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コロナ禍での出国は命がけ 6日目メイン① ドバイ冒険第二幕

2022年1月末、ドバイ国際空港にて。
コロナ禍の動揺が続く日本への帰国が近づいてきた。
飛行機は深夜3時に出発するので、それまでの約6時間は空港内で待機。

日本に帰国してからは「ホテルへの隔離」が待っている。
その前に、無事にチェックインできるだろうか?

できなかったら日本に帰れない。
楽しさよりも不安な気持ちが強まっていた。

ドバイ冒険第二幕〜幸せな未来を万博で探す
6日目メイン記事①


【6日目の記事予定】
・メイン記事:4分割
・サブ記事:1〜2記事を予定
・写真集:未定

①もうすぐ日本への帰国だ

5日目ではドバイモールを散策するために、空港内の手荷物預かりカウンターにスーツケースを預けました。

空港でチェックインする前に、これを受け取る必要があります。

第3ターミナル2階の到着ロビーにある、Left Luggageへ。

コインロッカーはどこにも無い

利用料金は現金不可で、カードで払いました。
エミレーツ航空の純正サービスだけに、支払い方法は最先端。

スーツケースが手元にあると、帰国が近い感覚になります。

19時過ぎにドバイモールを出てから何も食べていません。
しかし、夢中だとお腹が空かないのか、そのまま3階の出発ロビーに移動。

羽田空港や成田空港の国際線では、航空便ごとにチェックインカウンターが異なります。

ドバイ国際空港ではエコノミーのチェックインカウンターは6つ。
複数の航空便を同一のカウンターで扱っているということです。

コロナ禍だからか稼働していたカウンターは3つだけ。
他の3つは使用休止中でした。(全部使ってくれると楽なのに)

ちなみにビジネスクラスとファーストクラスは、専用カウンターでチェックインします。(日本ではエコノミーと同じカウンターを使いますね)

「エコノミーなんだから我慢しなさい」ということでしょう。
チケットのクラスに応じて、客を公平に扱うシステムです。

日本に帰れるか?すごく緊張した

どのカウンターもすごい行列になっていて、1時間近く待たされました。
待ち時間が長いからか、係員に怒りをぶつける人も。

いろんな国籍の人が並び、いろんな言語が聞こえてくる、日本では考えられない光景。

②緊張のチェックイン 〜帰れなかったらどうしよう?〜

当時はコロナ禍、日本への帰国に関して厳格なルールがありました。
「渡航先の病院で新型コロナの陰性証明書を取らないと帰国できない」

日本に帰国できなければ、生命の危機にもなりかねない。

在ドバイ日本国総領事館のホームページで、徹底的に準備しました。
(ほとんど日本語で書かれています)

ちょうど、日本を出国するタイミングで奇跡のような通知がありました。
以下、総領事館からのメールです。

いろんな意味で命がけの渡航でした

「帰国後の隔離が3日間に、自宅待機も7日間に短縮されます」

さて、チェックイン待ちの列は少しずつ前に進み、男性の係員が立っているカウンター前まで来ました。

本当に緊張するやり取りでした。オンラインの航空券を見せ、続いて陰性証明書のPDF。

すると担当者は日本語で書かれた紙を取り出し、英語で説明しました。
紙に貼られたQRコードにスマホでアクセス。

「厚生労働省のホームページから”新型コロナに関する質問表”に答えてください」

この質問表には「発熱を疑う体調不良はなかったか?」といった項目があったはずです。

もちろん、ここまでの自分の体調には問題ありませんでした。

それほど上手に英会話はできませんでしたが、手続きは終了。
スーツケースを預けて、最初の関門を突破。これで出国できる!

後にガーシー氏が搭乗し、成田で逮捕されたことで話題になった
エミレーツ航空EK318便 成田行き 2時55分に出発

手荷物検査はチェックインに比べれば随分と楽に感じました。
しかし、時刻はまだ21時過ぎ。翌3時まで長い夜が続きます。

③ターミナルをつなぐ鉄道

事前に空港内の情報収集で「仮眠室」なる場所を発見しました。

出発までの数時間に仮眠ができれば、だいぶ快適になりそう。
足も痛いので、なおさら寝たい。

しかし、その仮眠室は今いる建物ではなくて、もう片方の建物にあるようです。

ドバイ空港の第3ターミナルには建物が2つあり、鉄道で結ばれています。
まずはその電車に乗ろう。

横長のエレベーターで扉2つ分の幅があった

出発ロビーは3階、電車は地表を走っているので、エレベーターで降ります。

A1-A24というターミナルに移動中

コロナ禍で夜遅いこともあり、電車内に自分以外の人はほとんど見かけませんでした。

自動運転されているので運転士もいない。
夜だけに「幽霊電車に乗っている恐怖」でした。

また、座席がクッションではなくプラスチック。座るとお尻が痛かった。

④人がいないターミナル

鉄道の駅は1階にあり、免税店街は上のフロアにあるので、エレベーターで上がります。

上から巨大なエレベーターが降りてきたので、びっくりして撮影。

機体が降りてくる様子は圧巻!

免税店が並ぶフロアに到着。
それは羽田や成田よりもはるかに大きく、賑わって・・・いなかった!

自動車が飾られている、床はピカピカだ!

臨時休業しているお店はそれほど多くなかったですが、それでも人がほとんど歩いていません。日中ならもっと人がいるのかな?

↓ 1日目の成田空港の免税店の様子を参照 ↓

2022年1月の時点では「コロナ禍」がいつ終わるか、誰にも分かりませんでした。

「このターミナルも閑散とした状態がずっと続くのかな?ビジネスは崩壊しないのかな?」と考えて悲しくなったのを覚えています。

このフロアのどこかに仮眠室がある。

スマホでターミナルの地図を確認して、その場所を探しました。

【6日目の記事予定】

・メイン記事:4分割
・サブ記事:1〜2記事を予定
・写真集:未定

【ドバイ冒険第二幕 メイン記事ダイジェスト】

1日目:成田空港から出国
2日目:オールドドバイの風情ある街並みを回る
3日目:ドバイ万博1日目
4日目:ドバイ万博2日目+出国前PCR検査+ホテル移動
5日目:ドバイモールとブルジュハリファの展望台
6日目:成田空港に帰国+3日間のホテル待機

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