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不毛な贈り物の話

プレゼントを探すのが好きです。
(選ぶ、というより探す、というのがしっくりくる)

好きなんだけども、
探すのにこだわる相手は
たいていあんまり好きではない人だったり、
あんまり関わりたくない人だったり、
だなぁということに気がついた。
気がついてしまった。


相手の気に入るものをあげたいという、
相手のことを思ってというよりは


「なんだこんなものと思われたくない」
「センスいいなあと思われたい」


という、とても自分本位なものだということに気がついてしまった。


好きじゃない人ほど、よく思われたいということなんだろうか。


それは無理がある事なんだよなぁ。


わたしがあなたと
あんまりお近づきになりたくないのに
あなたにはよく思われたいだなんて。
(しかもほどよくいい感じに)

相手は自分のかがみだという事は
わかってるつもり。



そして、たまに
「こんなに悩んだのに」
「もっと喜ばないのかな」
「ラッピングも自分でしたんだぜ?」
なんて思うことがある。


なんて不毛なんだろうか。


勝手にこだわって
勝手に選んで
勝手に時間かけて

勝手に不満をうむなんて


不毛すぎる。



(なお、そんな付き合いはやめてしまえ。
という意見は、
何度も脳内会議の議題には
あがっていますが、
結論は先延ばしとなっております)


このように、
結果的に不毛になることもあるが、
探す作業は楽しくもあり、
ちょっとした良いものがみつかると
なんというか、ささやかなハイがあり
まぁわるくない
ってのも事実で。

がっかりすること(があったら)だけ、
そこだけ切り取って、どこかへポイとして、
あげた時点でわたしのミッションはおしまい、
みたいに考えたら
楽しみだけの出来ごとに変換
できる、、のかな?


あああやっぱり自分のことしか
考えてないな。

ごめんね。
そのプレゼント
あなたのためじゃなくて
わたしのためのものでした。



気が向いたらまた会議してみます。

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