元不登校が社会復帰できた理由

はじめまして。
中学の2年間と高校の3年間まともに学校に行ってなかった私が社会復帰できた理由を書いてみる。
現在進行形で不登校の方やその親御さんなど見てくれているかもしれませんが、その子によって解決策は異なってくるので正直お役に立てるかは分かりません。なのでこういう選択肢もあるんだなぐらいに見ていただけると幸いです。
一応社会復帰から丸5年は経ちましたのでそこのところは安心してください。


さて、私が社会復帰できた理由を結論から言ってしまうと県外の寮がある学校に進学したからだと考えています。
中学生の頃から不登校になり、心が幼い状態で止まったまま高校時代も過ごしました。それに加えて鬱もあったために何をするにもどこへいくにも母親が着いていないと何も出来ませんでした。
そして高校2年生の夏、無理矢理にでも進路を決めないといけないとなった際、勉強もまともにやってこなかった私は専門学校へ行こうと決めました。
行きたかった業種の専門学校がたまたま母親と同じだったため、そこの学校へ行くことになったのですが場所が地元から230km離れた大阪にあり、地方出身者は全員寮に入らなければいけないという規則がありました。
不安な気持ちは勿論ありましたが、粗治療を自分に課してみようと勇気を出して地元を出ました。
入学して一年目は辛いことも多かったですが、学校の支配下である寮住まいですので、逃げられない状況というのが功を奏し、二年間皆勤賞も取りました。(皆勤賞は取らなくて大丈夫です)
そこから就活をして内定もいただき、新卒で入った職場も丸3年が経ちました。
そんなこんなで気がつけば大阪に来て6年目に入ります。

ちなみに一人暮らしより寮の方が断然継続はしやすいです。ただ、他人との共同生活になるので辛いことや傷つくことは多いです。
私の場合、落ち込みがマシになった状態で寮に入ったので続けられたというのもあるかもしれません。鬱であったり立ち直りが全くできてない状態だと、余計悪化してもいけないので、通信のコースがある学校であったり、すぐ進学をせずにまず心をお休みさせることに専念するのも大事な判断だと思います。
焦らず無理せずが着実に前を向いて歩ける一歩ですので、自分の気持ちを第一に考えましょう。

最後に、私が不登校時代に唯一後悔していることがありまして、何かというと新しい趣味を始めておけばよかったなとずっと思っています。
当時私は学校へ通っている子達に対して、要らぬ罪悪感を抱いていて外に出ることも趣味もまともにしていませんでした。ですが外出や趣味を頻繁にできるようになると少しずつ気持ちが上へ向いていきます。
もしかすると進学や就活の際に、利用できるかもしれません。大人になると新しい趣味を一から始めるとなるとかなり勇気もいるので、基盤を作っておくと後々楽です。
趣味に充てられる時間が多いからこそ、そこの部分で周りに差をつけられます。
なので、心と身体をしっかり充電して、少し余裕が出てきたら趣味に時間を使ってあげてください。


長々と読んでいただきありがとうございます。
皆様が健やかに楽しく過ごせますようお祈りしております。

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