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近況報告濃いめ第4回:「正しい」しかない社会は究極のディストピア社会だ

 タイトルにもあるように「正しい」しかない社会、間違いの一切ない完全無欠の完璧な社会は究極のディストピア社会である、と言っていいでしょう。


 仮に全てにおいて完璧で、カミソリの刃1枚入るスキもない正しい社会があったとしたら、そこから外れてしまう人はどうなってしまうんですか? って話ですよ。

 仮に日本がそんな完璧な社会になったら1%の120万人、0.1%でも12万人は何とか社会からつま弾きにされないために必死にしがみついて息をするので精一杯でしょう。

 なぜなら「全てにおいて完璧な非の打ち所の無い社会に適応できない人は完璧に正しくないので社会的に抹殺されて死ぬしかない」から。

「全てにおいて完璧な非の打ち所の無い社会」で暮らす、というのは「完璧な社会では市民の幸福は義務」って話ですよ。どんなディストピアSF小説だよって話になるでしょ?


 そもそも、人間ってこれっぽちも正しく無いし、矛盾だらけの生き物なんですよ。

 例えば昔、水素水ってのが流行りました。分かる人に分かるように言えば「ああっ! 水素の音~!」って奴です。

 あれは調査の結果「ただの水」であることが科学的に証明されたんですが、

 流行ってた頃は「水素水なんて飲めて健康にいいわねぇ~」と周りから言われ続けたら本当に健康になってしまうという事例すらあります。

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