Excelの便利関数20選とその使い方

Excelはデータ管理や分析において非常に強力なツールです。以下に、具体的な使い方と共に便利なExcel関数20選をご紹介します。

1. SUM（合計）

使用方法: =SUM(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルの数値の合計を計算します。例えば、A1からA10のセルにそれぞれ1から10の数値が入っている場合、結果は55になります。

2. AVERAGE（平均）

使用方法: =AVERAGE(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルの数値の平均値を求めます。例えば、これらのセルに1から10の数値が入っている場合、結果は5.5になります。

3. COUNT（数値の個数）

使用方法: =COUNT(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルのうち、数値が入力されているセルの個数をカウントします。例えば、数値が入力されているセルが7つであれば、結果は7になります。

4. COUNTA（空白でないセルの個数）

使用方法: =COUNTA(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルのうち、空白でないセルの個数をカウントします。例えば、文字列や数値が入力されているセルが8つであれば、結果は8になります。

5. MAX（最大値）

使用方法: =MAX(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルのうち、最大値を返します。例えば、これらのセルに1から10の数値が入っている場合、結果は10になります。

6. MIN（最小値）

使用方法: =MIN(A1:A10) 説明: A1からA10までのセルのうち、最小値を返します。例えば、これらのセルに1から10の数値が入っている場合、結果は1になります。

7. IF（条件分岐）

使用方法: =IF(A1>10, "大", "小") 説明: A1の値が10より大きい場合に「大」を、それ以外の場合に「小」を返します。例えば、A1が12であれば結果は「大」、A1が8であれば結果は「小」になります。

8. VLOOKUP（縦方向の検索）

使用方法: =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE) 説明: 範囲の1列目で検索値を探し、同じ行の指定した列番号から値を返します。例えば、範囲A1:B10の1列目に「100」があり、2列目に「商品A」がある場合、=VLOOKUP(100, A1:B10, 2, FALSE)は「商品A」を返します。

9. HLOOKUP（横方向の検索）

使用方法: =HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, FALSE) 説明: 範囲の1行目で検索値を探し、同じ列の指定した行番号から値を返します。例えば、範囲A1:J2の1行目に「101」があり、2行目に「アイテムB」がある場合、=HLOOKUP(101, A1:J2, 2, FALSE)は「アイテムB」を返します。

10. MATCH（位置の検索）

使用方法: =MATCH(検索値, 検索範囲, 0) 説明: 検索範囲内で検索値の位置（インデックス）を返します。例えば、範囲A1:A5に「a」「b」「c」「d」「e」がある場合、=MATCH("c", A1:A5, 0)は3を返します。

11. INDEX（位置指定で値を返す）

使用方法: =INDEX(範囲, 行番号, 列番号) 説明: 範囲内で、指定した行番号と列番号に基づいて値を返します。例えば、範囲A1:B5にデータがあり、=INDEX(A1:B5, 2, 1)は2行1列目の値を返します。

12. LEN（文字数のカウント）

使用方法: =LEN(テキスト) 説明: 指定した文字列の文字数を返します。例えば、=LEN("Excel")は5を返します。

13. CONCATENATE（文字列の結合）

使用方法: =CONCATENATE(A1, " ", B1) 説明: 複数の文字列を結合して1つの文字列にします。例えば、A1に「Hello」、B1に「World」がある場合、=CONCATENATE(A1, " ", B1)は「Hello World」を返します。

14. LEFT（左から文字を抽出）

使用方法: =LEFT(テキスト, 文字数) 説明: 文字列の左から指定した文字数分の文字を抽出します。例えば、=LEFT("Excel", 2)は「Ex」を返します。

15. RIGHT（右から文字を抽出）

使用方法: =RIGHT(テキスト, 文字数) 説明: 文字列の右から指定した文字数分の文字を抽出します。例えば、=RIGHT("Excel", 3)は「cel」を返します。

16. MID（指定位置から文字を抽出）

使用方法: =MID(テキスト, 開始位置, 文字数) 説明: 文字列の指定した位置から指定した文字数分を抽出します。例えば、=MID("Excel", 2, 3)は「xce」を返します。

17. TRIM（空白の削除）

使用方法: =TRIM(テキスト) 説明: 指定した文字列から余分な空白を削除します。例えば、=TRIM(" Excel ")は「Excel」を返します。

18. ROUND（四捨五入）

使用方法: =ROUND(数値, 桁数) 説明: 指定した数値を指定した桁数に四捨五入します。例えば、=ROUND(123.456, 2)は123.46を返します。

19. NOW（現在の日付と時刻）

使用方法: =NOW() 説明: 現在の日付と時刻を返します。例えば、現在が2024年6月19日12:00の場合、「2024/06/19 12:00:00」を返します。

20. TODAY（今日の日付）

使用方法: =TODAY() 説明: 今日の日付を返します。例えば、今日が2024年6月19日であれば、「2024/06/19」を返します。

これらの関数をうまく使うことで、Excelでの作業効率が大幅に向上します。データ分析や管理業務において、ぜひお役立てください。

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