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③フラッシュバック【 発達障害克服の12枚の壁 】

《要点》

・苦しい出来事:ストレスを何度も再発
・楽しい出来事:集中力を大幅に低下

発達障害を克服するまでの苦労を振り返ります。
12枚の壁(苦難)とそれを乗り越えたエピソードを伝える講演より。

③フラッシュバック 【精神的な壁】

★苦難のハナシ「過去の記憶が脳内を占拠」

衝撃的な悪い出来事が何度もよみがえり、恐怖や悲しみに襲われる。
トラウマやフラッシュバックという症状を聞いたことがあると思います。

私は30代前半まで、フラッシュバックに悩まされていました。
「悪い出来事」だけでなく「楽しい出来事」にも。

20年前に見た面白いテレビCM、ファミコンで遊んだ思い出
学校の先生の印象的なセリフやダジャレ

こういった記憶が私の脳内の大部分を占拠していました。

悪い出来事は「ストレス・悲しみ・怒り」を何度も生み出しましたし
楽しい出来事は「思い出し笑いや集中力の低下」を生み出しました。

フラッシュバック中は
・相手の声を理解できない
・周りの人が何をしているのか把握できない
・思った通りに自分の身体が動かない 状態でした

要するに、目の前の情報が脳に入ってこない状態でした。

◎人生が動いた「創造的な活動と右脳」

障害者雇用4年目あたりから、私は習い事を始めました
英会話・スポーツジム・料理教室・ボイストレーニング
これらの多くは「右脳を使った創造的な活動」です。

一方で、障害者雇用の「軽作業」は繰り返し作業が多く、脳の同じ部位ばかり使います。
「障害者に無理をさせない」という理由ですが、ここに盲点があると私は指摘します。

発達障害を克服する鍵は「普段使わない脳を刺激すること」と言いたいです。
右脳を使った活動を続けるうちに、生活に徐々に変化が起きました。

・相手の言っていることを聞き取りやすくなった
・過去の出来事のフラッシュバックが減った
・様々な人との出会いは楽しい

それぞれの人に合った、創造的な活動を探していきましょう。

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