ドラマみたいな不倫話⑧

ある日、私は電車の中で偶然、大学時代の友人と再会しました。
彼は結婚していましたが、私は独身でした。
久しぶりに会った私たちは、すぐに昔話に花を咲かせました。
彼は仕事で成功しているようで、とても充実しているようでした。
結婚生活についても聞きました。
妻とは仲良くやっていると言っていましたが、どこか物足りない様子でした。

私たちはその後も連絡を取り合い、何度か食事をするようになりました。
彼は、妻にはない私の自由な生き方に惹かれているようでした。
私も、彼の優しさや誠実さに惹かれていました。

ある日、妻と離婚を考えていると言いました。
妻との間に愛情がなくなってしまったと言いました。
彼の話を聞いて、とても複雑な気持ちになりました。
彼は、私と一緒になりたいと言いました。

私は、一緒になりたい気持ちもありましたが、彼の妻のことを考えると、踏み出すことができませんでした。
もう少し時間をかけて考えようと言いました。
彼は、私の答えを受け入れてくれました。

数ヶ月後

妻と離婚することが決まったと彼から話があり、同時にプロポーズされました。
私はとても嬉しく、結婚することを決意しました。周囲の反対はありましたが、私達はとても幸せでした。

しかし、私たちの幸せは長くは続かなかったのです。
彼の元妻が付きまとうようになったのです。
最初は無言電話から始まり、駐車中の車への傷つけや、落書き、自宅マンションにも落書きされました。
その度に、警察へは相談しましたが、証拠もなく、満足に対応してくれませんでした。

彼や私の職場関係にも、嘘まみれの怪文書やFAXがあり、そのせいで私は職場を変えることとなりました。
自営業の彼の場合はもっと深刻で、売り上げがかなり落ちてきました。
私たちは、離婚を考えるようになりました。
とてもとても辛かったですが、仕方ありません。
離婚後、嫌がらせはピタッとやみ、彼の事業も順調に大きくなっているようです。
定期的に連絡は取り合っており、たまに会ったりと関係は良好です。
今度はどこか遠くの街で結婚したいと話してます。
これが私の経験した不倫話です。