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昨日の料理〜すき焼き!20年ぶりの友人にばったり会う。

常用しているコーヒー豆の在庫が心許なくなったので、ちょっと足を伸ばしてターミナル駅まで車を走らせた。帰りに駐車券を精算していると、「〇〇さん?」と。恐る恐る声をかけてきた方を振り向くと「あーーー!」と。なんと、20年近く前に一緒に働いていた同僚だった。

私たちは、大きなイタリアンレストランの厨房で働いていた。窯焼きピザや、
手打ちパスタが売りの店だったが、私たちは二人とも前菜とデザートを担当していた。私は朝から、当時大学生だったアルバイトの彼女は夕方からのシフトが多かったが、土日などのとてつもなく忙しい日は、一緒に働いていた。何しろお客様の行列が全く途切れず、時計を見上げる時間もないほどの忙しさで、大皿に何品も凝った前菜を作ったり、デザートのカスタードクリームを練ったり、フルーツを一日中切っていたり。しかし不思議とピリピリとした空気はあまりなく(シェフの人柄も大きかった)、バタバタしながらも楽しかった思い出ばかりだ。

彼女は当時からおしゃれさんで、厨房のコック服の先からも綺麗に整えられた爪が印象的だった。時々「こら、今日は長過ぎるじゃないか」とチーフから爪切りを渡されて、半泣きの顔で切っていたっけ。

中途半端に年上だった私に懐いてくれて、同時に終わるとお茶を飲みに行ったり、何人かでご飯を食べに行ったこともあった気がする。「サラダ綺麗に盛り付けるね〜」「〇〇さんが作ると美味しそうだね」と、なぜかちょいちょい褒めてくれた。

そんな彼女は、やっぱり、というか、アパレル業界でずーっと働いていたとのこと。何せ話題は今や更年期と親の介護。あらら、せっかく再会したと思ったら、我々こんな歳になっちゃいましたか。と、大笑いでした。いやー全然変わらず、カワイイおしゃれなままの彼女。一瞬で二人とも20代の思い出にタイムスリップができて、こんな風に楽しかったのは久しぶりだった。

さて、昨日は久しぶりにすき焼きだった。朝行ったスーパーで、国産和牛が30%割引でそりゃもうそれを買ってすき焼きでしょう!と言うことで。

副菜には、旬の万願寺とうがらしを焼いて鰹節をたっぷり。サラダは昨日の鰹のタタキの端っこを角切りにして、アボカドとトマトを和えたもの。和え衣のマヨネーズにニンニクと酒盗を忍ばせ、食欲をそそる一皿になった。

すき焼きを煮た土鍋は伊賀焼。これで煮炊きをすると、なんでもふっくらする。お米を炊いてもよし、お粥も良い。なんならステーキも焼ける。すき焼きも、お肉も野菜もふっくらと煮えてとても美味しかった。

起業の話は、なんとなくニソニソとしつつ、どうしようか考え中。起業よりもまずは個人事業主として仕事をしてみるほうがハードルが低いのでは?と、アドアイスをしてくださった方もおり、可能性とアイディアをぐるぐるとめぐらせつつ、市で募集している起業や独立についてのセミナーや講座などを探しているところ。楽しくなるといいな!と思う。

続く

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