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刺しゅうする〜縫った作品を額に入れる〜

 梅雨のはずですが、真夏の様な猛暑になっていますね。

今週は異常なほど暑い日が多いため、熱中症への対策が必須になりそうです。

 水不足が心配になってきましたが、自身のやれる事を進めていこうと思います。

先週刺しゅうした作品を洗う話しをしましたが、今回はその作品を額に入れて飾った様子を紹介します。



刺しゅう作品を額に入れるには

 完成した刺しゅうキットの作品は、額に入れて家に飾ることにしました。

百均にいい大きさの額が売ってたため、今回はこちらに入れていきます。

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 額にはめる際には表面の板は使わず、生地の裏に入れて台紙代わりにしました。

作品の前に表面の板をつけてしまうと、糸がつぶれて印象が変わってしまうからです。

 また額に挟むだけだと布がずれやすく、表面が膨らんでシワもできやすくなってしまいます。

刺しゅうした作品を額に入れる際は、裏側から布の端を引っ張って表面を平らにするのです。

 次の項目からは、実際の様子をまとめてみました。



①図案の位置を決める

 最初に額のサイズに合わせて、図案の位置を決めていきます。

下に台紙と表向きにした布を置いて、その上から額を乗せて図案の位置を調整しました。

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 こちらはキットで購入した物なので、図案は布の真ん中にくるよう配置されています。

しかし図案のデザイン的に右側に偏ったりしているため、額に合うように微調整が必要です。



②余分な布を切り取る

 図案の位置が決まったら、余分な布を切り取る作業を行います。

額に対して布が大きいため、台紙の外側に布が大幅に余っている状態だったからです。

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固定する分の幅は必要ですが、多すぎるとかさばるため、端の余分な布は取り除きました。

 まずは台紙の位置を忘れないように、チャコペン(布に印をつける道具)で目印をつけます。 

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折って幅を確認したところ、布と台紙の中間ほどの余白があれば縫えそうです。

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折れ目はできていますが、チャコペンで印をつけてからハサミで裁断さいだんしました。

※今回は測って印をつけましたが、周りをざっくり切り落としてしまっても構いません。

 ちなみに裏側から縫う際は四隅に布が集まってしまうので、角は大目に切り落としておきます。

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③布の周りを縫って、糸で固定する

 布の端を囲んで縫い、表面が平らになるように裏側で固定していきます。

 最初に縫い糸で、布の端を並縫いなみぬい(縫い物をする際の基本的な縫い方)していきました。

(今回は、糸を2本どりしています)

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 端を1周縫えたら内側に台紙を入れ、糸を引きながら布を絞っていきます。

縫いはじめの部分から少しづつ糸を引くと、偏らずに布を絞れました。

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 裏側で糸を交差させるように縫って、布を固定していきます。

四隅以外の部分を縫っていくと、表面が平らになりやすいです。

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※この台紙は薄かったので、力を入れすぎると曲がってしまいました。
(安定させるのに、厚紙を入れた方がよかったかもしれません)



④額に作品を入れて、裏板で留める

 裏側を縫って作品を固定できたら、額に入れて裏板で留めると完成です。 

<表側>

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<裏側>

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 今回は壁にかけて飾るため、追加で壁掛け用の留め具も取りつけました。

(壁掛け用の金具も、百均で売ってます)



⑤完成した作品を飾る

 もともと置いてあったインテリアと一緒に、完成した作品を玄関に飾りました。

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置いてあるインテリアが多いので、作品を入れる額は他に加工せず、そのまま使用しています。

しかし作品によっては、額を塗装してみたり、周りを装飾してみたりと雰囲気を変えるのも楽しそうですね。


 今回額に入れた方法は、刺しゅう作家のannas(アンナス)さんの動画を参考にさせていただきました。



まとめ

 今回は刺しゅう作品を、額に入れた様子をお届けしてきました。

 刺しゅうをはじめた春から、ようやく今回の作品を飾ることが出来てホッとしています。

 また刺しゅう関係の記事が増えてきましたので、マガジンを作ってまとめてみました。

今後も刺しゅうを楽しむ様子を紹介する予定ですので、これからもよろしくお願いします。

 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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