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2021年7月13日~15日 「男」から逃げる

15日→13日→14日の順で掲載する。

【7月15日】
14日23時16分に目覚めた。だるくて体を起こせない。布団の中でニュース記事を読む。メジャーリーグの菊池雄星投手の写真が目に入った。

プロ野球選手がスーツを着て、ドレスを着た夫人と催しに参加する。アメリカらしい。そして日本ではこういう開放的なドレスは着ないだろう。

それにしても、フォーマルな服の男女差は大きい。男性はいつでもスーツ。手と首から上以外すべて隠す。一方、女性はドレスで、肩を出すことさえある。スカートで脚も出す。

私が問題にしたいのは、女性は肌を出す選択肢と出さない選択肢があるのに対し、男性には肌を隠す選択肢しかないことだ。結婚式でも、クラシック音楽の演奏会でも、男性は長袖・長ズボンのスーツスタイルしか許されない。

真夏の葬式を考える。喪服であれば、女性も半袖ではなく五分丈や七分丈が良いとされる。それでも腕は出せるし、スカートで脚も出せる。通気性がいい。ワンピースなら、なおのこと。

一方、男性は首からつま先まですべて覆わねばならない。上着どころか、ネクタイを外すことさえ許されない。どこにも空気が通らない。どこまでも熱がこもる。

男性は日傘を差せないという問題もある。日傘を差すのは女性だけという意識が根強い。導入する男性も増えてはいるが、まだまだ少数派だ。

炎天下に日傘を差せず、スーツにネクタイ、長袖・長ズボン。「それが伝統」「男だったら我慢」という声もありそうだ。苦痛に耐えるのが男という価値観は根強い。

そうした服装規範に加え、仕事をしてこそ男、稼ぐ金額や出身大学や勤め先で男の格が決まるといった価値観も広く存在する。その他、妻子を養う、一家の大黒柱になるといったものもある。

しかし私は思う。それが「男」だというのなら、そんなものをやっていたら命が縮まる。生きながらえるためには「男」から逃げなければ。「男」から逃げて、自分を守りたい。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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