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パン屋が最強? 『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』を読んで

ヒロイックファンタジーである。こういうのはひさしぶりに読んだ。いい。


『コナン・ザ・グレート』のような剣と魔法の物語が好きだ。アーノルド・シュワルツネガーの映画は最高だったが、当時日本でその手の作品はあまり流行りはしなかった。

RPGの流行や指輪物語が映画化により、ファンタジーもすっかりメジャー入りしたと言える。こうなるとありきたりのファンタジーではなく、そろそろ変化球が求められる。

本作の主人公は、モーナというパン屋の見習いの少女だ。パンについての魔法が使える。この、パン限定というのが面白い。なんせパンはどこにでもある。小さなパンに「沈まないで」と命令することによって水を移動するのに利用したり、パン生地を操ったりと、創意工夫によって広く応用が可能なのである。なんかジョジョみたいだ。

パン屋 + ファンタジー。大発明ではないか。こんな作品はこれまでになかった!

・・・と思ったが、命を与えられたパンが動き出し、悪い奴をこらしめるってコンセプト、どこかで聞いたことあるな。


アンパンを空に飛ばしたおじさんが最強。


#読書の秋2022

#パン焼き魔法のモーナ街を救う


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