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おつまみを求めて、徘”貝”。

8:00 起床。身支度をさっさと済ませ、10:00からのバイト先へ向かう。

14:00 退勤。朝、ウイダーインゼリーとベビーチーズしか食べておらず、空腹に耐えかねたので、行きつけのラーメン屋でテイクアウトを注文。

その後、今夜は両親が野球観戦に行くと言っていたことを思い出し、夕食の分をコンビニで購入。このタイミングで、貝を使ったおつまみを突然作りたくなる。

16:00前、なんやかんやでこの時間に帰宅。一旦、身体の汗を流し、ラーメンを平らげる。そして、おつまみ用の貝を探す旅に出る。この時17:00過ぎ。

ちなみに目当ては白バイ貝(うま煮)か、ながらみ(塩茹で)

17:30 ダイチャリ(レンタサイクル)を使って、近くの生鮮市場へ向かう。近所の中では、魚の品ぞろえが一番強いところなので、早くも目的達成を夢見て、入店。

味付けや量はどうしようか、帰りに日本酒も買うかなどと妄想しながら鮮魚コーナーへ向かう。睨んでいた通り、魚の品ぞろえは間違いない。様々な種類の魚のもとに、主婦や家族連れがごった返している。

しかし、俺の目当ては他でもない、貝である。貝をワンパック買うためだけに長蛇の列を縫って鮮魚コーナーをうろつく。なかなか貝が見つからず、順番待ちをしている人たちの前を横切る鬱陶しいムーブを繰り返す。

数十秒うろつき、ようやく見つけた貝コーナーに、俺は愕然とした。

あさりとしじみと牡蠣しかない。

これは、俺の目測が誤っていたのだろうか。当初想像していた生鮮市場の鮮魚コーナーには、白バイ貝やながらみはなくとも、ハマグリだとか、もっと言えばほっき貝やサザエがあると思っていたのだ。

現実の厳しさを知った俺は、生鮮市場を後にした。そういえば、生鮮市場に来て何も買わずに出ていく人っているのだろうか?だいたいみんな買いたいものが決まっていて、それがある前提で来ているはずだ。

次の市場を検索するも、近場は営業終了、営業中でも3km近く自転車を漕がなければならない。さすがに、3km自転車を飛ばして目当てのものがなかったら確実に発狂してしまうので、一応スーパーに寄って帰ることにした。

生鮮市場から家まで帰る間に、大型スーパーは2つ。わずかな希望に賭ける。

1店目。あさりとしじみだけ。

2店目に着く前に見つけた小型スーパー(まいばすけっととか、アコレとか)。当然なし。分かりきってはいたけど仕方ない。そういえば、このような小型スーパーに来て何も買わずに出ていく人っているのだろうか?こころなしか、店員さんに怪訝そうな目で見られた気がする。万引きでも疑われたのだろうか。確かに、貝だけを求めて走り回る姿は不審者そのものである。

2店目。我らが西友(、の前に、隣にある業務スーパー。案外、こういう所にあったりするんだよなと思い入店するも、そもそも鮮魚コーナーがなかった。)に到着。やっぱり西友。手前の肉コーナーの広さが違いすぎるのを見て、期待が高まる。目当ての鮮魚コーナー。生鮮市場に負けず劣らずの広さと、そこそこの品ぞろえ。この広さなら、端の方にながらみがあるのではないか?

結果。あさりとしじみとホンビノス貝だけ。(ちょっと種類増えた)


もう、ショックすら受けなかった。結局、18:30に家に着くまでにレンタサイクル代280円を失い、多少の磯臭さだけを得るにとどまった。


いつもより長めにシャワーを浴び、いつもより無駄に大きな音でラジオを聞く、ふがいない夜となりました。

意外と、貝って売ってないものなんですね。いつか必ず、調理後のおつまみと日本酒をセットにしてリベンジ投稿します。


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