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2023年7月01日の近況報告 機械はお金をかければ直るけど、人の身体はいくらお金をかけても治らない。お客様はいくら怒っても命までは取らない、でも焦りは命を取る

 タイトルはとあるツイッターで拾った言葉、記憶が正しければとある工場長の娘の発言なのだが、非常に身に染みるものだ。


 何でかというと昔、金属のプレス加工工場、工場と言ったが規模で言えば町工場(まちこうば)レベルの小さなところで働いてたから。
 一緒に働いている人の中には指が2~3本無くなってたり、指先が無くなってたりしてた人もいたんだよね。だからお金をいくらかけても潰れた指は治らないんだよ。


 他にも今働いている製缶工場の系列グループ会社では、重い荷物が倒れてきてそれに潰されて人が死んだ。っていう事件も報告されてるので
「機械はお金をかければ直るけど、人の身体はいくらお金をかけても治らない」あるいは「お客様はいくら怒っても命までは取らない、でも焦りは命を取る」って言うのはとてもよく分かる。
「お客様が怒って取引停止になった? 運がいい、まだやり直せる」のであって、納期に間に合わせようと焦って機械に指を挟まれて潰してしまったら本当に大問題になるわけで。


 というか今務めてる会社で「早く機械を動かして作業しなきゃ」って焦ってた人が「メンテナンス中につき操作禁止」の表示を無視して動かしたら、
 機械のメンテナンスをしてた人が全身挟まれて車いす生活になった。っていう事例あるので他人事ではない。
 プレス加工に比べれば幾分危険度は下がるけど、それでも工場の機械は正しく操作しないと暴走して人間の一人の命を奪うのはたやすい事なんだよ。


 特にいわゆる「ブルーカラー」の人には改めて知ってほしいけど、機械って人間の何十倍何百倍の力やスピードが出せるので
 使い方を間違ったら本当に人が死んだり指が潰れたり一生治らない致命傷を負うことだってある危険な仕事なんだよ。


 それに重大な事故って「普通に考えたら絶対にありえない」事で起こるんですよ。
 例えばさっきの車いすになった人の事故って『「メンテナンス中につき操作禁止」という表示を無視する』という、普通に考えたら絶対にあり得ない事が実際に起きたんですよ。
 だから焦りは死を招くし、相手を殺してしまう事にもなりかねません。


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