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まだまだ働ける!シニア層の求人が増える理由

◆少子高齢化社会でシニア層の需要UP!?

 みなさんは何歳まで働きたいと考えていますか?定年するまで、働けるだけずっと、など人によって様々だと思います。日本の少子高齢化はどんどん進み、総務省の令和2年版高齢社会白書によると、65歳以上の人口は3000万人を超え、総人口に占める割合が28.4%となりました。2055年には高齢率(65歳以上人口割合)は38%にもなると予想されており、日本の労働力が不足し続ける中で、65歳以上の働けるアクティブシニア層はとても注目されています。今回はそんなシニア層の需要についてお話したいと思います。

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出典:令和2年版高齢社会白書

そもそもなぜ65歳以上の世代で働いている人が少なかったのでしょうか。「エンジニアのためのキャリア応援マガジン」調べによると、定年迎えたためという理由のほかに、「有期雇用の契約を延長してくれなかった」や「職場に高齢者を雇い入れる風土がなかった」という理由が見受けられました。
 しかしその一方「あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか?」という質問には、現在仕事をしている高齢者の約4割が「働けるうちはいつまでも」と回答したそうです。「70歳くらいまでもしくはそれ以上」の回答とあわせると、約8割が高齢期でも仕事をしていきたいと考えていることが分かります。人生100年時代と言われている今では当たり前の希望だと言えますね!

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◆実は65歳以上の就業者数は増加傾向

あまりメジャーではないように思えたシニア層の労働ですが、実は近年、65歳以上の就業者数は増加傾向にあります。理由はさきほど述べたように少子高齢化による若い労働力の減少にともない、シニア層を採用する企業が増えているからです。また現在は新型コロナウィルスの影響で、多くの中小企業は新入社員を教育できる余裕がありません。そのためしばらくはキャリアのあるミドル層の次にシニア層に需要があるでしょう。就業先を業種別に見てみると2019年は、卸売業・小売業が126万人で最多であり、農業・林業が108万人、サービス業が103万人、製造業が94万人と続いています。

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出典:日本経済新聞

◆シニア層が働く理由

シニア層と一口に言っても働き方は様々です。これまで培ったスキルを活かしてバリバリ働くキャリアタイプや、健康や生活習慣を保つために働く生活習慣タイプ、ある程度お金を稼ぐために働くアルバイトタイプなど人によって理由はたくさんあるでしょう。

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出典:PRTimes

◆実際のシニア層の年収はどのくらい?

 ここで60歳前後の平均年収はどの程度になっているのかを確認しましょう。全体の平均年収で見ると
50歳:570万円
55歳:645万円
59歳:740万円

と50代の間は上昇を続けます。しかし60歳を超えると逆にどんどん減少していくのです。

60歳:690万円
61歳:555万円
65歳:575万円

そのため、60歳はその後の働き方を考える分岐点と見ておいて良いでしょう。

 シニア層でまだまだ働きたい方は、自分が求めている条件を整理して、どのような生活をしていきたいかを考えたうえで求人を探すといいでしょう。今働いているミドル層の方も何歳まで働きたいか、どんな働き方をしたいか1度キャリアプランを考え直してみるとよいかもしれません。
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