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ジャンボン・ペルシエ、チキンカレーピラフ、パプリカのローストサラダ。ダルトン・トロンボという脚本家。

夫が出張でいない間に、色々と作ったものを、昨夜たくさん出して夕飯にした。

まず、自家製ジャンボンで作った、ジャンボン・ペルシエ。ハムとパセリのゼリー寄せ。ジャンボンは、ハム。豚肩ロースに塩麹とハーブをまぶして一夜おき、その後じっくり低温で茹でて作る。それを細かく切ったものと玉ねぎを炒めて、パセリと共にゼリー寄せにする。ディジョンマスタードといただくのだが、これがいかにも「ビストロ!」の味。白ワインにぴったりだ。前に作っておいた、プチシューを添えて。このチーズとサラミが入ったプチシューは本当に優秀で、冷凍しておけるのがまず偉いし、香ばしくて、塩味がちょうど良くて、食欲をそそる。シャンパンにも合うだろうな。

それから、チキンカレーピラフ。ジャンボンもこれも三國清三さんのレシピだが、ピラフはフレンチというより、日本の洋食。三國さんが帝国ホテルの有名シェフ、村上氏に師事していた頃に教わった名物レシピだそうだ。ちょうど前に作ったバターライスを冷凍してあったので、簡単に作ることができた。最後に少し、醤油で味を整えるあたりが和のレシピだ。カレーがふんわり香って、チキンも食べ応えがあってとてもおいしかった。

パプリカのサラダは、自己流。昔イタリアのトスカーナ地方のトラットリアに行った時に、前菜の盛り合わせで出てきていたっけ。パプリカを皮を真っ黒になるまで焼いて、剥く。あとは切ってオリーブオイルとバルサミコ酢、塩胡椒漬け込む。今回はそれにモッツァレラチーズを加えてボリュームを出してみた。パプリカが甘くておいしかった!

昨日ホームページ作成の準備作業をしつつ、横目で見ていたBSの映画。「トロンボーハリウッドに最も嫌われた男ー」が、とても面白かった。アメリカの第二次対戦後、冷戦が始まって赤狩りが吹き荒れたころの話。ダルトン・トロンボという脚本家が「ローマの休日」「黒い牡牛」「ジョニーは戦場へ行った」などの「超」有名作品の脚本家だとは知らなかった。思想弾圧、実態のない「世論」の恐ろしさ、家族の苦労とともに、モーツァルトか?というほとの脚本家としての才能と、自分でそれを操る「うまさ」と。

出演の役者さんもみんなとても良かった。初老のダイアン・レインが素敵だったな!

「いじめ」というのは、いつの世にもあって、それが大人だろうが子どもだろうが、人間の性なのかな、とも思ってしまった。自分が「優位」だと思うと、そうではない側の人を徹底的にいじめる。もはや理由はどこかへ行ってしまっている。いじめのせいで失業する人もいれば、なかには亡くなる人も。でもいじめている方は知りもしないし気にもかけない。ダルトンはそれに全力で争って生き抜いたんだろうな。才能があったとはいえ、お酒とタバコとアフェタミンでなんとか正気を保っていた。

さて。今日は近所の小学校へ、ボランティアとして家庭科の授業のアシスタントをしに行く。ボランティアなんて、やったことがあっただろうか?というか、流産した子どもが生まれていたら、ちょうど今日行く小学校で、今日面倒を見る六年生だったのかと思うと、ちょっと泣けてくる。そんなに辛いわけではないけれど、ちょっと感傷に浸ってしまう。

続く



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