fables.Literally translated from the Greek.By George Fyler Townsend”で画像データからテキスト抽出し、私自身でスペルチェックをして原文としています。
和訳も此の版を元に翻訳してるわけですが、100年前の著作故か、幾つかの版では英文テキストの内容が若干変っている場合があります。
つまり、別の版では最後に「其の台詞を言うや否や、ウサギは命がけで逃げだしたのです」という結末を書いているバージョンがあるのです。
此の結末の教訓は解り易いですよね、『王様がそう望んだからと言って、強き犬達が弱い兎を食べなくなるなんて有り得ない』のだからと、ウサギは王国から姿を消し逃げ去った訳です。
近代の欧米では此の考え方をして居たと考える方が私には納得出来るものがあります。
さて問題は其の様な結末の付いていない此方側の原書の、
"(S)[ A strong government ] (Vi)is (C)[ most beneficial to the weak ]."
『(S)強い政府は(C+Vi)弱い者にとって最も有益です』
という説明を付けるバージョンの教訓となるのですが、もしかしたら本当に此の物語のような強者と弱者が一緒に住む社会をイソップ氏や此の寓話を現代にまで伝えた人々は願ったのかも知れませんね。
そう言えば彼の漫画家故手塚治虫先生のジャングル大帝は正に此方側の解釈をした物語でしたっけ。
先程見て回ったのですが、やはり故手塚治虫先生もイソップ寓話を元ネタにした作品を残されてました、タイトルは『珍イソップ物語金のタマゴを生むメンドリ』の一遍がネット上で公開されています。
そうそう、小説や漫画等で良い繋ぎ話が出てこない時にはイソップ寓話等の昔の寓話の内容を
元ネタに話を作るのは良くありますし、追体験が出来るという意味で良い評価を得やすいというのも創作家の方々は知っておくべきでしょう。
※此の御話には多くのバリエーションがありますので、此処に書いた教訓が好みでない方々は別の方の御好みの解釈を御選びください。
✅ 配布 PDF データの目次
■ (1) 目次
(-) 表紙
(1) 目次
(2) 考察・此のお話の教訓は?
(3) Aan-note文献(含:Aan-Marker) の 利用許諾 について
(4) 英文・和文マーカーの簡単な説明
(5) 和文マーカー・一覧
(6)(カラー)本編・和文 , ふりがなルビ ★
(7)(カラー)本編・和文 , ローマ字ルビ ★
(8)(白黒)考察 , ふりがなルビ
(9)(白黒)考察 , ローマ字ルビ
(10)(白黒)本編 , 英和ペア語翻訳 ★
(11)(白黒)本編 , 英語マークアップ ★
(12)(白黒)本編・和文 , ふりがなルビ ★
(13)(白黒)本編・和文 , ローマ字ルビ ★
(14)(白黒)本編 , ローマ字ルビ(親文字無し・枠表示有)★
(15)(白黒)考察 , ローマ字ルビ(親文字無し・枠表示有)
(16) データシート ★
(17)(付録)Aan英文マーカー一覧
(18)(付録)日本語の活用表・動詞(サンプル)★
(19)(付録)令和式ローマ字・一覧(筆記練習用枠表示頁有)
★ マークの付いた項目はサンプル版では一部省略出力しています。
✅ 配布 PDF データサンプル版
✅ 配布 PDF データ サブスク版
日本語を話せる外国人さん達を増やすために日本語学習用書籍を発刊したいです。 Aesop寓話300余編は2025年末まで作業を続ける予定です。 多くの外国人に「物を粗末にするな!」「人の家をミサイルで壊すな!」と日本語で話し通じるようにする為に、是非サポートをして下さい!