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今さら聞けない?Web面接の諸注意◆よくあるQ&A◆心配解消へのポイント

企業の選考には少しずつ慣れてきましたか?面接は何度経験しても、緊張します。中でもWeb面接は、ネットを介してのコミュニケーションで、若干のタイムラグが生じたり、映像が乱れたりといったトラブルが生じることもあります。なるべくは、事前の準備で回避していきたいですね。

今回は、Web面接の参加時にチェックしておくべきポイントをまとめました。よくある質問Q&Aも後半に用意していますのでぜひご覧ください。

1.自分も企業も安心!事前のマストチェック

企業側も、Web面接でのトラブルを想定はしているはずですが「(話が)聞き取りにくい」「よく途切れる」といった状態が続くと、面接官はあなたに準備力の側面でネガティブな印象を抱きかねません。相手への印象にも関わることから、次の4つはマストチェックです。

|ネット環境が安定した場所から接続

面接中に周囲のざわつきがあると、自分も面接官もどうしても気が散漫になってしまいます。また、カフェなどの公衆Wi-Fiは不安定なので、途切れる心配のないWi-Fi環境や有線LANケーブルがある場所で面接を行いましょう。

|背景の写り込みを意識する

自分の部屋で面接をする際は、ポスターや装飾品が目立たない場所で行いましょう。シンプルな壁やカーテンを背景にすると良いです。カフェや大学では周りの人の動きも映りこまないように、出来るだけ自宅で面接した方がよいでしょう。

|  緊急連絡先を把握しておく

面接の開始時間になっても正常にツールが動作しないことや、途中で何らかのトラブルで面接が中断されてしまうこともあります。不測の事態に備え、緊急時の連絡方法をあらかじめ確認しておきましょう。

|  アカウントを自分で用意する

Web面接のスタイルは、Skype、FaceTime、Whereby、Zoomなど、ツールを介して行う形式が一般的です。企業がどのツールを導入しているか、事前に聞いて把握しておけるとよいですね。アプリやソフトをダウンロードし、IDを取得して一度アクセスするなど、接続の可否を確かめておきましょう。

2.本番前をシミュレーションして最終確認!

マストチェックでもう安心……ではなく直前準備では、トラブルがひとつ起きただけで、予定時間が一気に迫ってしまうなんてことも。時間に余裕をもって臨めるよう、本番の数時間前をシミュレーションしましょう。

|身なり・服装は整えた?

Web面接でも、面接官はカメラ越しに服装を認識できますので、カメラに映らない部分の服装も含めてマナーに則った服装で臨みましょう。対面の面接時と同様の格好ができれば、問題ありません。

|Web面接に使用する端末は?

PCを使用する場合ではカメラを顔の高さに合わせ、スマホやタブレットを使用する場合は、手持ちではなく固定でセットしましょう。顔の角度を5度上から撮影すると、目がハッキリし顎がシャープに映りますよ。

|画面・映像の見え方は?

端末を固定したら映してみて、顔が明るくあるいは暗くなりすぎていないかも要確認です。顔の正面斜め上から、柔らかい光を当てるとよく映ります。照明次第で、パッと明るい第一印象を面接官に持たせることもできます。

|バッテリーはばっちり?

途中で電源切れを防ぐため、面接前から充電器に接続して十分に充電しておきましょう。

3.面接時のコミュニケーションもおさらい

ここまでシュミレーションができたら、準備も万端!心を落ち着かせられるように、面接時のコミュニケーションの基本もおさらいしておきます。

|事前に準備ができた旨を、終了後には感謝を伝える

開始の時刻になったら、企業の呼びかけを待つうちにメッセージ等で、自分がスタンバイ・準備できていることを伝えられる心配りはグッドです。また
面接終了時・退出前には時間を割いてもらったことに対して「お時間をいただき、ありがとうございました」と一言、お礼の気持ちを伝えましょう。

|焦らず間を置いて話す

冒頭で紹介しましたが、ビデオ通話にタイムラグは付き物です。相手に質問を投げかけられてから、間を置かずに話すとせっかちな印象を与えかねません。ゆっくりめに話すことを心がけましょう。

|声の大きさは普段より少し大きめに

Web面接では、接続上の問題で聞こえづらいこともまれにあります。声のボリュームは少し大きめに、一語一語をはっきりと、普段よりワントーン上げて発声することを意識してみましょう。

|視線はカメラのレンズとその向こうへ

手元の資料やメモを凝視して話すのはNGですし、画面に映った相手の「目」を見て離すのも、相手からは目線が下がっているように見えてしまいます。「目は口ほどにものを言う」といった言葉の通り、カメラのレンズを面接官の「目」だと思って話せると、より思いが伝わりやすくなります。

|表情も最後まで気を抜かずにキープ

質問と最後の挨拶が終わっても、まだ面接官にあなたの顔が見えている間は「選考」です。面接終了で退出し、画面が消えるまでスマイルを忘れずに。

4.Web面接に関するモヤモヤは解消!

「Web面接でこれはやってもいい?」「どんな対応がNG?」など、小さな疑問や不安を、最後によくある疑問とその解消法として紹介します。

Q.会話を聞き取りにくいのが心配、イヤホンマイクを使ってもいい?

A.イヤホンマイクを使うと、相手の声がしっかりと聞こえ、自分の声も届きやすいので使用推奨です。

Q.自宅以外でWeb面接を受けても大丈夫?

何らかの理由で、自宅でWeb面接を受けるのが難しい場合もあるでしょう。企業から特に指定がなければ、自宅以外でWeb面接を受けても大丈夫です。とはいえ、公園やカフェなど、人の行き来や騒音が気になる場所は避けましょう。音がしっかり遮断されているネットカフェの個室はおすすめです。

Q.Web面接はスマートフォン(スマホ)でもOK?

Web面接は、スマートフォンやタブレット端末で受けてもOKです。ただし、手に持ったままではカメラが揺れて視線もぶれやすいので、おすすめは決してできません。スマートフォンを使用する際は、きちんと固定できる環境を作り、両手はフリーにしておくことが大前提です。

おわりに

Web面接といっても、マナーは対面の面接と重なる部分も多いですね。コロナ禍以降でWeb説明会・選考を導入し、企業と就活生が出会うきっかけは以前よりも増えました。

Web上・オンライン時に受け取る情報に留めず、視野を広げた就活をしていく必要性は増すばかりです。そんな時代だからこそ、就活における情報ソース・相談先は早めに広げておいてもよいかもしれません。

「今さらになって相談できない」という局面で迷う前に、Web面談でアドバイザーに遠慮なくお話ししてみませんか。キャリアコンサルタントの有資格者であるスタッフが、あなたがこれからのキャリアを描けるよう、現在地にスポットを当てて一緒に未来を考えます。