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リクルーティングアドバイザー(RA)が大切にしなければならないこと

はじめに

人材紹介事業を行う上で重要な仕事の一つが、企業との連携を行うリクルーティングアドバイザーです。人材紹介経験者の転職市場での市場価値においてもRA>CAという開きがあることから、RAという仕事は欠かせないものとなっています。成約になった際には、企業側からのみ紹介料をいただくというビジネスモデルである以上、RAは重要な仕事です。それではどんなことに気をつけて業務を遂行していけば良いのか、解説していこうと思います。

新規営業

リクルーティングアドバイザーの最初の仕事は新規営業です。いまだに大手人材紹介会社でも行われていたりしますが、採用枠は時期によって変わってくるため紹介先が枯渇しないように、テレアポをしている会社も少なくはありません。特に人材紹介事業を始めたてのときには、リファラルやテレアポ、広告や代理店など様々な手を尽くして紹介先を開拓する必要があります。個人的にですが、メンバーが自分一人の場合は、クライアントは5社で充分、多くても10社を超えると捌ききれなくなります。よく間違えがちな悪手としては、何百社と紹介先があるアライアンスを売りにした人材紹介と契約して營業をクリアしたと思いこんでしまうことです。アライアンスを売りにした紹介会社は業務委託契約で、少なくとも紹介料の半分を回収してきます。そのため、紹介が成功しても利益が残らない構図が最初から出来上がってしまっています。出来るだけ直で契約するために営業を頑張りましょう。

ヒアリングと契約

いざ人材紹介をすることが可能になったらRAとして紹介するに足る、クライアントの企業情報やポジションに関する情報を出来るだけ引き出すフェーズに移ります。この際に重点を置くと良いのは、候補者の立場に立って何が知れるとその企業に応募しようと思えるか、逆に何がわからないと応募を躊躇うかを考えながらヒアリングすることです。特に候補者が気になるのは、給与や働き方など条件面と会社の成長性やその仕事をすることで何が得られるかというキャリアパスに関することです。最近ではワークライフバランスを保ちながら新しい仕事にチャレンジする機会が増えてきたため、この両方を満たせる企業や仕事を探す候補者も少なくありません。どうやったら候補者に興味を持ってもらえるか、考えながらヒアリングを行いましょう。

また、契約の際にはきちんとエビデンスを取るようにしましょう。契約内容をうやむやにして紹介を進めた結果、紹介料を払うという時点で揉めたりするケースを何度も見てきました。契約を結ばないと紹介を始めないという厳格なルールを敷いてる紹介会社もありますが、会社によっては内定直前にならないと契約書を巻かないというところもあるため、そこはフレキシブルでも良いかと思います。ただ、特にすでに候補者を紹介し始めている時には出来るだけ早く契約を進めることが、候補者にとっての一番良い選択です。

転職エージェント×〇〇の勝ち筋を作る


人材紹介会社が生き残るためには専門性を作り、それを磨いていくことが求められます。その粒度が高ければ高いほど、そしてニッチであればニッチであるほど、他社と差別化し生存確率が高まってきます。その第一歩として、当たり前のことですが、転職におけるプロフェッショナルとなってください。転職エージェントを長く続けていると、エージェント視点からの転職市場については詳しいが、それが全てだと思い込んでしまう人がいます。そうではなく、常に俯瞰した立場から、そしてそれと同時に転職エージェントの視点からは市場はこうだという二軸の考えが持てるとより良いでしょう。

〇〇に当たる部分は何でも良いです。コンサル業界でもいいですし、ベンチャー企業でも良いですし、ニーズを見つけ出して該当する部分と自分の強みが掛け合わさるポイントを見つけましょう。最近のトレンドでは業界×職種でカットする人材紹介会社が目立ちます

終わりに

勝ち続けるリクルーティングアドバイザーは、自分が強みに思っている領域に対する自分のアウトプットに自信を持っています。信念を持ち、企業に対して自信を持って紹介できるよう自分を磨き続けましょう。

株式会社AGENT SUCCESSとは:
人材紹介事業の立ち上げ及びコンサルティングを行う人材会社です。
業界の経験を活かし、本質的で社会貢献性のある人材紹介を実現するためのお手伝いをさせていただきます。また、業界の負を解消し、企業・候補者・人材紹介それぞれにメリットのあるサステナブルな紹介方法を採用しておりますので、ご興味ある企業様および人材紹介会社様はお気軽にお声がけしてください。

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