美容液を使う順番を徹底解説。パックやオールインワンジェルを使う場合はいつが正解？
乾燥やくすみ、シワなどお肌の悩みを集中ケアしてくれる美容液。
美容成分がたっぷり配合された美容液は、正しい方法で使うことで、より効果を引き出すことができます。そこでこの記事では、化粧水や乳液との使用順や、パックやオールインワンジェルと使う場合の順番などを解説します。
種類別・美容液の使用順
美容液とは、肌の保湿やケアを目的としたスキンケアアイテムの一つ。化粧水や乳液などの他のアイテムに比べ、有効成分を凝縮することで、肌悩みにピンポイントで集中ケアしてくれます。
美容液ごとに目的は異なりますが、使用方法別には大きく4つに分けることができます。まずはこれから使う美容液がどのタイプか知っておくと、使用順や使い方もわかりやすいです。
1）一般的な美容液
基本的な美容液は化粧水と乳液の間に使用することが多いです。肌悩みに合わせた各成分をたっぷり配合し、水のような質感から、クリームに近いこっくりしたタイプまでさまざまな使用感の製品があります。
代表的なものだと、セラミドなどを配合した肌の乾燥を防ぐ保湿美容液や、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など、シミの原因となるメラニンの生成を抑えたり、メラニンの排出を促す作用が期待される成分が配合された美白美容液などがあります。
肌のハリが気になる場合は、肌の弾力に働きかけるレチノールなどの成分が入ったエイジングケア美容液があります。
2）スポット美容液
顔全体ではなく、気になる部分だけに使用する美容液です。
額やほうれい線などのシワが気になる部分につけるエイジングケア美容液や、ローラー付きで、コロコロと転がしながら目元をすっきり引き締めるアイセラムなど、形もさまざまです。ほかにも、日中のメイク直しに使える持ち歩き用のスティック状美容液も登場しています。
3）導入美容液
ブースター美容液とも呼ばれる、化粧水の前に使用する美容液。拭き取りタイプやオイルタイプなど、使用感もさまざまです。洗顔後すぐの肌をやわらかくほぐすことで、次に使用する化粧水や乳液の効果を高めることが目的のアイテムです。
4）オイル美容液
その名の通りオイルをベースとした美容ですが、オイルの処方やベースとなるオイルの種類によって使用感や効果もさまざまです。
ホホバやスクワランなど、天然由来のオイル中心のシンプルなタイプや、保湿成分や美白、エイジングケアにアプローチする成分を配合した製品などがあります。
つけ心地も、こっくり濃厚なものから、うるおいながらもベタつかないオイル層と美容液層の2層式のオイル美容液までバリエーションがあるので、お好みに合わせて選ぶことができます。
【基本編】化粧水や乳液との順番は？美容液の基本の使い方をおさらい
何を使うかだけでなく、「いつ」「どう使うか」も心地よい肌には欠かせません。そこで美容液の順番を、他のスキンケアステップとともにご紹介します。
1）洗顔
泡タイプやジェルタイプなどがありますが、どちらもたっぷり使用し、指で直接肌をこすらず、優しく洗いましょう。洗い流す際は、人肌程度のぬるま湯か水で、生え際やフェイスラインも丁寧に。
2）導入美容液
導入美容液をお使いの場合はこのタイミングで使用します。各製品の適量をやさしく肌に広げてください。
3）化粧水
手やコットンに適量を取り、顔全体になじませましょう。こすったり叩くようなパッティングは肌のダメージになるため、優しくそっとつけるのがポイントです。
4）美容液
化粧水と乳液の間に美容液を使用します。効果を引き出すため、各製品の説明書にある適量をしっかり使うことがポイントです。
5）乳液
化粧水や美容液のうるおいに油分でフタをすることで、保湿効果を高めてくれます。ベタつきが気になる方もさっぱりタイプの乳液を使用し、適度に油分を補うことで肌の水分と油分のバランスを整え、皮脂の分泌を抑えることができます。
6）クリーム
乳液だけでは乾燥が気になる方は、さらにクリームで油分を補いましょう。額や頬、顎先に点置きし、指の腹をつかって塗り拡げます。
朝用・夜用の美容液は使用タイミングを守って
以上が基本的な美容液の使う順番になります。美容液の種類によっては、朝専用・夜専用のものもあるので、使用前にチェックしましょう。紫外線ケアを目的とした美容液は朝専用が多く、夜専用美容液は睡眠中の肌に働きかけるものなどがあります。特に夜専用の美容液の中には、紫外線に弱い成分を含む美容液もあるため要注意です。
【基本編】導入美容液の使用順は？
導入美容液は洗顔後すぐの、何もつけていない肌に使用します。濡れた肌は柔らかいため、こすったり叩いたりはせず、やさしくなじませるようにつけるのがポイントです。導入美容液の後は、いつもどおりの順番のスキンケアでOKです。
【基本編】オイル美容液の使用順は？
オイル美容液の場合は、使用順は目的によって変わります。製品のパッケージや説明書などに記載されていることも多いですが、以下のような使い方が一般的です。
まずは保湿美容液として使う場合は「化粧水→ほかの美容液→オイル美容液→乳液やクリーム」です。化粧水や美容液の水分が残っているところに、オイル美容液をなじませます。その後の乳液やクリームを重ねることで、水分をしっかり肌に閉じ込めることができます。
導入美容液として使用する場合は「洗顔→オイル美容液→化粧水→乳液」です。オイル美容液を適量手にとって、手で温めながらハンドプレスすると、肌がやわらかくほぐれていくのを感じられるはず。
製品によっては乳液やクリームの仕上げとして、スキンケアの最後に使用するタイプや、乳液やクリーム不要の「化粧水→オイル美容液」だけでスキンケアが完了するアイテムもあります。
■おすすめアイテム
【応用編】2種類以上の美容液を併用する場合はどうする？
さらっとしたみずみずしいローションタイプ
伸びが良くローションタイプよりもやや固めなジェルタイプ
なめらかなミルク状の乳液タイプ
こっくりとしたクリームタイプ
お使いの美容液を手にとってみて、どれにあてはまるかチェックしてみてください。
【応用編】パックをする日の美容液の使い方は？
スペシャルケアでパックやマスクをする日は、美容液はパックの前？後？
実はアイテムの質感や使い方によって美容液の順番が変わります。
パックの使用タイミングをまずは確認します。
「洗顔後すぐに使用するパック」の場合は「パック→化粧水→美容液→乳液など」の順番です。
「化粧水の後に使用するパック」の場合は「化粧水→パック→美容液→乳液など」の順番になります。
ただし、パックが油分多めのミルキーな質感の場合は「化粧水→美容液→パック」の順番がおすすめ。
迷ったときは「油分が多いものは後」と考えるとわかりやすいです。
【応用編】オールインワン化粧品を使うときは美容液はいつつかう？
美容液・乳液・クリームなどの複数の役割をもつオールインワン化粧品を使う場合は「化粧水→美容液→オールインワン化粧品」の順番になります。
オールインワン化粧品には油分が含まれるため、先に美容液を使うことで美容成分を肌に閉じ込めることができます。
【応用編】美容液を効果的に使う方法は？
せっかく美容液を使うなら、やはり効果的に使いたいもの。そのためには使い方も大切です。
適量を使う
まず気をつけたいのは、適量を必ず使うことです。もったいないと少ない量で使っていると、美容成分を十分に肌に届けられないため、効果を感じづらい結果に。
反対に「たくさんつければ効果的なのでは？」と思われるかもしれませんが、肌に届く量には上限があるため、大量につければ良いわけではありません。
ご使用する美容液の説明書やパッケージに記載された適量を必ずチェックしましょう。「10円玉大」などの量が分かりづらい方は「1プッシュ」「2滴」などで案内されている美容液がおすすめです。
手で優しくハンドプレス
さらに、つけ方も重要です。コットン使用を推奨されている美容液以外は、手のひらでやさしくつけましょう。この時、手のひらで美容液を少し温めてから顔を覆うようにハンドプレスすると肌に馴染みやすいです。
目元、小鼻、鼻の下といった凹凸のあるパーツは指の腹を使ってそっとつけましょう。こめかみや耳下から顎にかけてのフェイスラインも忘れずに！
首元やデコルテにシワやシミ、くすみなどのお悩みがある場合は、顔を合わせてケアしてあげると印象アップ。適量より少し多めの量で首元やデコルテに伸ばしてください。
【応用編】やりがちな美容液のNGな使い方
反対に間違った使い方をしてしまうと、美容液の効果を引き出すことができません。そこで、ついついやりがちな美容液の使い方をご紹介します。
美容液を叩き込むのはNG
肌にしっかり美容成分を届けたいと、肌を叩くように入れ込んでしまったり、すりこむようにつけたりしてしまいがち。洗顔後の水分を含んだ肌はダメージを受けやすく、かえってシワや肌荒れの原因となってしまいます。
毎日使わない
「肌が慣れてしまうから毎日使わないほうがいい」という話を聞いたことがある人もいるかと思いますが、一般的な美容液は適量で毎日使い続けることを前提に設計されているため、使い続けることが美容液の効果を引き出すために大切です。
また、美容液は今ある肌悩みへの対策だけでなく、肌悩みを予防する役割もあるので、日頃のケアをおすすめします。
もちろん、成分によっては肌に合わない美容液もあるため、刺激を感じた場合はすぐに使用を止めましょう。
美容液の後になにもつけない
美容液をつけた後は、乳液やクリーム、オイルなどの油分でフタをする必要があります。
「脂性肌なので美容液のあとは何もつけたくない」という方もいますが、肌にほどよく油分がないと、かえって肌が油分を補おうと皮脂を分泌してしまいます。ベタつきが気になる方は、ジェル状の乳液や、さっぱりタイプの乳液がおすすめです。
なお、オイルが入っているもの、乳液やクリーム不要とかかれている美容液は「化粧水→美容液」だけでOKです。
【応用編】美容液の順番を簡単にするには？
いくつも美容液を使っていると、スキンケアの手順が増えて使用順に悩んでしまうことも。
そんなときは、1本で明るさや保湿を叶えてくれる多機能な美容液を使うのがおすすめです。
アジャイルコスメのオイル美容液「白いオイル」
アジャイルコスメのオイル美容液「白いオイル」なら「化粧水→白いオイル」の2STEPだけで
美白美容液
保湿美容液
乳液
クリーム
のスキンケアが完了します。
天然由来成分99%で、厳選した植物オイルに加え、ビタミンC誘導体*などの美白成分をふんだんに配合しました。
リッチなオイル層とみずみずしい美容液層の2層式なので、約5滴を顔全体になじませるだけでスキンケアをいくつも重ねたような、もっちりとうるおった肌に。
つけてすぐメイクできるようなさらっとしたつけ心地は、今までオイル美容液が苦手だった方にもおすすめです。
【まとめ】美容液を使う順番
美容液の使用順はタイプによって異なる
「化粧水と乳液の間」が一般的
導入美容液はオイル美容液は、化粧水の前や乳液の後に使用することも
適量を毎日使いつづけることが、美容液の効果を引き出すポイントに
複数の肌悩みがある場合は、一本で美白や保湿を叶える多機能な美容液がおすすめ
美容液は、正しい使い方で毎日使い続けることが大切です。肌のお悩みや好み使用感に合わせて、長く使い続けられるアイテムを選んでみてください！
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