①体調不良【発達障害克服の12枚の壁】
《要点》
・毎日身体が重い、頭痛、不眠など
・精神科の薬を飲み続けても、改善しない
発達障害を克服するまでの苦労を振り返ります。
12枚の壁(苦難)とそれを乗り越えたエピソードを伝える講演より。
①体調不良 【身体的な壁】
★苦難のハナシ「自己治癒力を阻害したモノ」
20代前半から10年間、私は薬漬けでした。
1日3回の精神安定剤と寝る前の睡眠薬
毎日、欠かさずに飲みましたが、体調が良くなることはなかった。
薬を飲むことで症状が改善すると、ずっと思って飲み続けたのに。
ふと考えたのですが、精神科の薬は風邪薬や痛み止めの薬とは性質が違うのかもしれない。「メガネ」のような性質かも。
メガネをかけていると視力は良くなるが、外すとたちまち悪くなる。
視力回復がしたいのなら、メガネをかけ続けてはいけない。
精神科の薬を飲むことで心は落ち着くかもしれないが、やめると不安定になる。
心を回復したいのなら、薬を飲み続けてはいけない。
◎人生が動いた「ふとした勇気」
障害者雇用6年目の頃でしょうか
「薬を飲み続けると、自己治癒力が働かなくなるのでは」と仮説を立てました。
会社の福祉職は「薬を飲みなさい」と言います。
内緒で薬を飲むのをやめました。
しかし、止めることで、すぐに体調が良くなるわけではなかったです。
睡眠薬を切ると、寝つきが悪い状態になりましたし
食後の薬を切ると、気分が重い状態が続いたものです。
薬で補っていた脳内物質のセロトニンが、少なくなったからでしょう。
また、一人暮らしをしていると、自分で体調を把握する必要があります。
栄養の偏り・テレビの見すぎ・運動不足・睡眠不足など。
しかし、発達障害ゆえに自己管理が難しく、体調不良の悪循環が起きていました。
数年をかけて、体調は良くなっていきました。
今では睡眠時間は安定し、セロトニンも十分に出ています。
自分で体調を把握できています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?