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18日後に社会人になる僕は、それまでにある本を読み切れるのだろうか。

あと18日で中勘助の「銀の匙」を読み切ることができるのだろうか。漫画の「銀の匙」を始めて聞いた時、「そんな小説あったよな」と思ったほどにはこっちの方が印象に残っています。

僕には他にも色々やることがあります。

会社の事前課題だったり、noteだったり、バイトだったり。他の本を読んだりする時間も必要です。勿論、寝ないといけません。

図書館から借りているので一回返してまた借りないといけません。

小説だから新書のように30分で一冊目を通す、ということもできません。つらいなあ。




灘はやっぱすごい

かつて、「銀の匙」を3年かけて読み通す授業を超名門進学校がやっていただけのことはあります。

人に多少は胸を張れるくらいにはいろんな本を読んできました。同時期に書かれた本と比べても、かなり歯応えのある内容です。解説も敢えて充実していないのでそれも相まってハリボーのグミとか厚焼きのお煎餅くらいの歯応えがあります。


かつて本ばかり読んでいた頃の僕とも能力が違います。あの頃はいわゆる「全盛期」でした。でもスマホやゲームによって活字を追う能力はかなり深刻に低下しました。特にスマホのおかげ?で、現代仮名遣い以外の言葉を受け付けづらくなっています。そんなこんなで、本を読むペースが大幅に落ちています。

堅い食べ物を噛みきれなくなっちゃったんだな、と思ってください。

なんかすごく悔しいんですよね。

それなりに自分を変えようと努力してきたつもりなのに、昔の自分に負けてすらいる。

しかもそれは唯一、人から評価されていた能力であった。人から評価される新しい能力を研ぎ澄ますしかないのか?

それとも過去を超えるまで能力を研ぎ澄ますのかどっちがいいのかわかりません。

「銀の匙」を読み終える頃にはそれがわかっているといいなあと思います。


頂いたお金は本代にありがたく使わせていただきます。