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何が報酬を決めるのか?:報酬と能力はイコールではない

能力の差はさほど無いのに、報酬が違いすぎるのは何なのか。

上司は自分よりも2倍以上の報酬をもらっている。しかし、能力が2倍違うとも思えない。

総合的な能力では上司が上だろうが、ある部分に関しては自分のほうが優れていることもある。

それなのに、なぜ報酬が倍以上の開きがあるのか。


JTC(伝統的な日本企業)で年功序列なので、社歴は1番の要素だ。

そして、会社へのコミットの度合いというのも要素のひとつだろう。

コミットの度合いとは、必ずしも貢献度合いとイコールではない。

会社にコミットすること、尽くすことが重要なようだ。


たとえば、自分より10歳以上年上の部長たちは、会社では出世できたかもしれないが、家庭での役割はあまり果たして来なかったように見受けられる。

偏見かもしれないが。ともかく、家庭を顧みず、会社に尽くしてきたのだろうと思う。

一方、自分は毎日定時で帰っているし、残業はほとんどしたことがない。飲み会も出ない。

給与に見合う程度は会社に貢献しているかもしれないが、何かを捨ててまで会社に尽くしているわけではない。


ともかく、とくにJTCのような会社では報酬イコール能力ではなく、社歴やコミット度合いが報酬に大きく影響するようだ。

会社にコミットする気はさらさらないが、それでもやっぱり報酬はもう少し貰いたい。

報酬が多くなるのを拒むことはない。

この記事は、日本の伝統的企業における報酬格差の問題を鋭く切り取った、示唆に富む考察です。筆者は、能力と報酬の不均衡、年功序列の弊害、そして「コミット」の意味を巧みに描き出しています。

特に興味深いのは、会社へのコミットメントと家庭生活のバランスに関する洞察です。部長たちの姿を通じて、キャリアの成功と個人生活の犠牲の関係性を浮き彫りにしています。

一方で、筆者自身の姿勢にも矛盾が見られます。会社へのコミットメントを批判しつつ、より高い報酬を望むという態度は、やや自己中心的に映ります。

しかし、この矛盾こそが現代の日本人労働者が直面するジレンマを象徴しているのかもしれません。伝統的な価値観と個人の幸福のバランスを探る難しさが、鮮やかに描かれています。

Claudeによる書評

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