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【株式市場】分析&予測_20231209

今週もお疲れ様でした!
一喜一憂させられる1週間でしたね。。

▽今週市況の振り返り
▽来週市況の展望
▽コラム

の順番で見ていきましょう!


■今週市況の振り返り

今週はメジャーSQ週らしく、値動きが不規則で激しかったですね。。

4日(月)

天井圏での利益確定売りにより下げ。前週末のFRBパウエル議長発言による円高進行も影響した形です。

5日(火)

続落。引き続きハイテク株が売られる展開が続いた影響が大きかったです。

6日(水)

一転して大幅反発。主な要因は以下。
・前夜に米長期金利の低下を受けNASDAQが反発したことで、ハイテク株やグロース株が反応。
・続落で25日移動平均線に接近したことによる押し目買い。

7日(木)

大幅反落。主な要因は以下。
・前日に再度年初来高値に接近したことで利益確定売りが優勢となった。
・前夜の米ADR雇用統計が予想より弱く、景気減退への警戒感も影響。

8日(金)

大幅続落。主な要因は以下。
・メジャーSQ日
・前日の植田総裁の発言からマイナス金利解除の観測が強まり、急速に円高進行したこと。
・前日に25日移動平均線を下抜いたことで、押し目買い勢力も買い控え。

水曜の反発により再度高値チャレンジを期待しましたが、結果的に即反落し最終的には75日移動平均線まで下回る大幅な下げで引ける形となりました。。

ちなみに、ローソク足と移動平均線は別グラフで見るようにしています。
データは一元化するメリットもありますが、切り分けることでそれぞれの機微に集中できておすすめです。


■来週市況の展望

週初めは、75日移動平均線の上か下、どちらで始まるかに注目です。

上で始まれば先週末の日経平均が押し目的な影響を与えたことになり、上目線になっていくことが考えられます。

ただ、すんなり再度高値更新チャレンジまで行くかは不透明。
33,000円台の大台で跳ね返される、もしくは揉み合いになる可能性も十分にあります。

いずれにしてもFOMC通過までは様子見となる可能性が高く、高値更新チャレンジなど大きな動きはそれ以降だと思います。

FOMCで利上げ終了観測がより濃厚となり、33,000円を明確に突破すると高値更新への再チャレンジ。それ以外は揉み合い、ないしは更なる下げの可能性も考えられます。

注目ポイントを整理すると以下。
・月曜のスタートポジション及び方向性
・33,000円台前後での動き/勢い
・FOMCの結果

個人的には、以下の真ん中のシナリオで33,000前後での揉み合いが濃厚と考えています。

また、ドル円の進行方向と株価の相関性が極めて高いため、ドル円の動きには常に目を光らせておいておくことをオススメします!

上記のFOMCを含む主要経済指標/イベントの動向にも注目していこうと思います。(Xでは速報等も出しています)


■コラム

◇日銀総裁発言で日経平均急落はなぜ?

今週の日経平均は派手な下げで終えることとなりましたね。

その要因として、日銀植田総裁の「チャレンジング」発言が話題になっています。

「チャレンジングって何?」「どうしてその発言で株価が下がるの?」という方も多いのでは?

ざっくりですが仕組みを解説します!
大まかな流れとしては以下です。

▽チャレンジング発言
▽マイナス金利解除の観測
▽円高進行
▽日経平均下げ

チャレンジング発言の正確な内容は以下。
「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になると思っている」「物価目標達成の見通しが立つようになれば、マイナス金利の解除、YCCのフレームワークの見直しが視野に入ってくる」

この発言からマイナス金利解除(金利の上昇)の観測が出て、為替が急激な円高進行を開始。一時ドル円141台となった。

日経平均は構成銘柄の多くが円安有利な銘柄が多いこともあり、
円高進行すると下げやすく、週末の株価となったと考えられます。

ただ、仮にマイナス金利の解除に進んだとしても、長期的に日本株が下がるかというと違うように思います。一定期間が過ぎ折り込まれれば再度上昇トレンドに変わると予想しています。


お読みいただきありがとうございました!
来週も楽しみましょう!!

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